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キズナ産駒が大人気!大盛況に終わった第15回ブリーズアップセール
2019/4/24(水)
軽快な動きを披露した最高額落札馬の母ニシノミラクル
4月23日(火)、中山競馬場で第15回ブリーズアップセールが開催された。
今年で15回目を迎えたブリーズアップセールには、昨年より18人多い222名の購買登録馬主が参加。上場された69頭を巡り、激しい競り合いが繰り広げられた。
上場番号1番、全兄に昨年のOP・ききょうSを制したイッツクール(牡3、栗東・武英厩舎)がいる母タキオンメーカー(父アルデバラン)からいきなり値段が上がり、犬塚悠治郎氏が税抜2500万円で落札。前評判が良く、セール前の公開調教タイムで2F23.3をマークした素材にいきなり高値が付く展開に。
上場番号10番の母チョウカイクリス(父キズナ)も序盤から値段が上昇。最後は姉のクイーンS3着馬ダンツキャンサー、兄のOP馬ダンツゴウユウ(牡5、栗東・谷厩舎)を所有する山元哲二氏が税抜3400万円で激しい競り合いを制した。
こちらも軽快な動きの母チョウカイクリス
姉のダンツキャンサー、兄のダンツゴウユウに近づく活躍が期待される
キズナ産駒の人気は高く、5頭上場され、5頭全て売却。平均価格は2470万円とブリーズアップセールにしてはかなり高め。人気の高さを改めて示す形となった。
中でも15番母ニシノミラクル(父キズナ)は2F23.1、ラスト1F11.1という好時計をマークし人気必至と見られていたが、セールスタートから次第に値段が上がり、最後は税抜5000万円でハンマーが落ちた。落札したのは杉野公彦氏。セールを通じて今年の最高額となる。
最高額の5000万円で落札された母ニシノミラクル
何より父キズナ、母の父スペシャルウィークは共に日本ダービー馬という血統だけに、東京コースでの活躍が期待されそうだ。
他にも高額落札馬は相次ぎ、14番、姉に交流重賞エーデルワイス賞を勝ったフクノドリームがいる母キャニオンリリー(父キンシャサノキセキ)を田中慶治氏が税抜3500万で落札。
叔父にG1を6勝した名馬ゴールドシップがいる20番の母ミラクルフラッグを『ダイメイ』の冠名でお馴染みの宮本昇氏が税抜2800万円で落札した。
結果的に上場した69頭は全て売却され、今年で8年連続、売却率100%を記録。売上総額は税抜で8億4500万円。これは昨年より2億5000万ほど多く、ブリーズアップセール史上2番目の売上高となる。
2000万円を超えた馬は合計14頭。これも近5年で最多。いかに今年が激しい競り合いだったかが分かるだろう。新規馬主も多く参加したことで、値段が一気に上昇。「高過ぎる」という声も多く聞かれた。
【第15回ブリーズアップセール結果概要】
上場頭数:69頭(牡32頭、牝37頭)
売却頭数:69頭(牡32頭、牝37頭)
売却率:100%(牡100%、牝100%)
売却総額(税別):8億4500万円(牡4億5260万円、牝3億9240万円) 前年比:+2億4950万円
平均価格(税別):1224万6376円(牡1414万3750円、牝1060万5405円) 前年比:+348万9023円
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