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【2歳馬情報】姉は桜花賞馬!超良血ディープインパクト産駒がベールを脱ぐ!
2020/6/15(月)
梅雨が到来し道悪も増えてきた中央競馬。
今週はハープスターの孫にあたる良血馬アークライトなどがデビューするなど、多くの素質馬がターフに登場予定。見逃せない新馬戦を、厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介する。
6月20日
◆東京芝1400m
リフレイム(牝、American Pharoah×Careless Jewel、美浦・黒岩厩舎)
入念に乗り込まれ稽古も動いており、1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)はウッドで5F63秒台と、この時期の新馬としては秀逸の時計をマークした。レース番組の都合でまずは芝でデビュー。米3冠馬アメリカンファラオ産駒でダートの走りも見てみたいが、芝でも要注目だ。鞍上はデムーロ騎手
クールキャット(牝、スクリーンヒーロー×メジロトンキニーズ、美浦・奥村武厩舎)
半兄トリオンフ(重賞3勝)。CWで5F66秒台、1F12秒前半と時計は上々。1400mは短い気もするが、能力でカバーしたい。鞍上はルメール騎手。
ソングライン(牝、キズナ×ルミナスパレード、美浦・林厩舎)
母4勝。近親ロジユニヴァース(ダービー馬)、ディアドラ(日、英G1勝ち馬)。ウッドで5F67秒台を楽にマークし、古馬2勝クラスの馬に先着。坂路でも1F12秒0、12秒1と速い上りを2度出しており脚力は十分。レーン騎手を確保し、デビュー勝ちは更に近づいた。
フェミニンルック(牝、ダイワメジャー×アイムオールレディセクシー、美浦・牧厩舎)
母は北米G3を3勝。坂路53秒1-12秒7で、3歳未勝利馬に先着している。牧厩舎の牝馬で昨年同時期にデビューした馬には、ビッククインバイオ(POG期間内に2勝、重賞3着2回)がいる。まずは先輩に近づきたい。鞍上は木幡巧騎手。
◆阪神ダート1200m
レディステディゴー(牡、ダイワメジャー×レディトゥプリーズ、栗東・浅見厩舎)
全姉ナックビーナス(キーンランドC勝ち馬)。浅見厩舎のパターンで、日曜日が本追い切り。6月14日には坂路で51秒9-12秒5の好時計をマークしている。これなら初戦から好勝負になりそうだ。
◆函館芝1200m
ラピカズマ(牡、キンシャサノキセキ×レイズアンドコール、栗東・安田隆厩舎)
全兄モンドキャンノ(京王杯2歳S勝ち馬)。栗東坂路で52秒0、52秒2と早い時計を2本マークし、ある程度仕上げて函館に移動している。兄のモンドキャンノは新馬を楽勝しながら、目標の函館2歳Sは2着。兄が勝てなかったレースを勝つために、まずは初戦をあっさり勝ち上がりたい。
モンファボリ(牝、Frankel×フォエヴァーダーリング、栗東・須貝厩舎)
母は北米G2勝ち馬。フランケル産駒ということもあり、洋芝適性を見込んで早くから函館を目標に調整。目立った時計こそ出していないが、小柄な牝馬で体はすでに仕上がっており、早い時期から活躍が期待できる。鞍上は武豊騎手。
6月21日
◆東京芝1600m
アークライト(牡、ディープインパクト×ヒストリックスター、美浦・藤沢和厩舎)
姉のハープスター(桜花賞馬)が松田博厩舎に所属していたこともあり、妹たちは松田博厩舎のスタッフを引き継いだ池添学厩舎に入っていたが、この馬は突然の藤沢和厩舎。このあたりにも期待の高さが窺える。実際、牧場先から期待値の高い1頭で、この開催ではサトノレイナスに並ぶ目玉。500キロ前後と馬格もあり、見栄えは抜群。調教は坂路55秒2-12秒4。初戦向きのイメージはないが、能力で圧倒したい。鞍上はルメール騎手。
アドマイヤレビン(牡、ブラックタイド×ラリズ、美浦・加藤征厩舎)
半姉スミレ(4勝)、半兄ヒシイグアス(現3勝)。調教は、ウッドで5F66秒、終いは12秒台後半。レーン騎手が調教をつけたこともあり速めの時計が出た。レースまでにもう一段階上げていきたい。
スーパーホープ(牡、キズナ×ケンホープ、栗東・藤岡厩舎)
半姉プールヴィル(フィリーズレビュー勝ち馬)。調教は、坂路52秒9-13秒1。もう少し上りが速くなれば合格点だ。
ブリングトゥライフ(牝、ハービンジャー×アニマトゥール、美浦・手塚厩舎)
近親ダノンプログラマー(7勝)。調教は、同厩の新馬ユーバーレーベンに遅れたが、追走したもの。時計はウッド5F67秒と出ている。鞍上は戸崎騎手。
◆阪神芝1600m
シュヴァリエローズ(牡、ディープインパクト×ヴィアンローズ、栗東・ヴィアンローズ、栗東・清水久厩舎)
半兄アジュールローズ(プリンシパルS勝ち馬)。CWで5F65秒の速い時計を出し、デビュー勝ちへ前進している。鞍上は川田騎手。
ブレイブライオン(牡、ディープインパクト×フラーテイシャスミス、栗東・西村厩舎)
半兄ベストウォーリア(交流G1南部杯2勝)。坂路で一杯に追われ52秒3-12秒5で古馬2勝クラスに遅れている。再入厩後の強めの調教はこれが初めてだったので、直前の調教で更なる変身を期待したい。
アンラウフェン(牡、ルーラーシップ×アルメーリヒ、栗東・高橋康厩舎)
半姉アルメリアブルーム(5勝、愛知杯2着)。調教はCWで5F68秒台、終いは12秒台前半で締めた。追う毎に内容は良くなってきている。鞍上は浜中騎手。
◆函館芝1200m
ブルースピリット(牡、Invincible Spirit×Jasmine Blue、栗東・中内田厩舎)
坂路で速めの時計を何本も出し、CWでは終い重点に1F12秒を切る時計も出ている。函館の1200m戦なら、厩舎力で勝負になりそうなイメージだ。
◆新規入厩
ピエトラサンタ(牡、Frankel×マーゴットディド、栗東・友道厩舎)
母は英国G1勝ち馬。セレクトセール2億2680万円(税込)
ルペルカーリア(牡、モーリス×シーザリオ、栗東・友道厩舎)
母は日米GⅠ勝ち馬。半兄エピファネイア(GⅠ2勝)、サートゥルナーリア(GⅠ2勝)、リオンディーズ(朝日杯FS勝ち馬)
クロンターフ(牡、ディープインパクト×チェリーコレクト、美浦・木村厩舎)
半兄ワーケア(ホープフルS3着)
サトノスカイターフ(牡、ディープインパクト×シーヴ、栗東・池江厩舎)
半姉はケンタッキーオークス勝ち馬。
グレートマジシャン(牡、ディープインパクト×ナイトマジック、美浦・木村厩舎)
全兄フォイヤーヴェルク(平地4勝)、全姉ノチェブランカ(3勝)
ジェラルディーナ(牝、モーリス×ジェンティルドンナ、栗東・石坂正厩舎)
母はG1を7勝。
フライングバレル(牝、ロードカナロア×スピニングワイルドキャット、栗東・安田隆厩舎)
全兄ダノンスマッシュ(重賞5勝)
サトノフォーチュン(牡、ディープインパクト×フォーチュンワード、美浦・国枝厩舎)
半兄グレイトパール(重賞2勝)
ダノンジェネラル(牡、ドゥラメンテ×ペルヴィアンリリー、栗東・中内田厩舎)
半兄アドマイヤエイカン(札幌2歳S勝ち馬)。セレクトセール1億6200万円)(税込)
サンギネア(牝、エイシンフラッシュ×ローズバド、美浦・小島茂厩舎)
半兄ローズキングダム(G1を2勝)
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