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【2歳馬情報】池江厩舎の良血ディープ産駒が小倉に登場!
2020/8/17(月)
今週は札幌記念。夏競馬もクライマックスが近づいてきた。それにつれて、秋も見据える良血馬がデビューし始める。今週デビュー予定の良血馬たちを、厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介する。
8月22日
♦新潟ダート1800m
ゴールドレガシー(牡、ゴールドアリュール×ベルエアシズル、栗東・平田厩舎)
母は北米G1を2着。8月8日の新潟ダート1200m戦を除外になり、こちらへ回る。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は、CW6F81秒台の好時計で、新馬に先着している。鞍上は戸崎騎手。
♦小倉芝1200m
シュルレアリスト(牡、オルフェーヴル×アルーリングライフ、栗東・清水久厩舎)
母は4勝。おばアルーリングボイス(ファンタジーSなど重賞2勝)。調教は、3歳未勝利馬と併せて併入。余力残しで終い好時計が出ている。鞍上は川田騎手。
♦小倉ダート1700m
ゴールドジャーニー(牝、ダイワメジャー×モンヴェール、栗東・平田厩舎)
半兄ゴールドドリーム(交流含むG1を5勝)。追い切りは水準以上の時計で動いており、1週前は坂路52秒8-12秒1。気合いも乗って前進気勢も強い。上同様にこちらも活躍の場はダートか。鞍上は川田騎手。
ダノンハーロック(牡、ルーラーシップ×ブラマンジェ、栗東・音無厩舎)
近親ハヤヤッコ(レパードS勝ち馬)、ユキチャン(交流重賞3勝)。2週前のダート戦を除外。7月29日にCWで6F81秒台が出ていたように、仕上がりは進んでいる。
ベリエドール(牡、モーリス×ラルシュドール、栗東・池江厩舎)
おじベルーフ(京成杯勝ち馬)。2週連続で好時計を出しており、デビュー戦から勝ち負けを期待できる状態にある。鞍上は武豊騎手。
シーニッククルーズ(牡、ブラックタイド×クルージンミジー、栗東・武幸厩舎)
近親ジェイドハンター(北米G1を2勝)。時計は目立たないが、水準はクリアしている。鞍上は浜中騎手。
ホールシバン(牡、パイロ×サマリーズ、栗東・高橋義厩舎)
母はG1全日本2歳優駿など交流重賞2勝。余力を残しながら平均レベルの時計を出しており、まだまだ変わり身の余地もある。
8月23日
♦新潟芝1800m
バジオウ(牡、ルーラーシップ×フローレスダンサー、美浦・田中博厩舎)
祖母ダンスインザムード(桜花賞などG1を2勝)。近親ダンスインザダーク(菊花賞馬)、ダンスパートナー(オークスなどG1を2勝)。6月の東京開催デビューの予定もあったが、成長を促してじっくり調整。伸びやかな動きで血統的にも中距離タイプ。奥手の印象はあるが、ポテンシャルを高く評価されている1頭で、先々を含め楽しみな存在だ。
フィエラブラス(牡、キングカメハメハ×イタリアンレッド、美浦・手塚厩舎)
母は府中牝馬Sなど重賞3勝。半兄バレーノロッソ(3勝)。8月16日の新馬戦を除外になり、こちらへ回る。古馬になって本格化した母同様に良くなるのは先かもしれないが、秘めるモノは感じさせる。キングカメハメハ産駒らしくガッチリとした筋肉質タイプ。出走が1週延びた分乗り込みは豊富で、古馬との併せ馬でも遅れておらず、順調に来ている。鞍上は武藤騎手。
ウィンドリッパー(牡、ルーラーシップ×スピードリッパー、栗東・清水久厩舎)
母は重賞2着3回。併せ馬でシュヴァリエローズに遅れたが、相手は新潟2歳Sの有力馬。終いはかかったが大きく追走したためで、全体時計は速い。鞍上は石橋脩騎手。
ラヴドワンズ(牝、リオンディーズ×ディアマイベイビー、美浦・宮田厩舎)
おじゴスホークケン(朝日杯FS勝ち馬)。調教は坂路54秒0-12秒5を楽にマークしている。
ルドヴィクス(牡、モーリス×ピーチブローフィズ、美浦・久保田厩舎)
おじカフナ(6勝、小倉大賞典2着)、トウシンモンステラ(5勝)。8月16日の千八戦を除外。週毎に調教内容は良くなっており、除外も問題なさそうだ。
♦新潟芝1200m
ダブルスナッチ(牝、ルーラーシップ×スナッチマインド、美浦・宗像厩舎)
母は5勝、京都牝馬S3着。併せ馬では新馬に遅れてしまったが、全体時計は悪くない。鞍上は斎藤新騎手。
ピースマッチング(牡、スウェプトオーヴァーボード×アンコールピース、美浦・斎藤誠厩舎)
3代母ダイナアクトレス(重賞4勝、ジャパンC3着)、近親スクリーンヒーロー(ジャパンC勝ち馬)。8月15日のマイル戦を除外になり、こちらへ回る予定。時計は平均レベルだが、併せ馬では3歳馬を相手に併入している。
♦小倉芝1800m
ディープモンスター(牡、ディープインパクト×シスタリーラブ、栗東・池江厩舎)
全兄ダノンアレー(毎日杯3着)。2、3週前はCWで終い12秒を切る時計。1週前も全体時計は速く、良血トーセンアランに先着している。池江厩舎で昨年の小倉千八デビューといえば、後のダービー3着ヴェルトライゼンデ。先輩に続くためにも、初戦から勝ちたい。鞍上は武豊騎手。
ブラックラテ(牡、ブラックタイド×ラテアート、栗東・梅田厩舎)
母はオープン・クリスマスローズSなど2勝。1週前は川田騎手が調教をつけたこともあり終い好時計をマークし、古馬1勝クラスに先着している。
グラティトゥー(牡、エピファネイア×ペプルガーデン、栗東・橋口厩舎)
おじラトルスネーク(5勝)。CWで5F66秒、終いも12秒の好時計を出し、3頭併せで最先着している。
ゴールデンプルーフ(牝、トーセンジョーダン×リビングプルーフ、栗東・羽月厩舎)
半姉テトラドラクマ(クイーンC勝ち馬)。8月9日の坂路では51秒1と出色の時計をマークしている。
コートダルジャン(牝、ハーツクライ×カニョット、栗東・牧田厩舎)
母はアルゼンチンG1勝ち馬。調教はCWで65秒台、上りも速く、初戦から楽しみだ。鞍上は北村友一騎手。
♦札幌芝2000m
エフフォーリア(牡、エピファネイア×ケイティーズハート、美浦・鹿戸厩舎)
近親アドマイヤムーン(ジャパンCなどG1を3勝)、ヒシアマゾン(エリザベス女王杯などG1を2勝)、スリープレスナイト(スプリンターズS勝ち馬)。本馬場の時計も速く、札幌記念出走予定のトーラスジェミニに先着している。
アウトストラーダ(牡、ジャスタウェイ×フィエラメンテ、美浦・高橋文厩舎)
おばトゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯勝ち馬)、おじサイレントディール(交流含む重賞3勝)。札幌輸送後も良化しているという話で、いい形でデビューを迎えられる。一族は、芝ダート兼用のパワータイプの馬も目立ち、洋芝は合いそうだ。鞍上は池添騎手。
♦新規入厩
ジルブラス(牡、エピファネイア×ジェルミナル、美浦・栗田厩舎)
母はフェアリーS勝ち馬、桜花賞、オークスともに3着
アイリッシュベル(牝、オルフェーヴル×ベルアリュールⅡ、栗東・斉藤崇厩舎)
半姉アドマイヤリード(ヴィクトリアマイル勝ち馬)
クローヴィス(牡、ハーツクライ×リリサイド、栗東・矢作厩舎)
全姉リスグラシュー(有馬記念などG1を4勝)
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