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【2歳馬情報】兄にG1馬が3頭!珠玉の良血馬が待望のデビュー!
2020/9/21(月)
秋競馬がスタートして3週目。来週からはいよいよ秋のG1シリーズもスタートする。そんな中、今週は関西から"エース"とも言うべき超良血馬がデビューする。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
♦9月26日
●中山芝1600m
ヴァシリエフスキー(牝、ミッキーアイル×マトリョーシカ、美浦・武藤厩舎)
母は3勝、近親クラージュゲリエ(京都2歳S勝ち馬)、プロフェット(京成杯勝ち馬)。1週前段階(以降も調教は主に1週前のもの)で速めの時計は少ないが、それでも仕上がりは悪くないということなので、最終調教に注目したい。鞍上はデムーロ騎手。
ノワールドゥジェ(牝、ハーツクライ×プチノワール、美浦・宮田厩舎)
半姉ローブティサージュ(阪神JF勝ち馬)、ブランノワール(現4勝)。入厩早々、坂路で上々の時計。1週前はウッドで遅れたが、追走したものだし時計は出ている。鞍上は丸山騎手。
レコレータ(牝、ハーツクライ×エヴィータアルゼンティーナ、美浦・中舘厩舎)
母は北米G1の勝ち馬。併せ馬では、2歳1勝馬を追走して遅れも、時計は水準レベルのものが出ている。なお除外の可能性も高いので、10月3日にデビューが延びる可能性もある。
ハッピーミラクル(牝、モーリス×ハッピーテレサ、美浦・手塚厩舎)
おじアドマイヤラクティ(豪州G1コーフィールドC勝ち馬)、アドマイヤジャスタ(函館記念勝ち馬)。調教は遅れているが、血統からレースへ行っての変身を期待。
ララパピヨンドメル(牝、ヴィクトワールピサ×ウィストラム、美浦・大竹厩舎)
全兄アウトライアーズ(スプリングS2着)。2週連続で遅れているが、時計は悪くない。
●中京芝1400m
ピクシーナイト(牡、モーリス×ピクシーホロウ、栗東・音無厩舎)
母は3勝、近親ウキヨノカゼ(重賞2勝)、ダノンカモン(交流・名古屋大賞典勝ち馬)。夏場は成長を促し、再入厩。かなり体が増えたようで調教開始当初は重たいところもあったが、やる毎に良化の一途。1週前は坂路52秒7-12秒4で、併せた相手に大きく先着。時計も詰めてきておりデビューへ向け、上昇中。両親の血筋からマイル前後が最適距離か。鞍上は福永騎手。
♦9月27日
●中山芝2000m
ギャラクサイト(牡、ハーツクライ×レーヴディマン、美浦・田村厩舎)
半姉エールデュレーヴ(3勝)、近親レーヴディソール(阪神JF勝ち馬)。ノーザンF天栄で乗り込まれ、入厩後も田村厩舎らしくビシビシと強めの攻め過程。まだ走り切れていないイメージはあるが、芝の実戦にいって良さが出る血筋なので心配ないだろう。鞍上はルメール騎手。
ジャンカルド(牡、ハービンジャー×クッカーニャ、美浦・武井厩舎)
母は5勝、近親タイセイビジョン(重賞2勝、朝日杯FS2着)。しっかり時計も出ているが、折り合いに難しいところがあるようなので、スロー必至の新馬戦では、そのあたりが鍵になる。鞍上は横山武騎手。
セルヴァン(牡、ハービンジャー×メルヴェイユドール、美浦・大竹厩舎)
母はマーメイドS3着。母の兄ステイゴールド(G1香港ヴァーズ勝ち馬)、母の姉レクレドール(重賞2勝)。調教は余力を残したものが多いが、レースへ向け時計を詰めてきており、まだまだ変わり身もありそうだ。鞍上は田辺騎手。
●中山ダート1200m
リアルドキュメント(牡、ルーラーシップ×クールユリア、美浦・矢野厩舎)
現オープンで、1000mで2勝しているクールティアラ(3勝)の弟。ウッドで4F51~52秒台の時計を連発し、水準レベルの時計はクリアしている。
●中京芝2000m
ルペルカーリア(牡、モーリス×シーザリオ、栗東・友道厩舎)
母は日米オークス馬。半兄エピファネイア(ジャパンCなどG1を2勝)、サートゥルナーリア(皐月賞などG1を2勝)、リオンディーズ(朝日杯FS勝ち馬)
中京開催デビューの中でも、1、2の目玉。1週前の3頭併せでは古馬オープンのウーリリ、準オープンのネプチュナイトを追走して先着し、時計も良好と期待感はますます高くなった。使っていって気が入りやすい母系だけに今後の気性面は課題になるが、ポテンシャルの高さは折り紙付きだ。鞍上は福永騎手。
●中京芝1400m(牝馬限定)
ルージュグラース(牝、ハービンジャー×レッドジゼル、栗東・安田隆厩舎)
母は3勝、おじレッドアンシェル(重賞2勝)。2週前には坂路で51秒5の好時計。1週前もCWで5F66秒台を出し、デビュー戦から計算できる状態にある。鞍上は北村友騎手。
♦新規入厩
メルカデオ(牡、ディープインパクト×ワッツダチャンセズ、栗東・中内田厩舎)
母は北米G1勝ち馬
ロックユー(牡、ディープインパクト×シャンロッサ、栗東・中内田厩舎)
全兄カンタービレ(ローズSなど重賞2勝)
タビズキ(牝、キンシャサノキセキ×カストリア、栗東・友道厩舎)
全兄シュウジ(阪神Cなど重賞2勝)、半兄ツルマルレオン(北九州記念勝ち馬)
オメガロマンス(牝、ハーツクライ×オメガスピリット、美浦・斎藤誠厩舎)
全姉ヌーヴォレコルト(オークス馬)
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