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【3歳馬情報】北米G1を5勝した偉大な母を持つ超良血馬が登場!
2022/3/28(月)
いよいよ来週には桜花賞。そして翌週には皐月賞が控える。オークス、ダービーの足音も聞こえる中、未勝利、1勝クラスにいる馬たちはもう負けられない。しっかりと勝負を決めてトライアルに挑みたい良血馬たちを、厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆4月2日
●アザレア賞(1勝クラス)・阪神芝2400m
アーティット(牡、ディープインパクト×アブソリュートレディ、栗東・友道厩舎)
格上げ初戦となった前走は、直線で伸びきれず3着。この馬のイメージ通り、上り勝負になると分が悪い。現状は勝った2走前のように積極的に前で運び、スタミナを要するレースに持ち込んだほうが良さそうだ。スローペースが予想される2400m戦。自分でレースを動かし、勝機を見出したい。
シェルビーズアイ(牡、ハービンジャー×ポントマイコ、栗東・武英厩舎)
キャリア一戦で臨んだホープフルSは勝ち馬から0・7秒差の8着。前走のすみれSは5着も、重賞好走のヴェローナシチー、デビュー2連勝のセレシオンとは少差の競馬をしている。ここ3戦に比べるとメンバーが大幅に弱化するので、チャンスの一戦だ。
●未勝利・中山芝2000m
キングズパレス(牡、キングカメハメハ×ドバウィハイツ、美浦・戸田厩舎)
全姉リバテイハイツ(フィリーズレビュー勝ち馬)、半兄ランドオブリバティ(芙蓉S1着)。長期休養明けの前走は、前が残る展開を後方から差して3着と、大敗した夏の新馬戦から一変の競馬を見せてくれた。叩き2戦目で型通りの良化を見せており、今度は勝ちを意識したレースになる。鞍上は松岡騎手。
ブラーバック(牝、ロードカナロア×ルージュバック、美浦・大竹厩舎)
母は重賞4勝、オークス2着。新馬戦はカナテープの2着。相手の脚力が凄まじく、敗戦も致し方ない。「普段の調教も実戦でも追えば追うだけ反応を見せる馬で、能力の高い一頭。未勝利クラスはすぐに突破できる」と記者の話。鞍上は引き続きルメール騎手騎乗と、期待度も高い。
アイスランドポピー(牝、エピファネイア×オリエンタルポピー、美浦・中川厩舎)
祖母はオークス馬のトールポピー。「大き過ぎず、小さ過ぎず均整の取れた馬体。追い切りは当初こそ地味に映ったが、本数を重ねる毎に良化を見せており、水準値には達する動き。この母系に父エピファネイアなら中距離までこなせる」と記者の話。ここがデビュー戦となるが、近2週は水準レベルの調教をクリアしており、初戦から力を出せる仕上がりにある。
●未勝利・阪神芝1800m
シャトンアンジュ(牝、ディープインパクト×ステファニーズキトゥン、栗東・池添学厩舎)
母は北米GⅠ5勝。「昨年秋にゲート試験をパス。成長曲線が緩やかでこの時期のデビューに。まだ走り方のバランスが整っていないが、バネを感じさせる走りと薄さのある皮膚感から切れはありそう。本格化は先々も素材に注目」とは、現地記者発の情報。1週前のCWでは67秒9-11秒6と上々の上り時計をマークしており、能力は見込める。鞍上は吉田隼人騎手。
●未勝利(牝馬限定)・阪神ダート1400m
ラクスバラディー(牝、ドゥラメンテ×リッチダンサー、栗東・清水久厩舎)
兄姉に重賞勝ち馬が3頭おり、POGでも大人気になった馬。好走はするものの、なかなか勝ち上がれず、現状の打開策として前走は初めてダートのレースに出走。好位から脚を伸ばしたが結果は4度目の2着。慣れを見込める2戦目のダートで、何とかしたいところだ。鞍上は岩田望騎手。
◆4月3日
●山吹賞(1勝クラス)・中山芝2200m
トーセンリョウ(牡、ディープインパクト×カンビーナ、美浦・加藤征厩舎)
全兄トーセンカンビーナ(阪神大賞典2着)、ファルコニア(重賞3着2回)。新馬戦は好位から楽々抜け出し、評判のダノンギャラクシーに2馬身半差をつけて快勝。その後は更なる成長を求めて休養し、今回が2戦目となる。ここを勝ってダービートライアルに繋げたい。
ブラックボイス(牡、ブラックタイド×ソングライティング、美浦・宮田厩舎)
前走の1勝クラスは、序盤こそ好位でうまくレースを進めていたが、コリエンテスが早めに上がってきたため、勝負処で急がされる形。それが祟ったか、エターナルビクトリの強襲に遭って2着に敗れている。1着ドウデュース、3着アスクビクターモアと好メンバーだったアイビーSで4着に来ており、1勝クラスでは力は上。勝ち味に遅いタイプではあるが、そろそろ勝ち上がってもいい頃だ。
●未勝利・阪神芝2400m
アメジストブラック(牡、エピファネイア×アメジストリング、栗東・中内田厩舎)
半姉ウラヌスチャーム(6勝、中山牝馬S2着)。3月12日のデビュー戦(未勝利戦)は、後方から追い込んで3着。勝ったガイアフォースからは離されたが、2着馬に半馬身差まで詰め寄り、既走馬相手に上々の競馬を見せてくれた。大型馬で叩いた効果も大きく、2戦目で勝ち上がりたい。鞍上は川田騎手。
◆新規入厩2歳馬
スワッグチェーン(牡、ロードカナロア×メジャーエンブレム、美浦・田村厩舎)
母はマイルCS、阪神JF勝ち馬。半姉プレミアエンブレム(現2勝)
エルダーサイン(牝、ハーツクライ×コンドコマンド、美浦・国枝厩舎)
半兄コマンドライン(サウジアラビアRC勝ち馬)、アルジャンナ(重賞2着3回)
コンエルジア(牡、Frankel×レディイヴァンカ、美浦・手塚厩舎)
母は北米GⅠスピナウェイS勝ち馬
セレスティアリティ(牝、バゴ×アドマイヤテンバ、栗東・西村厩舎)
母は4勝、半兄ホウオウプレミア(現1勝)、祖母アドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯2勝)
マラキナイア(牝、ジャスタウェイ×カウアイレーン、栗東・吉岡厩舎)
半兄ステイフーリッシュ(海外重賞2勝、京都新聞杯勝ち馬)
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