【エプソムC】圧巻の走り!セイウンハーデスがレコード記録で重賞2勝目!

復帰3戦目でレコードタイムを記録したセイウンハーデス

復帰3戦目でレコードタイムを記録したセイウンハーデス


5月10日(土)、2回東京5日目11Rで第42回エプソムカップ(G3)(芝1800m)が行なわれ、幸英明騎手騎乗の6番人気・セイウンハーデス(牡6、栗東・橋口慎厩舎)が道中中団に位置取りし、直線で外に進路を確保すると、ラスト300m付近からレコードタイムを記録する鋭い末脚で突き抜けて優勝した。勝ちタイムは1:43.9(稍重)。

2着には1馬身3/4差で1番人気・ドゥラドーレス(牡6、美浦・宮田厩舎)、3着には1馬身半差で10番人気・トーセンリョウ(牡6、美浦・加藤征厩舎)が続いて入線した。

勝ったセイウンハーデスは23年に七夕賞を勝利した後、右前脚の屈腱炎で長期休養を余儀なくされ、1年5か月振りのレースとなった前々走のチャレンジCは5着、前走の京都記念は8着であった。これまで東京芝1800mのコースレコードは22年にサリオスが記録した1:44.1。そのレコードをやや重の馬場で0.2秒更新と、復帰3戦目にして圧巻の競馬を披露した。

馬主は西山茂行氏、生産者は浦河町の鮫川啓一氏

1着 セイウンハーデス(幸英明騎手)
「強かったです。力のある馬だが1年以上休んだり、なかなか順調にいかないところもあったが、今日は強さを見せてくれた。厩舎がしっかり仕上げてくれたので、仕上がりも良かった。休み明けはなかなか成績が出なかったので、今日は試金石だった。思ったよりも強い勝ち方をしてくれて、これからも楽しみです」

1着 セイウンハーデス(橋口慎介調教師)
「馬の状態がすごく良かったですし、距離が短くなるのもいいと思っていましたし、思った以上にいい内容でした。今日もそうですが、最近は他馬を気にする面がなくなって、すごく集中して走れるようになっています。
体もここ2戦は若干太めが残った状態だったと思うので、今回くらいの体が一番良かったのかなと思います。ここ2走と違って放牧先から帰ってきたときに体が絞れていたので、調整もしやすかったです。ペースも速かったですし、いいところにいるなと思って見ていました。
(七夕賞優勝後に右前の屈腱炎が判明したときは)秋に向かって飛躍していくと思っていたので、そのときは本当にすごく残念でした。でも牧場の方もしっかり治してくださって、帰ってきてからも今のところ全く脚元に問題がないので、馬が本当によく頑張ってくれています。今後については、まず脚元を見てからになると思います」

2着 ドゥラドーレス(ルメール騎手)
「スタートして後ろになったけど、こういう馬場でも良い感じで、慣れていた。直線加速してくれて、最後も良い脚。残念ながらレコードタイムで、勝った馬も強かった」

3着 トーセンリョウ(団野大成騎手)
「1800メートルの重賞だったので、位置を取りたかったけどあのポジションになった。最後はこの馬の能力を再認識した。ここにきて良くなっているし、これからも楽しみ」

4着 クルゼイロドスル(横山武史騎手)
「最後までよく頑張ってくれていた。どこかでチャンスはあると思う」

5着 コントラポスト(田辺裕信騎手)
「スタートが安定してきた。スタートが安定してくると競馬しやすい。ポジションも取れているので良かった」

6着 ダノンエアズロック(レーン騎手)
「いいスタートを切ったが、外枠だったのでその分ポジションを取るのに脚を使ってしまった。そこからはリズム良くスムーズにいけた。しまいの脚も反応があったが、最後もたなかった。ペースが速かったので、もしかしたらそれで最後の脚がなくなってしまったのかもしれません」

  • セイウンハーデス
  • (牡6、栗東・橋口慎厩舎)
  • 父:シルバーステート
  • 母:ハイノリッジ
  • 母父:マンハッタンカフェ
  • 通算成績:14戦5勝
  • 重賞勝利:
  • 25年エプソムC(G3)
  • 23年七夕賞(G3)

セイウンハーデス

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。