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【桜花賞】狙うべきは先行馬か差し馬か?『激走ポジション』から突き抜ける馬がコレだ!
2022/4/10(日)

馬場を味方につけそうなウォーターナビレラ
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週は桜花賞(G1、阪神芝1600m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
攻略ポイント
- ①先行、内目が有利な馬場
- ②枠の並びで隊列は決まりやすい
今週からBコース。雨予報もなくパンパンの良馬場でしょう。そうなれば余計な力を使わずにスピードが出やすく内々で走れる先行馬が有利です。
②カフジテトラゴンが逃げることになりますが形だけでしょう。③アルーリングウェイや⑥ウォーターナビレラ、⑨クロスマジェスティ辺りも無理にやり合うタイプではないので流れは平均ペースに落ち着きます。
⑧スターズオンアース、⑮アネゴハダもこれに続きますが、18頭立てと多頭数になると、外の馬は中途半端な位置ではずっと馬群の外を回らされる羽目になります。
向正面
②↑⑨⑥③↑
↑
⑯⑮⑧④↑
⑱⑬⑪①↑
⑭⑫⑤↑
⑰⑩⑦↑
そのため、2歳女王⑯サークルオブライフや2戦2勝でクイーンCを制した⑭プレサージュリフト、トライアルのチューリップ賞を快勝した⑱ナミュールなど外枠を引いた有力馬にとっては余計な悩みが生まれることになります。
スタートに不安がある⑱ナミュールに関しては最後のゲート入りはプラス材料となるでしょう。ただ、他の馬もスピードがありますから、簡単にスペースは生まれず外を回ることは避けられないと見ています。
そうなると能力でどこまでカバーすることができるか。
最後は長い直線と急坂が待ち受けているので、3,4コーナーで動き出すのは無謀とも言える立ち回りです。ジッと脚を溜めて最後の直線勝負に備えます。
直線入口
⑨⑥③ ↑②↑
↑
⑯⑮⑧④↑
⑱⑬⑪①↑
⑭ ⑫⑤↑
⑰ ⑩⑦↑
前にいる馬たちとしては、ペースを落としてしまうと後続が楽に詰め寄ってきてしまうため、瞬発力勝負にさせないような立ち回りをしていきます。また、馬場の内目を走りたいことから、その位置を簡単には手放さないでしょう。
道中は直線の位置取りをイメージしながらのせめぎ合いとなります。
あとは先に抜け出した⑥ウォーターナビレラなど先行馬の粘り込みと⑯サークルオブライフや⑱ナミュールなど差し馬たちの末脚がぶつかりあいます。
道中のコース取りの差がジワジワと効いてくると思いますが、果たしてどうなるでしょうか(元JRA騎手)。
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