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【3歳馬情報】土曜中山は素質馬目白押し!
2022/4/11(月)
牝馬クラシック初戦の桜花賞は伏兵スターズオンアースの優勝で幕を閉じた。今週は皐月賞が中山競馬場で行われるが、その裏で、ダービー出走に向けてもう負けられない馬たちが出走する。厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆4月16日
●山藤賞(1勝クラス)・中山芝2000m
ローシャムパーク(牡、ハービンジャー×レネットグルーヴ、美浦・田中博厩舎)
デビューから2戦はともに2着。特に2戦目は、レコードタイムの2着と、内容の濃いレースを見せている。3戦目の前走は、早め先頭から直線は独走となり、4馬身差の圧勝。時計も速く、1勝クラスも即通用する。鞍上はルメール騎手。
サンストックトン(牡、ワールドエース×シナル、美浦・鹿戸厩舎)
初勝利に3戦かかったが、デビュー2戦はホウオウプレミア、レヴァンジルといった素質馬を相手に少差の2着。勝った未勝利戦は楽勝だった。ここ2戦は重賞で力負けの印象だが、自己条件なら力は上位だ。
●1勝クラス・中山芝1200m
ハイアムズビーチ(牝、ドレフォン×ユキチャン、美浦・萩原厩舎)
昨年夏の東京で新馬勝ちし、9月のアスター賞はプルパレイ(ファルコンS勝ち馬)の2着。その後は休養を入れ、2月の春菜賞で復帰し3着。「以前にも増して体つきはパワーを感じさせる。先々はダートの走りも見てみたいが、これまでを見ても芝も十分にこなせる。東京では切れ負けしてしまうイメージだけに、タフさが要求される中山がベター」とは記者の話。 1400mの前走はゴール前で粘り切れず差し馬勢に捕まっており、1200mへの距離短縮はプラスとなりそうだ。鞍上はルメール騎手。
●未勝利・中山ダート1800m
ディープグラビティ(牡、ディープインパクト×スターシップトラッフルズ、美浦・菊沢厩舎)
デビューから3,2着と成績を上げていたが、前走は5着と後退。ここまでは芝を使っていたが、走法や血統を考慮し、今回はダート戦を使う。調教内容から、調子は良好。あとは陣営の目論み通りダートが合っていれば、初勝利が近づいてくる。鞍上はデムーロ騎手。
●未勝利・中山芝1600m
ロータスペトル(牡、イスラボニータ×エクストラペトル、美浦・加藤征厩舎)
デビューとなった昨年夏の札幌戦は、1番人気を裏切り6着。半年ぶりの前走は勝ち馬から0・5秒差の5着と、長期休養明けとしては悪くないレースだった。叩き2戦目で、陣営はルメール騎手にコンタクト。今回は勝負態勢だ。
●未勝利(牝馬限定)・阪神芝2000m
エピプランセス(牝、エピファネイア×サングレアル、栗東・池添学厩舎)
母はフローラS勝ち馬、おばブエナビスタ(GⅠ6勝)、祖母ビワハイジ(阪神3歳牝馬S勝ち馬)。昨秋のデビュー戦は3着。前走は直線で抜け出し先頭に立ったところへ、アカデミーが強襲。写真判定の結果、惜しくも2着に敗れている。前走内容から、未勝利クラスはいつでも勝ち上がれる馬。久々だが調教の動きも良く、初勝利は目前だ。鞍上は福永騎手。
●未勝利(牝馬限定)・福島芝1200m
メルヴィル(牝、ミッキーアイル×アブソルートリー、栗東・音無厩舎)
デビュー戦こそ大敗も、以降3戦は2,2,4着。連を外した前走も、勝ち馬から0・3秒差と大きく負けたわけではない。今回は牝馬限定戦で、2着の実績がある福島、3キロ減の松本騎手騎乗と走れる条件が並んでおり、ここで初勝利を決めたい。
●未勝利・福島芝2000m
フラワリング(牝、ハーツクライ×ヒッピー、栗東・友道厩舎)
母はフランスGⅢ勝ち馬。ここがデビュー戦となる。1週前調教で、皐月賞有力のドウデュースを含む3頭併せは、この馬への期待の表れ。さすがにドウデュースには遅れたが、時計は悪くない。鞍上は丸山騎手。
◆4月17日
●1勝クラス・中山ダート1800m
ヴァーンフリート(牡、リオンディーズ×ロスヴァイセ、美浦・手塚厩舎)
昨年夏の東京で新馬勝ちを決めた時は、夏の2歳S候補にも挙がっていたが、脚部に軽い不安もあって休養。今年に入って復帰し、アスクビクターモアの勝った1勝クラスで3着と好走した。しかし叩き2戦目となった前走の水仙賞は、なかなかゲートに入らないなど精神面の不安を露呈。これがレースにも影響し、全く競馬にならないまま終わっている。今回は初となるダート挑戦。前捌きに少し硬さのあるフットワークで、パワー寄りの走法からダート適性を見込む。能力的に、1勝クラスは早くに勝ち上がれる馬だ。鞍上は川田騎手。
●1勝クラス・阪神芝2000m
セレブレイトガイズ(牡、ハービンジャー×ライフフォーセール、栗東・友道厩舎)
半姉ダノンファンタジー(阪神JF勝ち馬)。福島のひめさゆり賞を予定も、地震の影響で当週の福島開催が中止となり、ここへ回る予定。格上げ初戦のゆりかもめ賞は8着だが、メンバーも強かった。実際7着のスリーエクスプレス、9着のウインマイルートは次走の特別戦で3着と好走。この馬も、平場戦なら上位を狙える。
●未勝利・中山芝2200m
レッドミラージュ(牝、キングカメハメハ×ラキシス、美浦・栗田厩舎)
母はエリザベス女王杯の勝ち馬。「デビュー当初は非力さがあったが、成長を促しながら調整されて着実に力をつけてきた。母も古馬になってからが本番で、本馬も奥手の印象はあるが、未勝利クラスなら順番は近い」とは記者の話。鞍上はルメール騎手。
●未勝利・阪神芝2200m
ゲーテローズ(牝、ノヴェリスト×ローズバド、栗東・武英厩舎)
母は重賞2勝、GⅠ2着3回。半兄ローズキングダム(ジャパンCなどGⅠ2勝)。良馬場だった2,3戦前は勝ち馬と時計差無しの接戦。前走は、重馬場に苦しみ勝ち馬から離れた4着。この結果からも、良馬場なら勝ち負け必至だ。鞍上は坂井騎手。
◆2歳新規入厩
グランヴィノス(牡、キタサンブラック×ハルーワスウィート、栗東・友道厩舎)
半兄シュヴァルグラン(ジャパンC勝ち馬)、半姉ヴィブロス(ドバイターフ、秋華賞勝ち馬)、ヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル2勝)
アスパルディーコ(牝、ブラックタイド×アパパネ、美浦・蛯名厩舎)
母はGⅠ4勝、半姉アカイトリノムスメ(秋華賞勝ち馬)、半兄ジナンボー(重賞2着2回)、ラインベック(中京2歳S1着)
チャンスザローゼス(牡、エピファネイア×ヴィンテージローズ、栗東・中内田厩舎)
おばローズバド(重賞2勝、GⅠ2着3回)、おじローゼンクロイツ(重賞3勝)。セレクトセール2億2000万円(税込)
ヤングローゼス(牡、エピファネイア×ローザフェリーチェ、美浦・手塚厩舎)
おじローズキングダム(ジャパンC、朝日杯FS勝ち馬)。セレクトセール1億2100万円(税込)
フリームファクシ(牡、ルーラーシップ×ライツェント、栗東・須貝厩舎)
半姉ディアドラ(ナッソーS、秋華賞勝ち馬)、半兄リューベック(若駒S1着)、オデュッセウス(オープン特別2勝)。セレクトセール1憶5400万円(税込)
ダイヤモンドハンズ(牡、サトノダイヤモンド×メチャコルタ、栗東・池江厩舎)
母はアルゼンチンGⅠ勝ち馬
リバティアイランド(牝、ドゥラメンテ×ヤンキーローズ、栗東・中内田厩舎)
母は豪州2・3歳牝馬チャンピオン
ダルエスサラーム(牝、ダイワメジャー×ザズー、栗東・高野厩舎)
半姉アルーシャ(6勝、クイーンC3着)
グラニットピーク(牡、ダイワメジャー×トレジャーステイト、美浦・林厩舎)
半兄ピースオブエイト(毎日杯勝ち馬)
シリンガバルガリス(牡、オルフェーヴル×ライラックスアンドレース、栗東・松永幹厩舎)
全姉ラッキーライラック(大阪杯などGⅠ4勝)
ドゥエレーデ(牡、ドゥラメンテ×マルケッサ、栗東・池添学厩舎)
おじサトノダイヤモンド(菊花賞、有馬記念勝ち馬)、おばリナーテ(6勝、重賞2着2回)。セレクトセール1億1000万円(税込)
ポルトロッソ(牝、リアルスティール×ポルトフィーノ、美浦・宮田厩舎)
母はエルフィンS1着、半兄ポルトドートウィユ(重賞2着2回)、祖母エアグルーヴ(GⅠ2勝)
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