【武蔵野S】荒れるレースなのにカンタン!?複勝率8割超の「黄金データ」を満たした爆穴候補

強烈な決め手を武器とするスマッシングハーツ

強烈な決め手を武器とするスマッシングハーツ


武蔵野ステークス(G3、東京ダ1600m)は3年連続で1番人気が馬券外。

19年には13番人気のダノンフェイスが3着、20年にも11番人気のソリストサンダーが好走したように、人気薄の激走も珍しくありません。

この難解な一戦を読み解くために、過去10年の結果を改めて振り返ってみました。すると、意外にもシンプルな「好走馬の共通点」が浮かび上がってきました。

ズバリ、武蔵野Sでは「追い込み馬」に注目!4コーナー10番手以下から追い込んで好走するケースが非常に多いんです!

特に「メンバー最速の上がり」をマークした馬は、過去10年で9頭も馬券に絡んでいます。

▼「メンバー最速の上がり」をマークして馬券に絡んだ馬(過去10年)

12年1着 イジゲン(1人気)
14年1着 ワイドバッハ(7人気)
15年1着 ノンコノユメ(2人気)
16年3着 カフジテイク(6人気)
18年1着 サンライズノヴァ(1人気)
19年1着 ワンダーリーデル(9人気)
19年3着 ダノンフェイス(13人気)
20年1着 サンライズノヴァ(3人気)
21年3着 オメガレインボー(6人気)

過去10年で「メンバー最速の上がり」をマークした馬は[6-0-3-2/11]で勝率・連対率54.5%、複勝率はなんと81.8%もあります!

東京競馬場のダートコースは日本一直線が長く、重賞レベルではペースも厳しくなるため、他のコースでは届かなかったような追い込み馬が差し届くケースもしばしば。

ご覧の通り人気薄の該当馬も多く好走していて、武蔵野Sは追い込みの穴馬を狙えるレースといっていいでしょう。

ちなみに上記9頭のうち7頭は「前走でもメンバー2位以内の上がり」を計時していて、近走で末脚に見どころのあった馬は要チェック。

特に「前走も東京コース」だった馬は相性がよく、イジゲン、ワイドバッハ、カフジテイク、サンライズノヴァ(18年)、ワンダーリーデルの5頭が該当していました。

今年の出走馬でいえば、スマッシングハーツは前走グリーンチャンネルC(東京ダ1600m)を4コーナー14番手から追い込んで4着に好走!武器である末脚を既に示しています。重賞で相手が強くなる今回こそ、持ち前の瞬発力がハマるシーンも十分に期待できそうです!