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【チャンピオンズC】逃げるのはクラウンプライド!?「絶好ポジション」を取れるのはこの馬だ!
2022/12/4(日)
主導権を握って押し切りたいクラウンプライド
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週はチャンピオンズカップ(G1、中京ダ1800m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- ①平均ペースで一塊の隊列
- ②テーオーVS有力先行馬
明確な逃げ馬はいませんが、前走で結果が出ている⑩クラウンプライドが行くことになるでしょう。ペースは落とさず平均ペース。切れるタイプではないのでセーフティーリードを保ったまま直線に向きたいはずですから。 断して平均ペースを想定します。
①グロリアムンディは隣の馬たちがテンに速いタイプではないから楽に先行できそうです。ムーア騎手なら2番手くらいもあると見ています。内目でロスなく運べそうですね。
⑬シャマルは距離延長となるので抑え気味に行きたいでしょうが、追い切りで前掛かりな様子も伺えたので我慢し切れるかどうか。
中京ダートは直線が長くて急坂もあるので、そこまでにどれだけスタミナを残せるかがカギとなります。残っていない状態だと踏ん張り切れません。
また、パサパサの良馬場であればパワーが求められます。全馬の能力が同じであれば少しでも距離ロスを減らせる内目を通れる方が有利です。
向正面
↑⑩↑①⑬⑯
↑⑦⑨⑫
↑③⑤
↑②⑪
↑
↑④⑥
↑⑧⑭⑮
平均ペースであればG1級なら簡単には止まりません。遅れることなくしっかりと追走していく必要があります。
⑫テーオーケインズも先行集団には付けているでしょう。馬体のバランス、パワーが安定した走りに結び付いています。他の馬と比べて余裕を持って追走できているイメージです。
⑨ノットゥルノもこれまで通り先行策。自在性があるので武豊騎手の思うがままに立ち回れそうです。とはいえ切れるタイプではないので前々で粘り込みたいところ。
⑤ジュンライトボルトは決め手勝負のタイプ。いい伸びを見せる馬ですから⑫テーオーの後ろ辺りで脚を溜めて直線勝負に備えます。
直線入口
↑⑩↑①⑬⑫
↑⑦⑨
↑③⑯⑤
↑ ② ⑪
↑
↑④⑥
↑⑧⑭⑮
4コーナー、直線入り口辺りではスピードに付いていけない馬、バテてくる馬が出てきます。それらを捌きながらの直線勝負です。
⑫テーオーケインズは外目を力強く進出してくるでしょう。能力は抜けていますし、前走以上の仕上がりとなれば崩れることは考えにくいです。早めに動いて押し切る走りが期待できます。
これに対して⑩クラウンプライド、①グロリアムンディ、⑨ノットゥルノなどの先行勢がどこまで食らいつくことができるか。
前が苦しくなればなるほど⑤ジュンライトボルトにも出番が回ってきます。まだダートで底を見せていない魅力もあるので、ここで一気に台頭する可能性も秘めています。
(元JRA騎手)
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