【共同通信杯】昨年も推奨馬が快勝!勢いアリの「好走トレンド」に当てはまった秘密兵器

この舞台の新馬戦を圧勝したタスティエーラ

この舞台の新馬戦を圧勝したタスティエーラ


牡馬クラシックの登竜門・共同通信杯(G3、東京芝1800m)。過去10年の勝ち馬から後のG1ホースが6頭も出ている出世レースとして有名ですよね。

実は馬券的な妙味もたっぷり。5年連続で1~2番人気が敗れていて、意外と好配当が出やすいんです!

このレースは「出走馬のキャリア」が注目すべきポイント。

戦歴を重ねた馬よりも、新馬戦を勝ったばかりの「1戦1勝馬」が激アツなんです!

▼共同通信杯・キャリア別成績(過去10年)
1戦 [2-2-2- 6]複勝率50.0%
2戦 [2-0-2-14]複勝率22.2%
3戦 [4-6-3-22]複勝率37.1%
4戦 [2-1-2-13]複勝率27.8%
5戦~[0-1-1-32]複勝率 5.8%

新馬戦を勝ち上がったばかりの「1戦1勝馬」は過去10年で複勝率50.0%を記録!半分が馬券に絡んでいます。

2022年も重賞攻略レポート『昨年も7番人気馬が激走!少頭数でも波乱含みの重賞で激アツの逆転候補』の記事で紹介した、ダノンベルーガが3番人気で勝利。

21年も2着ヴィクティファルス(7人気)、3着シャフリヤールはともに新馬を勝ったばかりの「1戦1勝馬」でした!

ダノンベルーガは皐月賞、ダービーでこそ結果を残せませんでしたが、同年秋の天皇賞で古馬相手に3着。ヴィクティファルスも次走のスプリングSを制し、シャフリヤールは毎日杯1着を挟んで日本ダービー馬となりました。

このように共同通信杯では経験豊富な実績馬よりも、キャリアの浅い「1戦1勝馬」が優勢。

新馬勝ち直後にもかかわらず、条件戦やオープン特別ではなく、ハイレベル重賞に使ってくる=陣営が期待していることの表れ。1戦1勝馬は未知数な面が多く、人気も被りづらいので馬券的にもオイシイ存在といえそうですね!

今年の出走馬で「1戦1勝馬」はタスティエーラ、タッチウッドの2頭。

特にタスティエーラは今回と同じ「東京芝1800m」の新馬戦を上がり33秒5の脚で抜け出して、2着に3馬身半差を付ける圧勝。またダノンベルーガと同じ「美浦・堀宜行厩舎」の所属でもあり、厩舎サイドに1戦1勝馬のノウハウがある点も後押し!昨年に続いての連覇があるかもしれません!