【日経賞】復活なる!?近年のトレンドから導き出された妙味たっぷりの穴馬候補はコレだ!

中山でもAJCC優勝歴があるアリストテレス

中山でもAJCC優勝歴があるアリストテレス


日経賞(G2、中山芝2500m)は今年で71回目を迎える、伝統の重賞です。

天皇賞(春)のステップレースという位置づけで、有力な中長距離ホースがココから始動します。そのため、ひと昔前までは「前走ジャパンC」「前走有馬記念」組の人気馬がとにかく強いレースでした。

しかし今はサウジ・ドバイといった海外レースが同時期に組まれていること、大阪杯のG1昇格なども影響して、メンバーが分散。少しずつ、傾向が変化してきているのをご存じでしょうか?

日経賞における近年のトレンドローテはズバリ……「前走アメリカJCC」組です!

▼「前走アメリカJCC」から馬券に絡んだ馬(過去5年)
19年3着 サクラアンプルール(4人気)
→前走アメリカJCC 5着

20年1着 ミッキースワロー(1人気)
→前走アメリカJCC 4着

21年3着 スティッフェリオ(9人気)
→前走アメリカJCC 8着

21年1着 ウインマリリン(4人気)
→前走アメリカJCC 6着

22年2着 ボッケリーニ(4人気)
→前走アメリカJCC 3着

ご覧の通り、2019年以降4年連続でアメリカJCC組が馬券に絡んでいます。

アメリカJCC(中山芝2200m)と日経賞(中山芝2500m)は同じ中山の中長距離重賞とあって、求められる適性が近いのが特徴。さらに「中8週」と調整しやすい間隔であることから、近年は理想的なローテとして定着しているようです。

また、上記5頭はアメリカJCCで「3~8着」と『ちょい負け』していたのもポイント。2200mでは若干距離が足りなかった馬が、2500mに延びることでパフォーマンスを上げてくるケースが多いんです。

今年の出走馬で、この「トレンドローテ」にピッタリ当てはまっているのが……アリストテレス

「前走アメリカJCC」で「7着」とちょい負けしており、ローテーションが魅力的な1頭。近走不振ですが、21年のアメリカJCC勝ち馬で中山実績は十分。

菊花賞では三冠馬コントレイルのクビ差2着と、距離が延びるのも悪くありません。人気落ちは必至だけに、押さえておいて損はない穴候補といえそうです!