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【3歳馬情報】三冠馬の娘が負けられない一戦に挑む!
2023/5/15(月)
今週はオークス。そして来週はダービー。東京競馬場で大一番が続く。そんな中、1勝クラスにも多くの素質馬が出走を予定している。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が注目馬を紹介していく。
◆5月20日
●カーネーションC(牝馬限定・1勝クラス)・東京芝1800m
アスパルディーコ(牝、ブラックタイド×アパパネ、美浦・蛯名厩舎)
3冠牝馬アパパネの仔で、POGでも特に人気の高かった馬。秋の東京で初勝利。
続くクイーンCは着外だが、5着グランベルナデットが忘れな草賞1着、6着ウンブライルがNHKマイルC2着、8着ウヴァロヴァイトがスイートピーS1着と好走馬が並んでおり、本馬の7着も上々だ。
前走のミモザ賞は道悪に泣いた形だ。「前走は雨の降る道悪で力を発揮できず。伸びやかなフットワークなので良馬場向き。現状は器用さもなく、トリッキーな中山より広くて直線の長い東京でこそ」と記者の話。秋へ向けて、ここは2勝目を挙げておきたい。鞍上は田辺騎手。
パルティキュリエ(牝、キタサンブラック×エクセレンスⅡ、美浦・田中博厩舎)
2戦目に勝ち上がり。前走のフラワーCは積極策に出たが、道悪馬場にスタミナを奪われ、最後は失速。差し馬に有利な展開になったことも厳しかった。
「母はフランスの重賞勝ち馬。前走のフラワーCは懸念していた不良馬場で力を発揮できず。軽さと切れが持ち味で、前走は度外視していい。デビュー前から牧場、厩舎の評価が高い一頭で、秋には頭角を現してくるかも。得意舞台で巻き返す」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
●メルボルンT(1勝クラス)・京都芝1600m
ベルシャンブル(牝、キズナ×シャンブルドット、栗東・中内田厩舎)
新馬戦は2着。2戦目の未勝利戦は、力の違いを見せつける強い内容で勝ち上がっている。久々になるが、1週前調教は終い重点とはいえCWで1F11秒0の高速時計をマークし、準オープンのサルファーコスモスに先着。連勝も見えてきた。鞍上は川田騎手。
●未勝利・東京芝1400m
レッドシュヴェルト(牡、レッドファルクス×ハイドバウンド、美浦・尾関厩舎)
新馬戦は、桜花賞3着ペリファーニア、2戦目はニュージーランドT勝ち馬エエヤンと、後の活躍馬を相手に2着と好走。しかし前走は、上り3F33秒3をマークする末脚で伸びたものの、前が残る展開に泣き3着に終わっている。今度こそ決めたい。鞍上はルメール騎手。
●未勝利(若手騎手限定)・新潟ダート1800m
モンテコルノ(牡、キタサンブラック×ラカリフォルニー、栗東・奥村豊厩舎)
デビュー2戦はともに7着も、3戦目で3着と好走。勝利が近づいたかに見えたが前走は、大きく崩れて10着。他馬の煽りを受け、戦意喪失してしまったようなので、ノーカウントでいいだろう。今回は初めてダートに挑戦。これが吉と出てほしい。なお翌日の新潟ダート1800m戦にまわる可能性もある。
●未勝利・新潟ダート1200m
スティルディマーレ(牡、ロードカナロア×コケレール、美浦・国枝厩舎)
芝で4戦し、2度の2着があったものの勝ち上がれず、ダートへ。するとダートでも2戦連続で2着となかなか勝ち上がれず、もどかしいレースが続いている。今回は4か月近く間隔をあけての一戦。休養中に成長があれば、待望の1着が見えてくる。なお21日の東京ダート1300m戦にまわる可能性もある。
◆5月21日
●鳳雛S(リステッド)・京都ダート1800m
エクロジャイト(牡、ヘニーヒューズ×オージャイト、栗東・安田隆厩舎)
前走は好メンバーが集まるヒヤシンスS。果敢に逃げたものの、最後はペリエールらに交わされ3着。それでも4着のグレートサンドシーは次走の昇竜Sを3馬身半差で楽勝しているのだから、内容の濃い一戦だ。1勝クラスを快勝した1800m戦に戻り、前走以上の結果も期待できる。鞍上は北村友騎手。
●1勝クラス・東京芝1600m
ココクレーター(牝、エピファネイア×プルメリアスター、美浦・木村厩舎)
新馬戦はメンバー最速上りをマークするも、クビ差2着と惜敗。2戦目を順当に勝利し、前走のフラワーCは後方から脚を伸ばし4着。次戦でフローラSを勝利するゴールデンハインドとはハナ差だった。
「近親にリスグラシューがいる血統。まだ小柄で体に実が入っておらず、本格化は先々。早い時期よりも奥手の印象で、春のクラシック路線には乗れなかったが、軽いフットワークでバネは非凡。自己条件なら首位有望」と記者の話。勝ち上がった2走前と同じ東京マイルなら勝機だ。鞍上はルメール騎手。
●未勝利・東京ダート1600m
ピックアップライン(牡、ロゴタイプ×ラブリリック、美浦・田中剛厩舎)
昨年秋のデビュー戦は13番人気でシンガリ負け。大変失礼ながら当時は勝ち星を挙げるのは厳しいと思っていたが、2戦目に一変し4着。以降も4、2、3着と上位入線し、特に2走前はハナ差の接戦といつでも勝てる位置につけている。好走は全て中山戦。初めての東京コースをこなせれば、今度も上位が狙える。鞍上は武士沢騎手。
●未勝利(牝馬限定)・新潟ダート1200m
ソレア(牝、ドレフォン×バイアオーラ、美浦・和田正厩舎)
芝のデビュー戦で5着。ダートを選択した2戦目もで5着に入線すると、3戦目もダートを使い、勝ち馬から0・4秒差の4着。勝ち馬との差も一戦毎に詰めている。これまで3戦は1400m。今回は1200mと距離短縮だが、前走は好位で競馬ができており、しっかり対応してくれるだろう。なおメンバー構成によっては、他のレースに切り替えることもある。
◆2歳馬新規入厩
ダノンマッキンリー(牡、モーリス×ホームカミングクイーン、栗東・藤原英厩舎)
母はGⅠイギリス1000ギニー勝ち馬。セレクトセール2億4200万円(税込)
ダノンキラウェア(牡、ロードカナロア×レキシールー、栗東・中内田厩舎)
全兄ダノンスコーピオン(NHKマイルC勝ち馬)
クイーンズウォーク(牝、キズナ×ウェイヴェルアベニュー、栗東・中内田厩舎)
半兄グレナディアガーズ(朝日杯FS勝ち馬)
スウィッチインタイムの21(牡、American Pharoah×スウィッチインタイム、栗東・音無厩舎)
祖母スウィッチは北米GⅠ2勝。セレクトセールでダノックスが1億6500万円(税込)で落札
キャプテンシー(牡、モーリス×アドマイヤリード、栗東・松永幹厩舎)
母はヴィクトリアマイル勝ち馬
アッファシナンテ(牝、キズナ×アディクティド、栗東・高野厩舎)
半兄クルーガー(重賞2勝)、サクセッション(ジュニアC1着)
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