【スプリンターズS】一戦ごとに成長しているキミワクイーンは坂がポイント

2走前に函館スプリントSを勝っているキミワクイーン

2走前に函館スプリントSを勝っているキミワクイーン


■スプリンターズS
キミワクイーン
奥村武調教師

——前走のキーンランドカップは7着でした。レースを振り返ってください。

奥村武調教師(以下、奥):ただでさえインが荒れているなか、レース当日にバケツをひっくり返したような土砂降りで更に馬場が悪化してしまいましたからね。外を通った馬で決まる厳しい状況のなかで、ジョッキーはベストの選択をして乗ってくれたと思います。

——この中間の過ごし方を教えてください。

奥:前走後は直接美浦トレセンに戻して様子を見てきました。そこで疲労感があればスプリンターズステークスを使うつもりはありませんでしたが、ひと息入れてからの立ち上げも良かったですし体調も良さそうだったので使うことにしました。

——9/21(木)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

奥:カイバをしっかり食べていて体も萎んでいませんし、前走の前よりも馬がしっかりしている感じがあったのでジョッキーにしっかり乗ってもらいました。武史も前走の前は不安に感じるところがあったようですが「今回は競馬に向けて懸念材料がないところが良い」と話していました。

——函館SS、キーンランドCを経てG1へ向かいますが、体調の推移についてはどのように感じていらっしゃいますか。

奥:函館スプリントステークスはレース1週前に輸送して体が少し寂しく見える感じがありましたが、乗っての感じは良かったですしレースの展開も上手くハマッて結果が出ました。

輸送が得意なタイプではないので、キーンランドのときは放牧先の追分から直接札幌競馬場へ移動して調整しましたが、札幌の馬場が軽くて思ったよりも負荷がかからなかったのかもしれません。体の見栄えも良く調整過程としては言うことがありませんでしたし、キーンランドも勝負に行った仕上げのつもりだったんですけどね。

ただ、今は体の張りや毛ヅヤ、目付きも良くなっていますし、結果的に前走は前哨戦としてはちょうど良い感じだったかなと思っています。

——中山1200は今年4戦目です。改めてコース適性についてどう捉えていらっしゃいますか。

奥:条件戦のときも勝つには勝ちましたが、中山ではゴール寸前で甘くなるなと思いました。最後に坂がある分、終いは少し辛いかというイメージはあります。

——阪神JF以来、2度目のG1挑戦です。意気込みをお願いします。

奥:この馬自身一戦ごとに成長が窺えますし、函館スプリントステークスでは今までに見たことがない終いに脚を使う形で勝ってくれましたからね。ジョッキーも厩舎も、あの競馬が出来るなら坂のある中山を克服して大きいところを、という期待を持って臨めます。