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【2歳馬情報】オークス馬の半弟が東京開幕週に登場!
2023/10/2(月)
中山、阪神開催も終わり、今週から東京、京都開催がスタートする。広い東京までデビューを待っていた馬たちも多く、注目のレースが続きそうだ。今週も多くの良血馬、評判馬を厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が注目馬を紹介していく。
◆10月7日
●東京芝1800m
トライデントスピア(牡、ダイワメジャー×アンフィトリテ2、美浦・田中博厩舎)
母は豪州G1勝ち馬。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)はウッド6F82秒7-11秒6。2週前までは大人しい内容だったが、レースが近づくにつれ時計も詰まってきている。
シャンパンマーク(牡、キズナ×メモリアルライフ、美浦・蛯名厩舎) 半兄シャンパンカラー(NHKマイルC勝ち馬)。2週前まではウッド。1週前はプレオープンとなった美浦坂路で53秒4-12秒4を出している。
●東京芝1600m(牝馬限定)
ミエノジュピター(牝、ブリックスアンドモルタル×サトノジュピター、美浦・堀厩舎)
母は小倉日経オープンなど4勝。半兄アステロイドベルト(3勝)、おじアドマイヤラクティ(豪州G1コーフィールドC勝ち馬)。9月30日の中山マイルを除外になり、ここへ回る予定。調教は坂路53秒6-12秒7。21日のウッドではドゥレイクパセージ(芙蓉S3着)に先着するなど動きは目立っている。
マテンロウディアナ(牝、ブリックスアンドモルタル×ブルックデイル、栗東・中内田厩舎)
母は4勝。半兄ドクタードリトル(2勝)。CW6F83秒4-11秒8と時計は水準レベルをクリア。新馬戦に強い中内田厩舎で、この馬も初戦から期待したい。
ラパンリュネール(牝、ロードカナロア×クードラパン、美浦・武井厩舎)
母は4勝。おじグランシルク(京成杯AH勝ち馬)。調教はウッド6F86秒0-12秒3。2歳馬らしく、まだ非力な面があってウッドではあまり動かないようだ。レースへ行っての変身に期待したい。鞍上はルメール騎手。
●東京ダート1300m
エンパス(牝、ベストウォーリア×パールブロッサム、栗東・西園厩舎)
母は2勝。近親エフフォーリア(有馬記念などGⅠ3勝)。CW6F81秒8-12秒4と、西園厩舎らしく速めのタイムをマークしている
●京都芝1600m(牝馬限定)
ダークファンタジー(牝、スワーヴリチャード×パンズラビリンス、栗東・須貝厩舎)
おじミュゼスルタン(新潟2歳S勝ち馬)。併せ馬ではステラヴェローチェの胸を借り、坂路51秒1-12秒7の速い時計で、木曜日2歳馬の一番時計をマークしている。
シルヴァリームーン(牝、キズナ×ムーンライトベイ、栗東・渡辺厩舎)
半姉シゲルピンクルビー(フィリーズレビュー勝ち馬)、シゲルピンクダイヤ(桜花賞2着、秋華賞3着)。CW6F82秒3-11秒5と全体、終いともに上々で、いい形でデビュー戦を迎えられそうだ。鞍上は武豊騎手。
イフェイオン(牝、エピファネイア×イチオクノホシ、栗東・杉山佳厩舎)
母は重賞2着2回。2週前までは坂路主体。1週前はCWで6F83秒1-11秒6と、コースを変えて調教内容もアップしている。鞍上は西村淳騎手。
●京都ダート1800m
オペラプラージュ(牡、ニューイヤーズデイ×ベルプラージュ、栗東・新谷厩舎)
母は3勝。半兄ロスコフ(3勝)。9月21日の坂路で52秒7-12秒1と好時計を出していたが、CWでも6F81秒8-12秒0と速い時計をマークしている。鞍上は岩田望騎手。
◆10月8日
●東京芝2000m
マイネルレグルス(牡、スクリーンヒーロー×マイネテレジア、美浦・手塚厩舎)
半姉ユーバーレーベン(オークス勝ち馬)、半兄マイネルファンロン(新潟記念勝ち馬)。調教はウッド6F85秒3-12秒0。「切れる脚を持つ一族ではないが、長く脚を使える持久力が大きな武器。兄姉と同様にパワフルで、素質は水準以上」と記者の話。鞍上は横山武騎手。
グラウンドビート(牡、ロードカナロア×ダンスファンタジア、美浦・田村厩舎)
母はフェアリーS勝ち馬。半姉ヒップホップソウル(重賞2着2回)、半兄ダノンファスト(リステッドレースなど5勝)。調教はウッド6F84秒5-11秒9で、5Fは66秒台の好時計。週毎に時計も詰めている。川田騎手確保で、楽しみも増している。
ベンサレム(牡、スワーヴリチャード×アガルタ、美浦・稲垣厩舎)
半兄マイネルオフィール(平地6勝、障害2勝)、半姉プロレタリアト(4勝)。1週前は終い重点にウッド6F88秒6-11秒7だが、2週前はウッドで5F66秒1の速い時計が出ている。
●東京ダート1600m
ミッキーファイト(牡、ドレフォン×スペシャルグルーヴ、美浦・田中博厩舎)
半兄ジュンライトボルト(チャンピオンズC勝ち馬)、グルーヴィット(中京記念勝ち馬)。調教はウッド6F82秒1-11秒6。同じ一族、同じ厩舎の先輩ローシャムパークがオールカマーを快勝。この波に乗り、偉大な兄に近づきたい。
モアザンワンス(牝、マジェスティックウォリアー×フォーエバーモア、栗東・高野厩舎)
母はクイーンC勝ち馬。坂路52秒8-11秒9と、終い1F12秒を切ったことは評価できる。鞍上は西村淳騎手。
インペリアルモート(牡、マジェスティックウォリアー×エバーグレーズ、美浦・高柳瑞厩舎)
半姉セリオーソは新馬勝ち。近親シーキングザベスト(武蔵野S勝ち馬)。9月23日の中山ダート1800m戦を除外。調教はウッド6F85秒0-12秒0。デビューが2週伸びたことで、仕上がりは更に進んでいる。
●京都芝1800m
ジャンタルマンタル(牡、Palace Malice×インディアマントゥナ、栗東・高野厩舎)
母は北米G3勝ち馬。調教は坂路53秒3-11秒7。これで3週連続で坂路1F11秒台を連発しており、デビュー戦から勝ち負けを期待できる。鞍上は鮫島駿騎手。
ヒシグランディヴァ(牝、シュヴァルグラン×ラリズ、栗東・友道厩舎)
半兄ヒシイグアス(重賞3勝、G1で2着2回)。調教はCW6F83秒0-11秒8。「9月上旬から入念に乗り込みを消化。併せ馬ではハーパーやヒートオンビートなどオープン馬のパートナーも務めている。スラリとして軽さを感じる中距離向きの馬体。 併せた相手に遅れたが、時計は悪くない」と記者の話。鞍上は松山騎手。
モズイージス(牡、サンダースノー×モズカッチャン、栗東・松下厩舎)
母はエリザベス女王杯勝ち馬。調教はCW6F87秒8-11秒6。全体時計は遅いが、終いは速い時計が出ている。
●京都ダート1400m
キャピタルサックス(牡、リオンディーズ×モンプティクール、栗東・杉山晴厩舎)
CW83秒4-11秒6で、古馬オープン馬を煽る動き。半兄ノーヴァレンダは交流G1全日本2歳優駿を勝ったが、弟も2歳戦から活躍を見込みたい。
ドレアンティア(牝、ドレフォン×スズカシャンティー、栗東・飯田厩舎)
半兄ミスズグランドオー、ヴォーガ、シベリウス(それぞれ4勝)。調教は坂路54秒9-11秒9。終い重点とはいえ、坂路で1F12秒を切ったことは評価したい。
レッドリベルタ(牡、リアルスティール×レッドディオーサ、栗東・庄野厩舎)
母は3勝。おばレッドアトゥ(5勝)。CW6F67秒7-12秒1。6Fの時計を大きく詰めており、デビュー戦へ向け仕上がりが進んでいる。鞍上は浜中騎手。
◆10月9日
●東京芝1600m
ファビュラススター(牡、エピファネイア×ヴンダーゾンネ、美浦・萩原厩舎)
母は3勝。半姉アリンナ(5勝)。ウッド6F83秒1-11秒9で、5Fは65秒5の好タイムをマークしている。
アンドアイラヴハー(牝、No Ney Never×Cant Buy Me Love、美浦・田村厩舎)
祖母トゥゲザーは北米G1勝ち馬。近親アグリ(阪急杯勝ち馬)。調教はウッド6F83秒7-11秒6。「攻め気配は抜群。真面目な性格で距離が延びると微妙だが、マイルなら間違いなく好素材」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
●京都芝2000m
オールナット(牡、サトノダイヤモンド×キューティゴールド、栗東・高野厩舎)
半姉ショウナンパンドラ(ジャパンC、秋華賞勝ち馬)。調教は坂路54秒0-12秒1。2週前の坂路も12秒1で上がっており、姉のように、末脚に注目したい。鞍上は北村友騎手。
●京都芝1400m
グロリアラウス(牡、リアルインパクト×アンティフォナ、栗東・斉藤崇厩舎)
全兄ラウダシオン(マイルCS勝ち馬)。2週前はCWで、古馬オープンと併入。1週前は坂路で54秒7-12秒7を楽にマークしている。鞍上は団野騎手。
フェアアイル(牝、ミッキーアイル×ライジングクロス、栗東・音無厩舎)
半姉アースライズ(フラワーC2着)。坂路52秒1-13秒6と全体は速いが、かかるところがあって終いがかかってしまったようだ。レースも折り合いが鍵になる。
◆2歳馬新規入厩
ゴールドプレイ(牡、レイデオロ×ジュモー、栗東・石坂厩舎)
半兄クラージュゲリエ(京都2歳S勝ち馬)、プロフェット(京成杯勝ち馬)
ニュージーズ(牡、リアルスティール×ミュージカルウェイ、美浦・木村厩舎)
半姉ミッキークイーン(オークス、秋華賞勝ち馬)
アールアンドビー(牡、キズナ×ザガールインザットソング、栗東・矢作厩舎)
半姉シングザットソング(フィリーズレビュー勝ち馬)
トニーアワード(牝、モーリス×ポップコーンジャズ、美浦・萩原厩舎)
半兄ラブリーデイ(天皇賞・秋、宝塚記念勝ち馬)、ボッケリーニ(重賞3勝)
アルドール(牝、ロードカナロア×ヒルダズパッション、美浦・手塚厩舎)
半姉サンクテュエール(シンザン記念勝ち馬)
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