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【2歳馬情報】この秋G1獲りに挑む素質馬の半弟が府中でデビュー!
2023/10/10(火)
3日間開催も終わり、東京、京都、新潟の3場開催になる。今週から3週連続でG1もスタートし、秋競馬は更に熱くなる。そんな中、今週も多くの良血馬がデビュー予定。厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が注目馬を紹介していく。
◆10月14日
●東京芝1800m
ボーモンド(牡、モーリス×ボージェスト、美浦・国枝厩舎)
半姉ソネットフレーズ(デイリー杯2歳S2着)、半兄ボーデン(スプリングS3着)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は、ウッド6F86秒4-11秒5。2週前の坂路では52秒6-12秒8をマークしている。
「父の産駒らしく筋肉量は豊富。追い切りはセーブ気味でも唸るような迫力があり、資質は確か」と記者の話。デビューした兄姉3頭中2頭はPOG期間内の重賞で上位入線を果たしており、本馬も早期から活躍を期待したい。鞍上はルメール騎手。
オルドヴァイ(牡、オルフェーヴル×ヴェルダ、栗東・中内田厩舎)
半兄プログノーシス(G2を2勝)。1週前は坂路53秒6-12秒4、2週前には坂路52秒7-12秒1の好時計をマークしている。プログノーシスより約5か月も早いデビューで、兄が出走できなかったクラシックへ向け好スタートを切りたい。鞍上は川田騎手。
ケイシンリュウ(牡、デクラレーションオブウォー×センターグランタス、美浦・矢野厩舎)
半姉エイティーンガール(京阪杯、キーンランドC勝ち馬)。調教はウッド6F85秒7-12秒1。6Fの時計だと平凡だが、5Fは65秒1。内目を通ったとはいえ、速い時計が出ている。
ウォーオブサウンド(牡、ブラックタイド×ラッシュライフ、美浦・萩原厩舎)
母は重賞2着2回。半兄ファストフォース(高松宮記念勝ち馬)、アデイインザライフ(新潟記念勝ち馬)。調教はウッド6F88秒1と全体時計は遅いが、終いは11秒7が出ている。
●東京芝1400m
フォートボヤール(牡、ミッキーアイル×ローエキスキーズ、美浦・辻厩舎)
祖母スウィートストリーム(仏G1ヴェルメイユ賞勝ち馬)。「スプリンターを思わせる体の造り。気性を考慮して強く攻めていないが、動きから水準レベルにはある」と記者の話。抑え気味の内容が多かったが、ウッド6F84秒6-11秒9と1週前になって全体時計を詰め、負荷を上げてきている。
キープライジング(牝、ブリックスアンドモルタル×ライジングリーズン、美浦・奥村武厩舎)
母はフェアリーS勝ち馬。1週前は芝で4F51秒台、2週前はウッド6F85秒1-11秒9が出ている。
●京都芝1600m
アドマイヤアストラ(牡、モーリス×フォトコール、栗東・友道厩舎)
母は北米G1を2勝。セレクトセール1億4300万円(税込)。1週前はCW6F80秒3-12秒0と全体時計が速く、2週前はCW6F82秒9で1F11秒3と終いに速い時計が出ている。
「モーリス産駒らしい前進気勢があり、マイラー色が濃い。入念な乗り込みで、ひと追い毎に軽さも迫力も出てきた」と記者の話。鞍上は武豊騎手。
ルージュレイナス(牝、ストロングリターン×プレステッツァ、栗東・橋口厩舎)
近親ヴィクトワールピサ(ドバイワールドカップなど)。9月21日の時点で坂路52秒7-12秒6を出し、1週前はCW6F82秒6-11秒7と上々の時計をマークしている。鞍上は坂井騎手。
クランフォード(牝、ブリックスアンドモルタル×エンジェルフェイス、栗東・杉山晴厩舎)
母はフラワーC勝ち馬。半兄ロードレゼル(青葉賞2着)、おばレディアルバローザ(中山牝馬S2勝)、キャトルフィーユ(クイーンS勝ち馬)。1週前はCW85秒1-11秒5、2週前の坂路は53秒9-12秒1と、ともに終いの伸びが目立っている
バッジオブオナー(牡、ブリックスアンドモルタル×クィーンチャーム、栗東・松永幹厩舎)
母は4勝。おじペルシアンナイト(マイルCS勝ち馬)。調教はCWで6F81秒8-12秒0の好時計をマークしている。鞍上は藤岡佑騎手。
●京都ダート1800m
バロンドール(牡、ニューイヤーズデイ×リュミエールドール、栗東・松永幹厩舎)
母は2勝。近親オルフェーヴル(G1を6勝)、ドリームジャーニー(G1を3勝)。CW6F82秒3-11秒9で、同週にデビューする同厩2頭に比べても内容は優勢は優勢だ。
フォーエバーヤング(牡、リアルスティール×フォエヴァーダーリング、栗東・矢作厩舎)
母は北米G2勝ち馬。半姉は新馬戦をレコード勝ちしたモンファボリ(3勝)。セレクトセール1億780万円(税込)。1週前は坂路で53秒5-12秒6、2週前はCWで6F83秒4-12秒2の時計が出ている。なお、翌週デビューの可能性もある。
●新潟ダート1200m
レアリザシオン(牡、アルアイン×コロナシオン、栗東・小林厩舎)
母は新馬勝ち。祖母ブエナビスタ(GⅠ6勝)。調教は坂路53秒9-12秒2と、終いに好時計が出ている。鞍上は富田騎手
◆10月15日
●東京芝1600m
エコロブルーム(牡、ダイワメジャー×シュガーショック、美浦・加藤征厩舎)
全兄スパイダーゴールド(4勝)、半兄ラーゴム(きさらぎ賞勝ち馬)。調教はウッド6F83秒7-11秒4と、終いが目立っている。
ベストディシジョン(牡、ダイワメジャー×ファイナルディシジョン、美浦・武井厩舎)
半姉ファイナルアンサー、おばインフォームドディシジョン(北米G1を3勝)。調教はウッド6F86秒5-11秒9。じわじわ伸びるタイプという話なので、直線の長い東京コースは合いそうである。
●東京ダート1600m
ラタフォレスト(牡、パイロ×ゴールドフォレスト、美浦・加藤征厩舎)
母は2勝。半兄フルオール(3勝)、近親インティ(フェブラリーS勝ち馬)。ウッド6F84秒3-11秒6と、全体時計は目立たないが、終いは悪くない。
●京都芝1800m
インファイター(牡、エピファネイア×インヘリットデール、栗東・高野厩舎)
母は3勝。おじフサイチリシャール(朝日杯FS勝ち馬)、おばライラプス(クイーンC勝ち馬)、ビーチサンバ(阪神JF3着)。坂路を中心に時計
が出され、2週前は物足りない内容だったが、1週前は54秒4-12秒1と良化。デビューへ向け上昇中だ。鞍上はルメール騎手。
エルサビオ(牡、レイデオロ×ギーニョ、栗東・中内田厩舎)
おばトゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯勝ち馬)。1週前はCW6F83秒0-12秒0。2週前もCW6F83秒0-11秒7と水準レベルの時計は出ている。鞍上は川田騎手。
●京都芝1200m
マーシャルテイル(牡、ミッキーアイル×モルジアナ、栗東・池添厩舎)
母は4勝。半姉コラリン(カンナS1着)、おじシャケトラ(G2を3勝)。芝で6F81秒台と速めの時計をマークしている。鞍上はルメール騎手。
オレンジサファイア(牝、ヴィクトワールピサ×オレンジティアラ、栗東・岡田厩舎)
母は4勝。半姉ポメランチェは新馬戦をレコード勝ち。6月の阪神でデビュー予定も、筋肉疲労が出たため放牧。しっかり立て直してデビューを迎える。調教は坂路55秒2-12秒9。2週前には坂路53秒3-12秒5をマークしており、水準レベルには達している。鞍上は岩田望騎手。
●新潟芝1600m(牝馬限定)
セルース(牝、キズナ×ザズー、美浦・池上厩舎)
半姉アルーシャ(6勝、クイーンC3着)、ダルエスサラーム(紅梅S1着)、半兄プライドランド(4勝)。1週前はウッド5F70秒6-12秒2と遅めだが、2週前はウッド5F68秒5-12秒1の時計が出ている。
◆2歳馬新規入厩
シュガーハートの21(牡、ドゥラメンテ×シュガーハート、栗東・清水久厩舎)
半兄キタサンブラック(G1・7勝)
サツキノジョウ(牝、レイデオロ×マルシアーノ、美浦・武井厩舎)
母は3勝。半姉エリカヴィータ(フローラS勝ち馬)、おじキンシャサノキセキ(高松宮記念2勝)。セレクトセール1億120万円(税込)
セイロンジェムズ(牡、レイデオロ×シンハライト、美浦・宮田厩舎)
母はオークス勝ち馬。半兄セブンサミット(2勝)
ラキシスの21(牡、レイデオロ×ラキシス、栗東・矢作厩舎)
母はエリザベス女王杯勝ち馬。半姉レッドミラージュ(2勝)
ヘヴンズクライ(牡、ハーツクライ×メジロツボネ、美浦・大竹厩舎)
半兄グローリーヴェイズ(香港ヴァーズ勝ち馬)
シンドリームシン(牡、キズナ×アルビアーノ、栗東・武幸厩舎)
母は重賞2勝、高松宮記念3着。半姉アヴェラーレ(関屋記念勝ち馬)。セレクトセール1億3750万円(税込)
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