【アルゼンチン共和国杯】先週はジャスティンパレス推奨!必見の「絶好ポジション」

東京2500mを得意とするマイネルウィルトス

東京2500mを得意とするマイネルウィルトス


先週の天皇賞・秋(G1)では穴馬候補のジャスティンパレス(6番人気)が2着に激走!

テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!

今週はアルゼンチン共和国杯(G2、東京芝2500m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。

攻略ポイント
  • <1>スタミナ勝負を見越して平均ペース
  • <2>東京コースでは結局は直線勝負に

やることは決まっている⑥アフリカンゴールドが逃げます。これに続くのが⑤アーティット、⑬ディアスティマ、⑯テーオーロイヤル。誤魔化しの利かない東京芝コースですから、とにかく自分のリズムで走って余計な消耗を抑えたいところ。

このコースで飛ばして逃げるのは自滅に等しいですから平均ペースで推移すると見ています。

向正面

↑⑥
↑⑬⑯
↑⑤
↑③⑩⑫
↑④⑦⑭
↑①②⑨
↑⑧⑪

↑⑮⑰⑱

内目を通る馬からすると、位置を下げてしまうと外からどんどん前に入り込まれてしまうため簡単には下げたくない。序盤の楽な時にどれだけいい位置を取れるかが終盤に影響してきます。

多頭数で各馬が必ずしも理想の進路を取れるとは限りません。勝負所で手応えが無くなった馬が下がってくるかもしれません。余計な心配が少ないのは先行ポジションでしょう。

③ヒュミドールや⑫ハーツイストワール、⑭ヒートオンビート辺りも理想は中団より前目。それらを①プリュムドールや④チャックネイト、⑨ゼッフィーロなどが見ながら中団グループを形成します。

最後は長い直線勝負が待ち受けているので、早めにマクって行くような馬はまずいないでしょう。

直線入口

↑⑥
↑⑤⑬⑯
↑ ③⑩⑫
↑ ④⑦⑭
↑① ② ⑨
↑ ⑧⑪
↑  ⑮⑰⑱

例年、早々と脱落する馬もいるので実際はもっと散り散りの隊列になっているはず。極端に速いペースでもなく、理想の位置取りとして半分より前にはいたいイメージです。

⑭ヒートオンビートは追い切りで状態が良い時に見せる膝の高い走り。久々をひと叩きして上向いて来ています。昨年の3着馬で春の目黒記念を勝利と得意の舞台。決め手勝負なら今回のメンバーでも上位で、勝ちに行く競馬で結果がついてくるでしょう。

⑯テーオーロイヤルは約1年ぶりでも凄く切れのある動きを見せています。勝負気配を感じる仕上げで好印象です。実績やコース相性は十分で、前々で運ぶグループの中ではしぶとい粘りが期待できます。

上記2頭など有力先行馬が前を片付けに行った際、展開が向きそうなのは道中ジッとしている追い込み馬。中でも⑰マイネルウィルトスはシャープな走りで使いつつ着実に良くなっている印象。ゴール直前でどこまで差して来れるか注目です。

本命候補:⑭ヒートオンビート

穴馬候補:⑰マイネルウィルトス

(元JRA騎手)