【京王杯2歳S】新種牡馬の進撃!コラソンビートがレースレコードで快勝

力強く伸びて前を捉えたコラソンビート

力強く伸びて前を捉えたコラソンビート


11月4日(土)、5回東京1日目11Rで第59回京王杯2歳ステークス(G2)(芝1400m)が行なわれ、横山武史騎手騎乗の1番人気・コラソンビート(牝2、美浦・加藤士厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:20.6(良)。

2着にはクビ差で7番人気・ロジリオン(牡2、美浦・古賀慎厩舎)、3着にはハナ差で9番人気・オーキッドロマンス(牡2、美浦・手塚厩舎)が続いて入線した。

勝ったコラソンビートは母の叔母にウインマリリンがいる血統。勝ちタイムの1:20.6は2019年タイセイビジョンが記録した1:20.8を0.2秒更新するレースレコード。また新種牡馬スワーヴリチャードの産駒はこれが中央重賞初制覇。絶好調の血統馬が、いち早く新たな時代を切り拓いた。

馬主は株式会社サラブレッドクラブ・ラフィアン、生産者は新冠町のビッグレッドファーム

  • コラソンビート
  • (牝2、美浦・加藤士厩舎)
  • 父:スワーヴリチャード
  • 母:ルシェルドール
  • 母父:オルフェーヴル
  • 通算成績:4戦3勝
  • 重賞勝利:23年京王杯2歳S(G2)


1着コラソンビート 横山武史騎手
「想像以上に良い脚を使ってくれました。ポジションを取りに行こうと思ったが、思った以上にペースが速くて、終いに脚をかけました。前の離れていましたが、戸崎騎手がこの馬に競馬を教えてくれていて、前の馬は気にならなかったです。脚を使ってくれるのを信じていました。

新馬戦で乗せてもらって、真面目で癖のない馬と感じていました。真面目すぎて強いていえばハミを噛みすぎるところがあります。このまま良い方向に進んでくれたら。距離はもう1ハロン伸びても大丈夫です」

2着ロジリオン 北村宏司騎手
「あの差なので悔しい。よく伸びてくれたし、ゲートは落ち着いていて、終いは脚を使えて良くなっています」

3着オーキッドロマンス 内田博幸騎手
「この馬のスピードを活かしながら、番手でレースを進めました。後ろに脚を使わせるような競馬も出来ました。1400もこなしてくれたし、今後に繋がる内容」

4着バンドシェル 菅原明良騎手
「中間にゲート練習をしていて、落ち着いてしっかり出られました。ゲートを出てハミを取ってイレコミが激しかったです。もう少し落ち着きがほしい」

5着ミルテンベルク モレイラ騎手
「まだ馬が若いです。レース前からテンションが高くて、返し馬、レース前のエネルギーのロスがありました。レースは頑張りましたが、レース前のロスが…。まだ子供っぽいので、精神的に成長できれば、能力のベストは出せると思います」

コラソンビート
コラソンビート
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