【弥生賞】"やんちゃ坊主"コスモキュランダが秘める能力とは…

中山とは相性のいいコスモキュランダ

中山とは相性のいいコスモキュランダ


弥生賞
コスモキュランダ
伊藤祥徳助手

——前走の3歳1勝クラス(1/8・中山・芝2000)は2着でした。レースを振り返ってください。

伊藤助手(以下、伊):2走前の京都2歳ステークスが「やはりこの馬は能力があるな」と感じる内容だったので、前走の1勝クラスは一発でクリアしたいと考えていましたが、ゲートの中で立ち上がるような格好になってしまいましたからね。あれが全てです。2着という結果は残念ですが、最後も差を詰めていますし能力は見せられたかと思います。

——この中間の過ごし方を教えてください。

伊:レース後は放牧に出して、弥生賞を目標に帰厩しました。肉体面はそれほど大きな変化はありませんが、精神面は大人になってきています。ゲート練習も毎週やっていてまだチャカチャカしたところも見せていますが、これから課題を克服していってくれればと思います。

——2/21(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

伊:調教でも遊んでしまうタイプなので後ろから突かれる形の方がしっかり走れますが、今回はあえて後ろから追いかける形にして「後ろからでもしっかり走らないとダメだよ」ということを教える狙いの追い切りをしました。スピードのあるベニシアと併せてしっかり前を捕まえにいっていましたし、内容としても時計としても満足のいく1週前追い切りが出来たと思います。

——レースへの意気込みをお願いします。

伊:まだゲートだったり競馬の中でスムーズさを欠いたりと課題は多いですが、経験を積んで勉強しながら着実に成長してきています。やんちゃ坊主ですが、自分で物事を考える能力がありますし、教わったことを覚える能力もありますし、何よりも走る能力がある良い馬なので先々まで含めて期待しています。ここもクラシックを目指す素質馬が揃うトライアルですし簡単ではありませんが、十分戦えるレベルにあると思っています。