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【ダービー卿CT】熾烈な駆け引き！パラレルヴィジョンがゴール前で差し切る

2024/3/30(土)

【ヴィクトリアＭ】黒岩陽一調教師「１番強いと思っている。」／アスコリピチェーノ【共同記者会見】

ゴール前で差し切ったパラレルヴィジョン

3月30日(土)、3回中山3日目11Rで第56回ダービー卿チャレンジ(G3)(芝1600m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の2番人気・パラレルヴィジョン(牡5、美浦・国枝厩舎)が、大逃げからの粘り込みを図るエエヤンをゴール前差し切り優勝。勝ちタイムは1:32.9(稍重)。

2着には3/4馬身差で8番人気・エエヤン(牡4、美浦・伊藤大厩舎)、3着には1馬身半差で5番人気・アスクコンナモンダ(牡5、栗東・中内田厩舎)が続いて入線した。 1番人気に支持されたディオ(牡5、栗東・辻野厩舎)は11着に敗れた。

勝ったパラレルヴィジョンは叔父に17年中日新聞杯を勝ったメートルダールがいる血統。昨年はダートにも出走し勝利していたが、改めて芝に戻った前走ニューイヤーSでは素質を開花させ快勝。同コースでの挑戦となった重賞の舞台でもその勢いは止まらず、オープン戦連勝で重賞初制覇を飾った。

馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。

1着パラレルヴィジョン(戸崎圭太騎手)
「届く位置で進められました。後ろもいましたが、相手は前かなと。反応も良く、体重もマイナス16キロでしたが、スッキリして良くなっていました。調教もすごく良かったですし、乗りやすい馬です。ゲートだけ気を付けました。精神的に落ち着きが出てきたのがレースの結果にもつながっていると感じます」

2着エエヤン(Mデムーロ騎手)
「去年から結果が出ていなくて心配していたのですが、今日は返し馬から雰囲気が違いました。ハナに行くつもりはなかったのですが、馬の行きっぷりがよく、元気も良かったので行きました。最後まで頑張ってくれました。2着で本当に残念」

3着アスクコンナモンダ(岩田望来騎手)
「少しポジションが後ろになって、更に馬場の悪いところを通ってしまいました。最後は伸びているので、ポジションさえ取れれば、重賞も獲れると思います」

4着ニシノスーベニア(大野拓弥騎手)
「今日は昇級戦で重賞、前残りの展開でしたが、最後盛り返していて頑張りました。まだまだ良くなりそうな雰囲気があります」

5着ダディーズビビッド(三浦皇成騎手)
「マイルでも上手に走ってくれました。坂のあたりで心配していましたが、バタバタにならずに走れました。これならマイルも守備範囲、使っていけるんじゃないでしょうか。良い内容でした」

11着ディオ(北村宏司騎手)
「このクラスでタイトなローテーションだったのが堪えました。なかなか楽に上がっていけなかったですが、それでも力は感じましたし、挽回出来ると思います」