【ユニコーンS】いざ東京ダービーへ!指揮官が語るミッキーファイトの能力

ここまで2戦2勝のミッキーファイト

ここまで2戦2勝のミッキーファイト


ユニコーンS
ミッキーファイト
田中博康調教師

——前走の2歳1勝クラス(2023/12/10・中山・ダ1800)は1着でした。レース内容を振り返ってください。

田中博調教師(以下、田):初戦が東京マイルのワンターンであまり流れに乗れず、勝つには勝ったけど芯の入った走りではありませんでしたし、前走のときもまだ緩さがかなり残っている状態だったので、どんなものかなという気持ちで送り出しました。実際レースでは良いパフォーマンスを見せてくれましたし、中山1800でもしっかり走れたなと思いました。

——今回ユニコーンステークスを選択された意図は。

田:デビュー前から能力をすごく感じている子なので、今年から中央にも開放された東京ダービーヘ行きたいと考えています。そのためのステップとして時期もちょうど良いですし、現状では馬体のバランスから右回りの方が良いと思っているので、これまでの東京マイルから京都1900に舞台が替わるのもプラスだと思って選びました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

田:前走後は一旦放牧に出してもっと早い段階で別のレースを使うプランもありましたが、そのときは体調が整わず再放牧に出しました。デビュー前から良化度合いがスローなタイプでこの中間も同じような感じですが、今回は帰厩後順調に調整出来ています。

——4/18(木)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

田:帰厩後まだ実の入った走りではありませんでしたし、しっかり負荷をかけてもそれほどヘコたれない子なので、1週前はジョッキーを乗せて強めの負荷をかけました。左回りで追い切りましたが上手に走れていましたし、左右のバランスが少しずつ良くなっています。レースは右回りですし、更に良い走りが出来るのではないか、と思います。

——現状で先生が感じるこの馬のストロングポイントを教えてください。

田:非常に真面目で気持ちが素直なところですね。ムキになることもなく、走ることに一生懸命な子です。

——今後の成長を期待しているところは。

田:筋肉の緩さがあって腰回りにもそういう感じが残っていますし、これからダート馬らしい硬さが出てくれば更にダートでのパフォーマンスが上がると思います。芝でデビューさせようかと一瞬思ったくらいダート馬らしくない感じの子ですが、今回は良い意味で硬さが出てきましたし、その辺りも楽しみです。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

田:これだけの血統の馬をやらせてもらっているので、結果を出したいと思っています。ここで良い結果を出さないと東京ダービーを使うチャンスがないので、何とか東京ダービーヘ繋がるような競馬を、と思っています。