【成瀬琴のノーザンF天栄潜入記part2】オークス馬登場!期待の素質馬たちを直撃!


皆さんこんにちは!先週に引き続き、"第2のエフフォーリアを探せ!"ということでノーザンファームの最前線・ノーザンファーム天栄にやってきた私、成瀬琴が、期待の良血馬、素質馬たちをガンガン紹介しちゃいます!

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前編を見てくださった方はお分かりかと思いますが、スゴい馬ばかりです…!良血馬ばかりで目移りしちゃいますよね(笑)

というか聞いてください。天栄、女性スタッフの方が増えてるんです。育成の最前線で戦う女性スタッフの方、素敵です。そんな中、女性スタッフの方が引いてきてくださった1頭の鹿毛の男の子が私の目に止まりました…。この馬、大人っぽい…

この大人っぽい馬の正体は、先月東京の開幕週の新馬戦で2着に入ったアルレッキーノ。お姉さんがオークス馬チェルヴィニアという良血です。「2歳ではあるんですけど、2歳に見えないところがあるんです。力強い走りをしてくれるんですよ」と女性スタッフさん。やっぱり。私の目に狂いはなかったみたいです(笑)

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「スピード能力が高いんですよ」と語るのは吉田厩舎長です。この方、アルレッキーノのお兄さんで、新潟記念を勝ったノッキングポイントも管理されていた方なんです。

「比較的乗りやすく扱いやすいチェルヴィニアに対して、ノッキングポイントは2歳時、良い意味で枠からはみ出ているというイメージがあったんです。古馬になってからだいぶ落ち着いて乗りやすくなったと思うんですけれど、アルレッキーノはノッキングポイントの2歳の時のようにスピードが有り余っている状態で、ちょっと枠を超えるようなところがあるんです。そこは長所でもあるんだけれど、コントロール面を気を付けていかないといけませんね」と、お兄さんとの比較について話してくださったのですが…スピードが有り余ってる!?

それはスゴい馬になるという裏返しでは…。第2のエフフォーリアを探しにきた私にとって、今の吉田厩舎長のコメントは聞き逃せませんよ。

ブリックスアンドモルタル産駒ですが、普段から気性が難しいというわけではないのだそうです。「ブリックスアンドモルタル産駒にはあまり携わったことがないんですけれど、他の人から聞くと"我が強い"とか、そういう面があるみたいです。ただアルレッキーノは意外にそういう面はないですよ」と厩舎長。

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かわいらしいアルレッキーノと

あ、そうなんですね。確かに大人っぽいですものね。ちょっと撫でさせてもらったのですが、本当です、おとなしい…可愛い…!「特に普段扱っている分には素直です。乗るとやっぱり馬場入りとかで気持ちが入りやすいところは感じますけれど、扱っている分には扱いやすいですね」という厩舎長の言葉通りです。

注目の次走は新潟開催、2週目のマイルとのこと。お姉ちゃんのチェルヴィニアと同じく、新潟で初勝利を狙います。これは応援確定です!

…と意気込んでいた私に、なんと、天栄の皆さんからご厚意でお姉さんのオークス馬・チェルヴィニアを見せていただきました!

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千葉厩舎長補佐が「性格が穏やかで乗りやすく、扱いも気になることがないんです」とおっしゃるように、本当におとなしい仔です。

この後は10月13日に京都競馬場で行われる秋華賞に直行する予定。「オークスを使った後は疲れて回復するまで時間が掛かったんですけれど、だいぶ調子が良くなってきたんで、これから調教を進めて行けると思います。秋華賞に向けてこれからやっていきます」と千葉厩舎長補佐も期待の口ぶり。

なんと、千葉厩舎長補佐曰く「3歳春が終わったばかりなのでまだ70%くらい」の完成度なのだそう。70%であの走り…成長して完成度が100%になったら…ああ、秋が待ち遠しいです!

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秋華賞制覇を狙うチェルヴィニア

話を2歳馬に戻しましょう。そうです、私は第2のエフフォーリアを探しにきたんです(笑)

どうやら夏の新潟デビュー組に面白い馬がいるようです。まずはカーラデマドレ。お母さんが重賞3勝のディアデラマドレ。近親には活躍馬の名前がズラリと並びます。

「一番の長所は、バネを感じるところですね。お母さん譲りのバネとキレを感じます」とトーンが高いのは本巣厩舎長。もうこのコメントを聞いただけで私の期待も膨らみます。

お姉さんのエリザベス女王杯3着馬クラヴェルは秋以降のデビューでしたが、「この仔も完成はまだ少し先だと思いますが、すごく気持ちがありますし、動ける馬なので、これまでの兄弟より早いデビューでも行けるんじゃないかと。新潟あたりでデビューできたらと思います」と厩舎長。

そんなクラヴェルはエピファネイア産駒でしたが、妹のカーラデマドレは芝馬もダート馬も出す種牡馬、ドレフォンの産駒。気になる適性は「芝に適性があると思いますよ」とのことでした。この仔も注目です!

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デビューに向けて調整されるカーラデマドレ

まだまだいます、期待の素質馬たち。新潟デビュー予定なのがデュピュイドローム。母は重賞2勝のジューヌエコール、いとこにマイル女王ソングラインがいる良血馬です。「現状は下半身に課題を残していて、直線の長い、かつコーナー1つでというところです」と場長は課題も口にされましたが、期待度は高いよう。

「ここにきての良化度合いがいいです。ゲート試験合格直後はまだ前後の繋がりというか、勢いが付くまでに時間が掛かっていました。しかし乗り込むにつれて、反応、俊敏性が出てきたので、競馬に向けて良くなっていくんじゃないかなと思います。ゲート試験合格後からの良化度合いと血統を含めれば、期待できるんじゃないかなと思います」と展望を話してくださいました。

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皆さん、いかがでしたでしょうか。期待馬ばかりで本当に目移りしちゃいますよね(笑)。ここまで読んでくださった皆さんのために、私、木實谷場長に古馬の注目馬も聞いておきました!

「やっぱりトロヴァトーレじゃないですか(笑)」と木實谷場長。あ、父の管理馬ですね(笑)

場長の口調は熱を帯びています。「春はクラシックに乗せられなかったけれど、二戦目で見せた脚は本物だと思っているので。前走は競馬を教えるという意味で適性よりも短いマイルに使いましたが、そこも難なくこなしてくれて能力の高さを見せてくれました。ここから重賞、G1に向けて頑張っていきたいですね」と力強いお言葉、いただいちゃいました!

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今後は新潟開催の自己条件を使ってから、秋は重賞に向けて調整されるそう。「母系にエンパイアメーカーが入っていて、ダートでもかなり走ると思っています。ゆくゆくは二刀流でいってほしいなと…」と笑う場長でしたが、トロヴァトーレへの思い入れは深いようです。

何を隠そう、父レイデオロは現役時代、天栄の育成馬でした。「父レイデオロは天栄で育ったダービー馬なのでね。今はスワーヴリチャードに差を付けられた感じですけれど、こちらとしてはレイデオロの名を上げたいなと思ってます」と場長は力強く話してくれました。もちろん父の管理馬ということで応援していますが、それを除いても応援していきたい1頭です。

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ノーザンファーム天栄の皆さん、ありがとうございました!

成瀬琴のノーザンF天栄潜入記part1・第2のエフフォーリアを探せ!超良血馬がいきなり登場!?はこちら!