【スプリンターズS】3年続けて激走中!シンプルなのに威力抜群の「即買い条件」に該当する逆転候補

春に高松宮記念を勝っているマッドクール

春に高松宮記念を勝っているマッドクール


9/29(日)に行われるスプリンターズステークス(G1、中山芝1200m)。過去の結果を見返しても波乱の少なくないレースですが、実はここ数年において、シンプルながらも威力抜群の「即買い条件」が存在していることをご存じでしょうか。

その条件とはズバリ……「外国産馬」であることです!

▼中山芝1200m「外国産馬」成績
全レース[16-12- 6-80]複勝率29.8%
OP・重賞[ 7- 5- 2-26]複勝率35.0%

●スプリンターズSでの主な好走馬

23年2着 マッドクール(6人気)
22年1着 ジャンダルム(8人気)
21年3着 シヴァージ(10人気)
19年2着 モズスーパーフレア(3人気)

(※過去5年)

レース全体だけでなくオープン重賞などの特別戦においても、中山芝1200m戦では外国産馬が安定した成績を残しています。特にここ3年のスプリンターズSでは人気薄での好走が目立ち、連続して人気薄が上位に食い込んでいるのは要注目でしょう。

このような傾向が表れる理由の一つとして、日本馬の層が挙げられるでしょう。日本競馬の代名詞と言えば、やはりジャパンCや日本ダービーの行われる東京芝2400m。必然的に日本馬の多くは、東京コースの長い直線で活躍できることに重心を置いて生産されます。

しかしスプリンターズSの行われる中山芝1200mは距離も直線も短く、また小回りで急坂も存在するなど東京とは相反する性質をもつコース。よってここで力を発揮できる日本馬の層はさほど厚くなく、ダッシュ力やパワーに分がある外国産馬が互角に渡りあえているのだと考えられます。

念のためデータを並べておくと、日本馬の主戦場、東京芝2400mにおける外国産馬の成績は過去5年で[2-0-2-34]複勝率10.5%と振るわず。オープン特別で馬券になった馬ともなると、24年ダービー3着シンエンペラー1頭のみです。

そして今年出走を予定している外国産馬は、日本調教馬マッドクールに加え、香港馬ビクターザウィナー、ムゲンの計3頭。この中でも注目はマッドクールビクターザウィナーでしょう。

先述のスプリンターズSで好走した外国産馬は、いずれも先行し4コーナー1~5番手から粘り込みという共通点がありました。同じく前目でのレースを得意とする2頭も、人気の有無にかかわらず馬券を押さえておく価値アリです!