【2歳馬情報】東京開幕!名マイラーの弟が出陣!

今週から秋の東京開催、京都開催がスタート。秋競馬が本格的に始まる中、開幕週から多くの良血馬、評判馬がスタンバイしている。厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していこう。

◆10月5日


●東京芝2000m

ウィクトルウェルス(牡、リアルスティール×ウィクトーリア、美浦・宮田厩舎)
母はフローラS勝ち馬。おじブライトエンブレム(札幌2歳S勝ち馬)、アストラエンブレム(重賞2着2回)、祖母ブラックエンブレム(秋華賞勝ち馬)。1週前の追い切り(以降も時計は、主に1週前のもの)は、ウッド6F81秒5-11秒4の好時計をマークしている。

レッドキングリー(牡、サートゥルナーリア×レッドエルザ、美浦・木村厩舎)
半兄レッドレオン(日経新春杯2着)、半姉レッドアステル(4勝)。9月29日の中山芝2000mを除外となり、ここへ回る予定。2週前にウッド6F79秒5-11秒2と秀逸な時計をマーク。1週前もウッド82秒7-11秒5と上々の時計を出している。

●東京芝1600m(牝馬限定)

ロンドボス(牝、モーリス×フィニフティ、栗東・藤原英厩舎)
母はクイーンC2着。おじステファノス(富士S勝ち馬、G1で2着3回)。2週前の追い切りはCW6F78秒6-12秒0と全体時計が優秀、1週前は坂路で55秒6-11秒8と終い1Fの時計が目立っている。鞍上は戸崎騎手の予定。

ブルージュ(牝、ブリックスアンドモルタル×サンブルエミューズ、美浦・栗田厩舎)
母はフェアリーS3着。半姉ナミュール(現5勝、マイルCS勝ち馬、※現役馬の成績は9月27日現在、以降同)、ラヴェル(現2勝、アルテミスS勝ち馬)、アルセナール(現1勝、クイーンC2着)。2週前にウッド5F66秒3-11秒5、1週前にウッド5F66秒9-11秒3と、好内容の追い切りを連発している。

「前進気勢が強く、スピード感溢れる走りで、距離はマイルまでか。将来的にはスプリント路線もあるかも。華奢な体型だけに軽い馬場のほうがいい」と記者の話。鞍上はルメール騎手の予定。

●京都芝1600m

アドマイヤズーム(牡、モーリス×ダイワズーム、栗東・友道厩舎)
母は4勝。半兄ヴィアメント(平地4勝、障害1勝)。セレクトセール1億2650万円(税込)。1週前はCW6F85秒1-11秒6と全体時計は地味だが、2週前はCW6F79秒9-11秒7の速い時計をマークしている。鞍上は川田騎手の予定。

レベルスルール(牡、イスラボニータ×ロックディスタウン、栗東・池江厩舎)
母は札幌2歳S勝ち馬。CW6F83秒1-11秒2と、終いに上々の時計が出ている。鞍上はシュタルケ騎手の予定。

シャイフ(牡、ミッキーアイル×ファディラー、栗東・池添厩舎)
半姉コスモシャングリラ(現3勝)。CW6F82秒1-11秒5の好時計をマークしている。

●京都ダート1400m

ジャスパーノベル(牝、Vekoma×Flatter Me Owen、栗東・森厩舎)
1週前は坂路53秒0-12秒3、2週前には坂路51秒8-12秒6の好時計が出ている。OBSマーチセール出身。同セリ出身の森厩舎の馬は、今年の2歳新馬戦で5戦5勝。本馬にも期待がかかる。

◆10月6日

●東京芝1800m

ガルダイア(牡、エピファネイア×アステリックス、美浦・国枝厩舎)
半姉アエロリット(NHKマイルC)。2週前は坂路で52秒3、1週前はウッドで5F65秒7-11秒4。「脚元を考えて坂路も併用の調整。シャープな腹回りで仕上がりが早そうなタイプ。初戦からいける」と記者の話。鞍上はルメール騎手の予定。

フィーリウス(牡、キタサンブラック×レーヴドゥラメール、美浦・手塚厩舎)
祖母レーヴディソール(阪神JF勝ち馬)。追い切りは坂路53秒6-12秒5。2週前はウッドで5F68秒7-11秒7が出ており、デビューへ向け順調に来ている。

●東京芝1600m

キロノヴァ(牡、ミッキーアイル×カンビーナ、美浦・萩原厩舎)
半兄ファルコニア(京成杯AH勝ち馬)、トーセンカンビーナ(阪神大賞典2着)。追い切りはウッド5F67秒3-11秒9。「血統馬らしい素材。気性面を考えながらの調整だけど、終いは切れも感じさせる動き」と記者の話。鞍上は戸崎騎手の予定。

●京都芝1800m

サトノブリジャール(牡、エピファネイア×ベルダム、栗東・友道厩舎)
おばジェンティルドンナ、ドナウブルー(重賞2勝、ヴィクトリアマイル2着)。セレクトセール1億8700万円(税込)。1週前はCW6F84秒9-11秒5だが、2週前はCW6F80秒8-11秒7の速い時計が出ている。

●京都芝1400m(牝馬限定)

チェルビアット(牝、ロードカナロア×キューティゴールド、栗東・高野厩舎)
半姉ショウナンパンドラ(ジャパンC、秋華賞勝ち馬)。2週前までは目立たなかったが、1週前は坂路54秒4-12秒2を出し、態勢は整いつつある。 鞍上は北村友騎手の予定。

パスコード(牝、ブリックスアンドモルタル×キープシークレット、栗東・高柳大厩舎)
母は2勝。半兄シークレットキー(現3勝)。2週前までは坂路主体だったが、1週前はCWで6F81秒2-11秒8の速い時計が出ている。鞍上は幸騎手の予定。

●京都ダート1800m

ディナン(牡、ナダル×サンソヴール、栗東・福永厩舎)
半兄クールミラボー(現4勝、きさらぎ賞3着)。2週前はCW6F80秒3-11秒9、1週前は坂路52秒7-12秒1と、違うコースでともに好内容の追い切りをこなしている。鞍上は川田騎手の予定。

ステイクオール(牡、ナダル×ボールドアテンプト、栗東・上村厩舎)
母は3勝。おじタイムフライヤー(ホープフルS勝ち馬)。当初は芝でデビュー予定も、追い切りの走法などからダートに変更。CW6F70秒2-11秒6と軽めだが、2週前はCW6F83秒9、1Fは11秒1の高速上りをマークしている。鞍上は松山騎手の予定。

◆2歳新規入厩

オーケアニス(牝、ロードカナロア×タイタンクイーン、栗東・松永幹厩舎)
半姉ギルデッドミラー(武蔵野S)、半兄ストロングタイタン(鳴尾記念)、ミラアイトーン(6勝)

パクシー(牝、モーリス×ピクシーホロウ、栗東・中内田厩舎)
全兄ピクシーナイト(スプリンターズS勝ち馬)、半兄フェーングロッテン(現3勝、ラジオNIKKEI賞勝ち馬)

アメージングハナビ(牝、ドゥラメンテ×アメージングムーン、栗東・昆厩舎)
母はファンタジーS3着。全兄タッチウッド(現1勝、共同通信杯2着)、半兄ノースブリッジ(現7勝、重賞3勝)、おじローレルゲレイロ(G1を2勝)