【府中牝馬S】女王、堂々の帰還!G1馬ブレイディヴェーグが約11か月ぶりのレースを快勝

休み明けも関係なく差し切ったブレイディヴェーグ

休み明けも関係なく差し切ったブレイディヴェーグ


10月14日(月)、4回東京4日目11Rで第72回アイルランド府中牝馬(G2)(芝1800m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の2番人気・ブレイディヴェーグ(牝4、美浦・宮田厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:44.7(良)。

2着には1馬身1/4差で10番人気・シンティレーション(牝5、美浦・池上和厩舎)、3着には半馬身差で1番人気・マスクトディーヴァ(牝4、栗東・辻野厩舎)が続いて入線した。

勝ったブレイディヴェーグは叔母に15年のオークスと秋華賞を制した名牝ミッキークイーンをもつ良血だ。前走は3歳にしてエリザベス女王杯を制するなど非凡な才を開花させていたが、およそ11か月ぶりとなる復帰戦でもその輝きは色褪せず。完勝とも呼べるレースぶりを披露し、4歳初戦で理想的な滑り出しを見せた。

馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム

1着 ブレイディヴェーグ(ルメール騎手)
「最後の末脚素晴らしかった。馬の上でも気持ち良かった。スタートはいつも1歩目、2歩目が速くないけど、今回は休み明けだから最初は軽い指示にしたかった。長い休みだったので馬をリスペクトしないといけない。後ろでも心配はしていなかったし、だんだん自分のリズムを見つけてくれた。3~4コーナーの手応えは良かったし、あとは自分の道を見つけるだけでした。

ブレイディヴェーグはすごい馬です。能力はチェルヴィニアと同じくらいのレベル。なかなか数を使えない馬だけど、コンディションが良くなれば、トップレベルで勝てると思います」

2着 シンティレーション(戸崎圭太騎手)
「ポジション的にはもう少し良いところが欲しかった。重賞だとなかなか。切り替えていって、最後の手応えもよく、良い脚で伸びてくれました」

3着 マスクトディーヴァ(川田将雅騎手)
「厩舎の言っているとおり、返し馬でもこれからよくなる雰囲気がある感じだった。レースもいつも頑張ってくれているし、本番に繋がってくれればと思います」

4着 フィアスプライド(Mデムーロ騎手)
「直線一瞬すごく良いと思ったが、久々で展開もあまり早くなかった。もう少し流れて欲しかった。ジリジリだけど伸びてきていて、やっぱり良い馬。6歳馬だと思えないです」

8着 モリアーナ(岩田康誠騎手)
「どうも注文がつくタイプ。スタートしてから2コーナーくらいまで、ハミにぶら下がる感じだった。もう少しリラックスして走ってくれたら。距離はマイルくらいの方がいいかもしれません」

15着 ハーパー(武豊騎手)
「どうしたんだろうね…。良いスタート切って、手応え良く運んでいたし、4コーナー手前で手応えがなくなった。敗因がわかりません」

  • ブレイディヴェーグ
  • (牝4、美浦・宮田厩舎)
  • 父:ロードカナロア
  • 母:インナーアージ
  • 母父:ディープインパクト
  • 通算成績:6戦4勝
  • 重賞勝利:
  • 23年エリザベス杯(G1)

ブレイディヴェーグ
ブレイディヴェーグ
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