【天皇賞・秋】これぞヒーローの勇姿!武豊&ドウデュースが4度目のG1勝利を飾る

豪脚で盾獲りを果たしたドウデュース

豪脚で盾獲りを果たしたドウデュース


10月27日(日)、4回東京8日目11Rで第170回天皇賞(秋)(G1)(芝2000m)が行なわれ、武豊騎手騎乗の2番人気・ドウデュース(牡5、栗東・友道厩舎)が道中後方から運ぶと、直線外から決め手鋭く差し切って優勝。勝ちタイムは1:57.3(良)。

2着には1馬身1/4差で9番人気・タスティエーラ(牡4、美浦・堀厩舎)、3着には半馬身差で8番人気・ホウオウビスケッツ(牡4、美浦・奥村武厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたリバティアイランド(牝4、栗東・中内田厩舎)は13着に敗れた。

勝ったドウデュースは22年日本ダービー馬。昨年の天皇賞・秋でも上位の支持を受け同期イクイノックスとの直接対決に臨んでいたが、直前には相棒の武豊騎手が負傷し戦線離脱。アクシデントも響いたか7着に敗れていた。

主戦が復帰した今年も、春2戦で結果が伴わず順調とは言い難いレースが続いていた。しかし改めて立て直したこの1戦ではこのコンビらしい力を発揮。並み居るG1馬を退け、見事4度目のG1勝利を手にした。

今年限りで引退が発表されている同馬。名コンビが軌跡を描き終えるその瞬間まで、片時も目を離すことができない。

馬主は株式会社キーファーズ、生産者は安平町のノーザンファーム

  • ドウデュース
  • (牡5、栗東・友道厩舎)
  • 父:ハーツクライ
  • 母:ダストアンドダイヤモンズ
  • 母父:Vindication
  • 通算成績:15戦7勝
  • 重賞勝利:
  • 24年天皇賞・秋(G1)
  • 23年有馬記念(G1)
  • 23年京都記念(G2)
  • 22年東京優駿(G1)
  • 21年朝日杯FS(G1)

1着 ドウデュース(武豊騎手)
「今日こそはこの馬の能力・強さを発揮したかったです。この馬本来の走りで本当に嬉しかった。

折り合いもついて、最後の末脚にかけました。中途半端なレースはしたくなかったです。これでダメなら仕方ないと腹を括りました。

最後は凄い速さで、今日も強い馬が前にいて簡単なレースではなかったです。でも、物凄い勢いだったので大丈夫と思いました。本来の強さをお見せできて本当に良かったです」

2着 タスティエーラ(松山弘平騎手)
「馬の雰囲気、スタートと良く、いいリズムで走れました。最後追い出して伸びて、あと少しまで来ましたが、勝ち馬の決め手に最後負けてしまいました。悔しいです。素晴らしい馬に乗るチャンスをもう一度もらったのに結果を出せず、とにかく悔しいです」

3着 ホウオウビスケッツ(岩田望来騎手)
「ゲートを切って、理想の位置取りでレースを進められました。力んでいましたが、G1にしては良いスローペースでいけました。直線手応えを感じて早めから踏みましたが、最後100mで坂を上がってから止まってしまいました。でも3着まで粘れたのは力のある証拠。力をつけてリベンジしたいです」

4着 ジャスティンパレス(坂井瑠星騎手)
「調教より返し馬の方が良かったです。ゲートが出られそうなタイミングが一瞬もなく、ポジションが後ろになってしまいました。道中が良くて一発勝負に出ましたが、結果下げて外に出した方がきわどかったかもしれません」

13着 リバティアイランド(川田将雅騎手)
「返し馬の雰囲気が良く、4コーナーまで抜群の手応えで回ってきましたが……ここまで動けなかったのは初めてです」

ドウデュース
ドウデュース
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