【武蔵野S】いざ砂の玉座へ!エンペラーワケアが初のマイル戦を快勝

初のマイル戦を快勝したエンペラーワケア

初のマイル戦を快勝したエンペラーワケア


11月9日(土)、5回東京3日目11Rで第29回東京中日S杯武蔵野S(G3)(ダ1600m)が行なわれ、川田将雅騎手騎乗の1番人気・エンペラーワケア(牡4、栗東・杉山厩舎)が先行各馬を見る位置から運び、直線内から空いた進路を鋭く抜け出し優勝。勝ちタイムは1:36.0(良)。

2着には1馬身差で5番人気・カズペトシーン(牡4、栗東・池添学厩舎)、3着にはハナ差で4番人気・ペリエール(牡4、美浦・黒岩厩舎)が続いて入線した。

勝ったエンペラーワケアはデビュー戦を除いてはすべてダート1400mのレースを走り、今年の根岸S1着を含む8戦6勝・2着2回の戦績を残していた砂の強豪。初の1600m戦となった今回もファンの期待に応える快勝を見せ、これでダート9戦7勝、重賞2勝と記録を伸ばした。

また今回の勝利で鞍上の川田将雅騎手は史上8人目となるJRA通算2100勝を達成。人馬ともに嬉しい1勝となった。

馬主は草間庸文氏、生産者は日高町の下河辺牧場

  • エンペラーワケア
  • (牡4、栗東・杉山厩舎)
  • 父:ロードカナロア
  • 母:カラズマッチポイント
  • 母父:Curlin
  • 通算成績:10戦7勝
  • 重賞勝利:
  • 24年武蔵野S(G3)
  • 24年根岸S(G3)

1着 エンペラーワケア(川田将雅騎手)
「1600mをこなすためにここを使っていますし、返し馬でもパドックでも意識していました。

パドックで少しテンションが高くなっていましたが、返し馬で落ち着いてくれました。スペースのない中抜け出してきてくれて、能力を感じます。一番いい時に比べもう一つ足りないので、そこまで持って行ければと思います」

3着 ペリエール(石川裕紀人騎手)
「とても具合が良くて、一回使って体が軽くなっている感じでした。前が速くなるのも想定通りで、最後もハマったかな、勝ったかなと思いました。勝ち馬には上手く割ってこられてしまいましたが、3着ながら良い内容だったと思います」

4着 ペイシャエス(横山和生騎手)
「次のことも考えて、流れについていく競馬をしました。自分としてはペースもリズム良く行けました。終いもしっかりしているし、次良くなりそうな雰囲気を感じます。秋初戦としては良い競馬でした」

5着 サンライズホーク(Mデムーロ騎手)
「難しいですね。マイルも久々で控える形で運びましたが、最後はじりじり。結果的にもっと早めの競馬をした方がよかったのかもしれないが、なんとも言えませんね」

8着 タマモロック(ムーア騎手)
「スタートして悪くないポジションで、道中手応えもありました。直線の勝負どころで、道中の手応えより思ったほど伸びませんでした。速いペースに付いて行った分、最後の脚が甘くなってしまいました」


※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。