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【中日新聞杯】再びタイトル奪取へ!コスモキュランダが巻き返しに挑む
2024/12/4(水)

巻き返しを狙うコスモキュランダ
中日新聞杯
レモンポップ
伊藤祥徳調教助手
——前走の菊花賞は14着でした。改めてレース内容を振り返ってください。
伊藤助手(以下、伊):悔しい、のひと言です。大一番に向けてやれるだけのことをやって臨んだつもりでしたが、この結果を受けて「まだまだ厩舎としてやれることがあったんじゃないか?」と、問いただされているような気持ちになりましたし、トップクラスの馬を相手にタイトルを懸けて戦っていくのは簡単なことではない、と改めて思いました。
本当に結果については残念で悔しいですが、この敗戦を糧に厩舎力を上げていって、次に向けてまた前を向いていかないといけないと考えています。
——この中間の過ごし方を教えてください。
伊:前走後は放牧に出しました。体をフックラさせてから、ここを目標に少し早めに帰厩しました。トレセンにきてからも順調です。前走の反省を踏まえて「何が足りなかったか」という点を突き詰めて考えて、今回は調整強度自体を強めることと、ウィークポイントの右トモの改善目的で蹄鉄を替えるという2点の工夫をして調整を進めています。
——11/27(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。
伊:従来通り、1週前追い切りはしっかりやろうと思っていました。ゴーサインが出てから少しモジモジする感じはありましたが、スピードに乗ってからはウッドをしっかり捉える素晴らしいフットワークで走れていましたし、ラスト1ハロンはキュランダのキャリアのなかでもベストラップをマークしていました。
乗っていたジョッキーも「道中の追走の感じも追い出してからの反応もすごく良かったです」と感心していましたし、狙い通りの追い切りができました。調整強度を強めることと右トモの蹄鉄を替える工夫も「試してみて良かったな」という手応えを感じています。
——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。
伊:前走ももちろん自信を持って送り出しましたが、我々厩舎スタッフが未熟で結果を出せませんでした。今回はまた新たなタイトルを目指してやっていく第一歩だと捉えています。
前走と比較するというよりは一旦フラットにして、2点の工夫などこの中間から新たに取り組んでいることが結果にどう繋がるか見てみたい、という感じですね。1週前追い切りの動きを見ると、良い方に出てくれるのではないか、という期待を持っています。
——初めての中京参戦です。中京芝2000という舞台適性への見通しは。
伊:これも前走の結果を受けると、正直「やってみないと分からない」としか言えませんね。合っていると思っていた京都3000であのような結果でしたし、初挑戦の舞台に対して確証を持った話はできません。
——レースへ向けて意気込みをお願いします。
伊:大きな負けを経て、頭のなかを1回リセットしてまたタイトルを取るための第一歩として捉えています。ひとつひとつの仕事に対して丁寧に取り組みながら、キュランダを勝たせるためには何が必要なのか、常に考えていきます。レース当日には自信を持って送り出せるように、残りの日数で充実した時間の使い方をしていきたいです。
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