高橋康之厩舎は"超レア"!女性スタッフの皆さんに支えられ…【永島まなみ騎手コラム】

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まなみの学び

先週末の新潟競馬ではゴメンネジローに騎乗しよく追い込むも3着だったまなみ騎手。新潟の馬場のお話からゴンサルべス騎手のお話のその後、そして今週のファンの方からの質問コーナーでは"女性スタッフさん"のお話について色々伺うなど、今週も内容盛りだくさんでお届けします!

春の新潟で自身3度目のトゥギャザーゴールイン!

——先週末は土日ともに新潟競馬で騎乗されました。日曜の7R・4歳上1歳クラスではゴメンネジローに騎乗され、よく追い込むも3着同着という結果でした。

ちょっと1200mも忙しかったかもしれません…。8カ月半ぶりでも本当によく、一生懸命走ってくれました!

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PN.えりさんご提供

——休み明けの分忙しかったわけではなく…?

もう1400mのほうがいい馬になっているかもしれませんね。

——約8カ月半ぶりの実戦で+16kg、こちらはどうでしたか?

成長分もあると思います。次もう少し絞れれば更にいい状態になるのではなりそうです。

——ふと思ったのですが、よくジョッキーの皆さんは「ちょっと太かった」とおっしゃるケースがあります。これはどのような点から分かるのでしょう。

返し馬の段階から動き的に重苦しさを感じるところがあったり、太くて体ができていないと道中息遣いがしんどかったりします。そういった部分から皆さんちょっと太かったとおっしゃっているんだと思います。

——馬が「ワシ、今日ちょっと重いで」と言ってくれるわけではなく。

言ってくれたらすごくありがたいです(笑)

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PN.ゆーさんご提供

——入ったのは大外枠でした。まなみ騎手からするとこの枠はどうだったのでしょう。

枠はもう少し内のほうが良かったですね…

——2着馬から3馬身差離されているだけに何とも言い難いですが、理想としては1つ前のリードプリンシパルの位置にいたかったのでしょうか。

そうですね、大外枠だっただけに、せめてリードプリンシパルのポジションにいたかったところではあります。

——最後は上がり3Fメンバー中2位タイの脚を使っていました。休み明けでもこの内容、やはり力のある馬ですね。

本当に能力のある馬だと思います!次は阪神で使うようですが、タイミング合って乗せていただけるならまた頑張りたいです。

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——最後は最内枠のエテオクロスと同着でした。エテオクロスの石田拓郎騎手は内のほうで少し離れたところにいましたが、ゴールした後石田騎手とどっちが3着になったか話になったのでしょうか?

拓郎とはまったくその話にならなかったです(笑)

——まなみ騎手の感覚的には3着と4着、どちらのほうだと思いましたか?

あまり分からなかったです…(笑)。3着かなぁとは思ったのですが、同着でした。

——かなり際どい差でした。ゴメンネジローの谷厩舎のスタッフさんは検量室前の枠場で3着馬のスペースにいらっしゃったのでしょうか。

4着のところにいたんです。なので帰ってきて「4着だったのかぁ…」と思ったんです。

——まなみ騎手の同着はこれが騎手生活3度目と思われます。過去2回はB.ムルザバエフ騎手との同着でしたので、初めてムルザバエフ騎手以外と同着したことになりますね。

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同着仲間のムルザバエフ騎手

拓郎がムルザバエフさん以外だと初めての同着になりますね。特に拓郎とその話にはならなかったのですが。同着、今後はまた増えるかもしれません。

——次は1着同着が理想ですね。

そうですね、それが理想です!

——同着となったレース後、ムルザバエフ騎手に言った、まなみイングリッシュの「トゥギャザーゴールイン」を思い出しました。

そういえばムルザバエフさんに言いましたね(笑)

※トゥギャザーゴールイン事件?はこちらを参照

——石田騎手にも「トゥギャザーゴールインだね」と声を掛けたり…

しなかったです、言えば良かった(笑)

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PN.えりさんご提供

笠松ではあとちょっとの2着!今週末も新潟へ

——先週のコラムでは"ゴンちゃん"ことF.ゴンサルベス騎手の話題になりました。結局先週末はお話する時がありましたか?

先週も話す機会は特になかったですね…。あまり色々な人と話されているイメージはないです。

——ゴンサルベス騎手は物静かとのことでした。他に物静かな短期免許ジョッキーとなると、モレイラ騎手の他にいらっしゃるのでしょうか。

そもそも自分からすごくしゃべるような方はいないかもしれません。あまり見たことがないですね。ローカルに英語がしゃべれるジョッキーがいない影響もあるかもしれません。

主場でもあんまり…あ、(坂井)瑠星さんは英語がしゃべれるので、ムルザバエフさんとかとしゃべっているのは見たことがあります。

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英語が堪能な坂井瑠星騎手

——賑やかな方も多いイメージではありました。今週は木曜の笠松・美江寺宿特別にてリードアクターに騎乗され、好位を追走するも2着でした。しぶとく伸びていましたが、初の1400mの影響もありましたか?

1枠1番の馬に逃げ残られてしまいましたね…。ただリードアクターも一生懸命に走ってくれましたし、短い距離のほうが合うなと思いました。最後勝ち切れなくて申し訳ないです。

——逆に1400mはプラスに働いていたのですね。

そうですね、距離は短くて良かったと思います。

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レース翌日のリードアクター まなみ騎手ご提供

——PN.づかさんから「地方競馬のダートはJRAのダートとは違うとよく言われますが、どのように違うと感じますか」というご質問がありました。乗っていて違いは感じるのでしょうか。

砂がまず違いますね。門別だと白い砂ですし、コース形態上なのか地方だと内が重くされていて空けたりと違うところは多いです。地方の砂は深く感じます。力が要ります。

——よく地方は砂が深いと言われますが、競馬場によっては砂の厚さは中央と変わらないところもありますよね。

乗っていると深いなと思います。馬の走りからして、ちょっと力が要りそうな走り方をしているんです。馬場を歩いていても違いが分かります。違いは大きいと思います。

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木曜、笠松にて PN.づかさんご提供

——勉強になります。今週末も新潟競馬で騎乗されますが、実戦と追い切りで騎乗経験のある馬はいないため割愛します。しかし今年の春の新潟の芝は、先週まなみ騎手がおっしゃっていたように状態が悪いですね…

めちゃくちゃ悪いですね…。なんでこんなに馬場が悪いのか…

——2週目の先週も乗っていて凄かったのでしょうか。

先週の金曜も雨だったんです。開幕週も金曜が雨で、2週続けて開催前日に雨だった分、土曜は特にその影響がまだ残っていました。

——直線1000mの場合はスタートしてから4コーナーの合流点までそこまで使われていないと思いますが、ここの部分もだいぶ悪いのでしょうか。

そうですね、他のところに比べるとマシなのですが、それでも馬場が緩かったです。力が要る馬場です。

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PN.えりさんご提供

——すると芝は、ちょっとダートを走れるような馬くらいがちょうどいいのでしょうか?

そのくらいのほうが良さそうですね、今の新潟芝だと。

——加えて先週末も風が強かったですが、こちらは乗っていて感じられましたか?

風も強いですね、開幕週も先週も、土曜のほうが風が強かったです。日曜はそこまでではなかったのですが、パワーの足りない馬だと風にあおられたりしてしまいます。

高橋厩舎は超レア!女性スタッフの皆様に支えられ

——先週のコラムでは"まな民"の皆さんからいただいていた様々な質問を紹介させていただきました。改めてコラムを見ても"まな民"の皆さんの観察眼には驚かされますね。

凄いですよね、本当によく見ていらっしゃるなと(笑)

——よく見てるなシリーズだと、PN.ゆーさんから「日曜の5Rパドックで整列する前に控室の反対側から出てきた奈穂騎手とぶつかりそうになってワチャワチャしているお姿が可愛らしかったです!」というメッセージがありました。この皆さんの観察眼。

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PN.ゆーさんご提供

この古川さんの時は私が控室から出ていった時に古川さんが内のほうにいて、ぶつかりそうになって「わぁ!」となっているところですね!

——パドックの整列は皆さん楽しそうな雰囲気があります。

整列前でよくあるのは、自分の帽色が分からなくなって、「俺何色?」「私何色?」とお互いの帽色を見合ったりするケースですね(笑)

——楽しそうでなによりです。PN.ゆーさんからは「整列時にすでに集中モードに入っている騎手、周りとニコニコ談笑しながら並ぶ騎手など様々いらっしゃるように見えますが、まなみちゃんはどの段階でリラックス状態→レースへの集中モードに切り替えていますか?」というご質問がありました。

普通に馬にまたがったら集中モードです。パドックや、返し馬が終わった後の下見所で待っている時は他のジョッキーの方も色々しゃべったりはしていますね。ただ馬にまたがってからはより集中モードです、より頑張りたいなと思うところです。

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PN.ゆーさんご提供

——G1だと検量室内から集中しているジョッキーもいてピリピリしていたりするものなのでしょうか…?

そうですね、以前阪神ジュベナイルFに乗せていただいた時は確かに、他のレースより緊張感があった感じはあります。もちろんどのレースでも皆さん集中されているのですが、よりありました。

——集中のお話はまた今度色々伺いたいところです。さて今週はこんなご質問をいただいております。PN.がっちゃんパパさんから「久々に質問送らせていただきます。まなみさんの高橋厩舎には女性のスタッフの方がいらっしゃいます。女性スタッフさんは馬たちへの接し方も違うのでしょうか」というメッセージをいただきました。

高橋厩舎は男性の方も女性の方も皆さん優しいんで、特に大きな違いがあるわけではないですね。

ただ今は女性スタッフ3人とも馬には乗っていないので、手入れをしてくださっているのですが、イレ込みやすかった馬がちょっと落ち着いたりするケースはあると思います。

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——自厩舎・高橋康之厩舎には3人の女性スタッフさんがいらっしゃいます。3人いらっしゃる厩舎は珍しいのでは…?

本当に珍しいです!1人いるだけでも「おお、いるんだ」みたいな感覚になるので。栗東で女性スタッフの方が複数いらっしゃるのは高橋康之厩舎だけです。

——栗東トレセンだとまなみ騎手が知っている限り、女性スタッフの方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。

今は10人くらいしかいないかもしれません。坂口厩舎、森田厩舎、安田翔伍厩舎、中尾厩舎、井上厩舎、本田厩舎、あとはこの前コラムでも話になった乗馬少年団の先輩のチアキさんがいる石坂厩舎、これくらいですね。

——スリールミニョンペイシャフラワーを担当されている"美穂さん"こと境美穂助手は当コラムでもお馴染みですね。

そうですね、よく出ていただいています!

——こんなご質問もありました。PN.なおさんから「いつも楽しく読んでます。ミニョンを曳く美穂さんがかっこよくて素敵です。美穂さんの仕事でここが凄い、というところを伺ってみたいです」というメッセージをいただいております。

もちろん皆さんお仕事が丁寧なのですが、美穂さんは誰よりも仕事が丁寧で、仕事に対する姿勢を学ばせていただくことが多いです。

馬に対する接し方もすごく優しいですし、よく馬のことを見ていらっしゃるのだなと思う時が多いです。

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丁寧な仕事に定評のある境美穂厩務員(右)

——美穂さんは調教師の娘さんということで、馬乗りも上手いとか…?

みたいですね!私が高橋厩舎でお世話になり始めた頃にはもう騎乗免許は返されていたようですが、以前は障害コースも跳んでいたと聞いたことがあります。凄いです。

——調教で騎乗するにも免許がいるのですね。

そうなんです、なので美穂さんは"厩務員"になりますね。

——"グッさん"こと自厩舎グランキングオーを担当されている林調教助手もよくお名前を伺います。

林さんも今は乗られていないですが、ちょっと前まで乗られていたんです。自分の担当馬はどんな馬でも乗られて、とてもガッツがあると言いますか、見ていてとても根性のある方だなと思っています。

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——林助手も美穂さんも高橋厩舎歴は長いのでしょうか。

林さんはもう6、7年くらいだと思います。美穂さんは高橋厩舎の開業当時からいらっしゃるはずです。かなり長いと思います。

——そして3人目の女性スタッフの方は…

元野さんですね。元野さんは美穂さんと同じで厩務員さんです。今はレイムと、今週笠松の交流で走ったカネトシステラを担当されています。

あとはこの前コラムに登場してもらったビーチボールも元野さんの担当馬ですね。ジャマンの新馬の時の担当さんだったので、その時一緒に勝たせていただきました。

——先程美穂さんのここが凄いというところを伺いました。林助手や元野厩務員の凄いと思うところも伺っておきたいです。

林ねぇは結構ウルさい、元気のいい馬でも自分で乗られていたんです。"グッさん"は元気が良くて行きっぷりもいいのですが、自分で毎日乗られていました。元野さんは知識が凄いんです。

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いつも元気なグっさんとまなみ騎手

——呼び方は"林ねぇ"なのですね。

ご本人の前では林さんと呼ばせていただいています(笑)

——他の厩舎の女性スタッフの皆様とも交流はあるのでしょうか?

井上厩舎にいる女性スタッフの方は、元々解散した鮫島一歩厩舎にいらっしゃったんです。当時鮫島厩舎は高橋厩舎と同じブロックにあったので、競馬学校生の頃からトレセンで「まなみ~!」と挨拶してくださいます(笑)

今でもそうで、声を掛けてくださいます。本当に優しい方です。嬉しいですし、ありがたいことです。

——プライベートで高橋厩舎の女性スタッフの皆さんとまなみ騎手が一緒にご飯に行かれたりということはあるのでしょうか。

ないですねぇ。毎日お世話になっていますが、どこかに行ったりはそうないです。いずれは行きたいですが、皆さんも忙しそうで…

——高橋厩舎の皆さんは仲がいいイメージがあります。

そうですね、皆さん優しいです!

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——PN.かえでさんから「こんにちは!関連で聞かせてください、やはり自厩舎に女性スタッフさんがいるのはまなみんにとっても安心感が大きいのでしょうか?」というご質問がありました。

誰でも話せるのですが、厩舎に入った当初はより心強かったですね!皆さんとても気にかけてくださいましたし、ありがたいです。

——するとこれだけ女性スタッフさんが多い高橋康之厩舎に入れたまなみ騎手はラッキー…

本当に恵まれているなと思います!

——自厩舎の馬たちも、より女性スタッフの皆さんに懐かれているものなのでしょうか。

それはないかな…(笑)。みんないつも通りで、(スリール)ミニョンはいつも美穂さんを困らせています(笑)

ミニョンはめちゃくちゃ気が強くて、他の馬がいたら蹴りに行くんですよね。最近ゲートの中でソワソワするところがあるので、今日(取材は15日金曜)も私がゲート練習に乗せていただいたのですが、1回目はゲートに入らず後ろに下がっていって…

下がっていった後に、近くにいた他の馬を蹴ろうとしていました。これには焦りましたね。めちゃくちゃ声出ましたし冷や汗が出ました…

——毎日がワンダーランド。

本当に毎日楽しくやらせていただいています(笑)

——スリールミニョンさんは安土城S(5月31日、京都芝1400m)を目標にされているとか。

私が乗せていただきます!楽しみですし、頑張ります。

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またこのトリオで歓喜の瞬間を

——今のお話を聞く限り、ゲートの駐立が鍵になりそうですね。

悪さをするわけではないんです。ただ以前はゲートの中でもジーっとしていたのに、最近ちょっと落ち着きがないような感じで…。これからもゲート練習を重ねていって、レースでも気を付けたいところです。

——楽しみにしております。話を戻しますと、以前、厩舎の人気者・サムハンターは女性スタッフさん相手のほうが"ベー"と舌を出すとおっしゃっていた記憶があります。馬たちも男性と女性の違いが分かるものなのですかね。

馬たちも分かると思います!賢い子だと最初女性スタッフさん相手にナメてかかるようなところがあるので。サムは本当に賢いです。

——馬たちからすると女性スタッフさんたちはお母さん的な存在なのでしょうか。

そういう存在なのかもしれません!

——ふと思ったのですが、高橋先生は女性スタッフの方も"おぬし"と呼ぶのか少し気になりました。

これは私だけです(笑)。でも最近おぬしって呼ばれませんね…

——ふと呼ばれたくなったり…

することは全然ないです(笑)

——今週も様々なご質問に答えてくださりありがとうございます、来週もよろしくお願いします!

よろしくお願いします!

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いつも永島まなみ騎手コラム"まなみの学び"をご覧いただきありがとうございます!コラム開始約3年、ここまでまなみ騎手に色々な質問に答えていただきました。

"ファンの皆様と共に歩む"コラムとして、これからもファンの皆様の質問を幅広く頂戴し、ご本人に聞いていこうと思っております。

競馬に関すること、そして日常生活について、永島まなみ騎手にこれだけは聞いてみたい!ということをぜひご応募ください。頂いたご質問、メッセージは上記のようにご本人に届けさせていただきます。

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