【東京新聞杯】冬季限定!1回東京開催の「神ポジション」を取れる魅惑の1頭

2年連続東京新聞杯で好走したウインカーネリアン

2年連続東京新聞杯で好走したウインカーネリアン


直線の長い東京競馬場で行われる東京新聞杯(G3、芝1600m)。競馬歴の長いファンほど、道中は馬群の後方で脚を溜める差し・追い込みタイプが有利……というイメージを持たれているのでは。

その思い込み、馬券検討では危険です!

何故なら東京新聞杯では「4コーナー先頭で回ってきた馬」が活躍。過去10年で半数近い4頭が馬券内に好走しているのをご存知でしたか?

▼東京新聞杯の逃げ馬成績(過去10年)
[3-1-0-6]勝率30% 連対率40%

24年2着 ウインカーネリアン(4人気)
23年1着 ウインカーネリアン(4人気)
17年1着 ブラックスピネル(3人気)
16年1着 スマートレイアー(5人気)

東京新聞杯で逃げ馬が活躍している理由として、1回東京の芝が「Dコース」で行われることを避けては通れません。

春のG1シーズンを見すえて芝の成長が止まる冬季限定で使用するDコースは、内ラチ沿いから約9メートルも離れた箇所に仮柵を設置。コース幅が最も狭くなるため東京新聞杯に限らず、最短距離を走れる前に行く馬が残りやすい傾向があります。

例えば芝で行われた先週土曜の東京10~12Rは、3鞍全て4コーナー先頭の馬が勝利。特に芝1800mの最終レースは単勝52.4倍の爆穴ショウナンラピダスが逃げ切るなど、開幕週の馬場を考慮しても逃げ馬の活躍が際立っていました。

さらに今年のメンバーを見渡すと、有力馬は直線勝負に賭ける末脚タイプばかり。どの馬がハナを切るにしても道中のペースは速くならない見込みで、マイペースに持ち込んだ逃げ馬の粘り込みが期待できます。

数少ない逃げ先行馬でも積極策が予想されるのがセオです。前走の京都金杯では1枠から果敢に先手を主張するも、他馬と競る形になり4着に敗退。それでも勝ち馬と0秒3差に粘っており、逃げ馬が活躍している東京新聞杯で要注目の1頭となります!