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【クイーンC】名マイラーの血を引いて!エンブロイダリーが連勝で重賞制覇
2025/2/15(土)

好タイムで快勝したエンブロイダリー
2月15日(土)、1回東京5日目11Rで第60回デイリー杯クイーンC(G3)(芝1600m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の3番人気・エンブロイダリー(牝3、美浦・森厩舎)が2番手からリズムよく進めると、直線では手応え良く抜け出し後続を封じて優勝。勝ちタイムは1:32.2(良)。
2着には2馬身半差で8番人気・マピュース(牝3、美浦・和田勇厩舎)、3着には1馬身半差で6番人気・エストゥペンダ(牝3、美浦・高柳瑞厩舎)が続いて入線した。1番人気に支持されたマディソンガール(牝3、栗東・中内田厩舎)は6着に敗れた。
勝ったエンブロイダリーの父は19年香港マイルなどマイルG1を3勝したアドマイヤマーズ。さらに母の父には同じく芝・ダートのマイル重賞で活躍したクロフネの名がある生粋のマイラー血統だ。近親が活躍した府中の舞台で花開いた才媛、今年の桜の舞台がまた少し楽しみになった。
馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。
1着 エンブロイダリー(ルメール騎手)
「今日はいいスタートだったので、すぐ2番手につけられました。いいペースで落ち着いたし、ポジションが取れて、ずっと維持することができました。
切れ味はそれほどないですが、だんだんと加速して速さを維持することができます。休み明けでパンプアップしていたし、スタートも上手になったので、上のレベルに行けると思います。(今年の重賞初勝利について)今年もよろしくお願いします(笑)」
1着 エンブロイダリー(森一誠調教師)
「速い流れでも2番目追走して、良い手応えで走れていました。強い競馬でした。体もそうですが、精神的にも成長しました。今日は奇数番でも落ち着いていて、良いゲートが切れてスムーズにいけたのが勝因かなと。
2歳から完成度が高いと思っていましたが、高いレベルで安定してきて、ステップアップ出来ています。この距離も不安はなかったですし、1800~2000mも大丈夫だと思います。まずは厳しい競馬をしたので、状態をみて次に挑戦していきたいです」
2着 マピュース(田辺裕信騎手)
「ペースが緩かったので、もっと他の馬がプレッシャーかけていってほしかったです。自分から動いていった分、脚色が一緒になってしまいました。絡んでくる馬がいたら、もう少し違ったかもしれません。賞金が加算できたのは良かったです」
3着 エストゥペンダ(三浦皇成騎手)
「良い脚を長く使ってくれます。ペース云々ではなく、1600mならもう少しためがほしかったです。そういうリズムが作れないまま直線を向きましたが、3着まで来てくれました。よく頑張ってくれました」
4着 コートアリシアン(坂井瑠星騎手)
「スムーズなレースでしたし、今日出せる力を出し切ってくれました」
5着 スライビングロード(菅原明良騎手)
「もう少し前で競馬をする予定でしたが、折り合いとこの馬のリズムを考慮して、あのポジションに。直線は前の馬を気にする感じで伸び切れませんでしたが、前が空いてからは脚を使ってくれました。その辺が良くなるといいですね」
6着 マディソンガール(川田将雅騎手)
「調教過程からまだ体が幼く、動きを作れていなかったです。初戦は動いていけましたが、今回はこうなると思っていました。レースも前半から付いて行けず、しんどかったです。成長が伴っていけばガラッと変わってくるので、その成長を待ちたいですね」
9着 ショウナンザナドゥ(池添謙一騎手)
「良いスタートが切れたし、無理をせず良いポジションがとれて、勝ち馬の後ろで理想的な位置でした。いつもは直線で良い脚を使ってくれますが、今日は反応がなかったです。状態は悪くなかったのですが、入れ込みがひどかったのと、輸送で体が減ってしまったのが原因だとしか思えません。初めて終いの脚が使えませんでした」
- エンブロイダリー
- (牝3、美浦・森厩舎)
- 父:アドマイヤマーズ
- 母:ロッテンマイヤー
- 母父:クロフネ
- 通算成績:5戦3勝
- 重賞勝利:
- 25年クイーンC(G3)

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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