【ファルコンS】昨年は1~3着独占!「1番人気10連敗中の波乱重賞」で浮上する勝負気配MAXの1頭

昨年のファルコンSを快勝したダノンマッキンリー

昨年のファルコンSを快勝したダノンマッキンリー


ファルコンステークス(G3、中京芝1400m)は、2014年の勝利を最後に1番人気馬が10連敗中。毎年のように2ケタ人気馬が馬券に絡む波乱必至の3歳限定重賞です。

2021年には朝日杯フューチュリティSの勝ち馬で、単勝1倍台の断然人気に支持されたグレナディアガーズですら2着に敗退。NHKマイルCの前哨戦という位置づけもあってか、有力馬であっても取りこぼしが目立ちます。

逆に好走が目立つのがファルコンSの結果次第で、NHKマイルC出走がほぼ確定する「重賞を勝っていない2勝馬」の存在です。

▼ファルコンSの2勝馬成績(過去5年)
●24年
1着 ダノンマッキンリー(7人気)
2着 オーキッドロマンス(5人気)
3着 ソンシ(1人気)

●23年
1着 タマモブラックタイ(8人気)
2着 カルロヴェローチェ(1人気)

●22年
1着 プルパレイ(2人気)
3着 オタルエバー(6人気)

●20年
1着 シャインガーネット(6人気)
3着 ヴェスターヴァルト(8人気)

直近5年の1~3着馬15頭のうち半数を超える9頭が該当していて、馬券に絡まなかった21年も1着ルークズネストは当時G3シンザン記念2着がある1勝馬(収得賞金1150万)。実績馬とは対照的にG1出走へ向けて勝負仕上げを施された2勝馬が健闘しています。

またファルコンSには1勝クラスからの格上挑戦馬が多数出走。抽選対象になることも珍しくありません。その点、2勝馬は除外の心配がなく狙いすまして調整できるのも、好結果につながっているのではないでしょうか。

今年も例に漏れず出走馬の大半は1勝クラスからの格上挑戦馬。クラスペディア、トータルクラリティ、パンジャタワーなどオープン好走馬を除くと、「重賞を勝っていない2勝馬」は下記の5頭です。

キャッスルレイク
シルバーレイン
ニタモノドウシ
モジャーリオ
リリーフィールド

この中で要注目は前走で中京と同じく左回りの東京芝1400m1勝クラスを、ラスト3ハロン33秒2の上がりで差し切ったシルバーレインでしょう。デビューから続けて騎乗しているC.ルメール騎手が土曜の中京まで乗りに行くほどで目が離せません!