【日経賞】驚異の馬券率5割!菊花賞馬アーバンシックを脅かす「百獣の王」

AJCC2着から前進を狙うマテンロウレオ

AJCC2着から前進を狙うマテンロウレオ


今年で73回目を迎える伝統のG2、日経賞(中山芝2500m)

少しまでは天皇賞・春を目指す馬のステップレースという位置づけで、昨年暮れに同舞台で行われる有馬記念に出走していた馬が強いレースでした。

ところが最近は大阪杯のG1昇格やドバイ国際競走など、レース選択肢が増えたことでメンバーが分散。好走馬の傾向が変化しつつあります。

ズバリ、近年の日経賞における最新トレンドは、「前走アメリカJCC」組です!

▼日経賞の前走レース別成績(過去5年)
AJCC [2-2-2-10]複勝率37.5% 有馬記念[2-2-1- 4]複勝率55.6%

さすがに実績で勝る有馬記念組には及ばないながら、複勝率37.5%は該当馬の約3頭に1頭が馬券に絡んでいる計算。また有馬記念組の好走馬5頭は全て1~5番人気馬に対し、アメリカJCC組は21年3着スティッフェリオ(9人気)などの穴馬も含まれています。

アメリカJCC(G2、中山芝2200m)と日経賞は同じ中山の中長距離重賞とあって、好走するのに求められる適性が近いのが特徴。さらに前走から「中8週」と調整しやすい間隔であることから、近年は理想的なローテとして定着しているようです。

また活躍が目立つ前走アメリカJCC組の中でも、「アメリカJCC1~5着馬」に限定すると[1-2-1-4]複勝率50%まで上昇。昨年は2着クロミナンス(2人気)、3着マイネルウィルトス(3人気)と2頭が馬券に絡みました。

▼前走AJCC1~5着馬の成績(過去5年)
[1-2-1-4]複勝率50%

●24年
2着 クロミナンス(2人気)
→前走アメリカJCC 3着

3着 マイネルウィルトス(3人気)
→前走アメリカJCC 5着

●22年
2着 ボッケリーニ(4人気)
→前走アメリカJCC 3着

●20年
1着 ミッキースワロー(1人気)
→前走アメリカJCC 4着

特に今回は昨年の菊花賞馬で、有馬記念6着アーバンシックが断然人気というメンバー構成。必然的にアメリカJCC組は過小評価されており、馬券的に絶好の狙い目でしょう。

しかも今年、前走アメリカJCC1~5着に該当するのは、同2着マテンロウレオ1頭だけ。

一時はスランプに陥っていたものの、前走はダービー馬ダノンデサイルと接戦を演じるなど見せ場タップリの内容でした。最新トレンドのローテで挑む今回は昨年4着を超える結果が期待できます!