【皐月賞】直近5年で連対率6割でも伏兵扱い!伏兵扱いされがちな「弥生賞馬」に妙味あり

皐月賞で一発を狙う杉原誠人騎手

皐月賞で一発を狙う杉原誠人騎手


突然ですが皐月賞(G1、中山芝2000m)は、“まくりの魔術師”ファウストラーゼンに注目!

なぜなら直近5年の皐月賞において人気薄で馬券に絡んだ馬の約半数が、ファウストラーゼンと同じく「弥生賞(G2、中山芝2000m)1着馬」。しかも23年2着タスティエーラ、24年2着コスモキュランダと2年続けて連対中です。

▼弥生賞1着馬の皐月賞成績(過去5年)
[0-3-0-2]連対率60%

24年2着 コスモキュランダ(7人気)
23年2着 タスティエーラ(5人気)
22年5着 アスクビクターモア(6人気)
21年2着 タイトルホルダー(8人気)
20年5着 サトノフラッグ(2人気)

2021年は後に菊花賞、天皇賞・春、宝塚記念などG1競走3勝のタイトルホルダー。23年は次走で日本ダービーを制すタスティエーラなど、皐月賞と同舞台のG2を勝利していながら伏兵級の評価に甘んじていた馬が好走している点は要注目でしょう。

また5着に敗れたものの22年には、後に菊花賞を制すアスクビクターモアの名前もありました。

その年の皐月賞は2着イクイノックス、同3着ドウデュースなど近年最強クラスの豪華メンバー相手に0秒4の接戦を演じており、好走馬の顔ぶれを振り返ると弥生賞勝ちという実績が過小評価されていた感は否めません。

そして今年の弥生賞を勝ったファウストラーゼンも、現時点で能力を過小評価されている1頭と言えるかもしれません。2走前のホープフルS3着は単勝300倍超えの大穴。前走の弥生賞ですら同舞台のG1で好走していたにも関わらず、単勝16.9倍(7番人気)での勝利でした。

コース適性は出走馬の中でも1、2位を争う存在にも関わらず、どちらも人気薄での激走とあって今回も伏兵級の評価に甘んじているのがポイント。“二度あることは三度ある”のことわざ通り、直近5年で連対率60%を誇る弥生賞1着馬の走りから目が離せません!