【NHKマイルC】ポテンシャルを秘めたモンドデラモーレがG1の大舞台へ挑戦!

高いポテンシャルでG1へ挑むモンドデラモーレ

高いポテンシャルでG1へ挑むモンドデラモーレ


NHKマイルC
モンドデラモーレ
千葉直人調教師

——前走のファルコンステークスは2着でした。レース内容を振り返ってください。

千葉調教師(以下、千):輸送に強い子ではないので、初の中京参戦で輸送距離が延びてどうかと思っていましたが、しっかり乗り越えてくれて無事にレースに送り出せたことにまずはホッとしました。

レース内容としては、大外18番枠から前にカベを作れないなか、杉原騎手が3コーナー過ぎ辺りから積極的に先行集団に並べていって、最後までよく頑張ってくれたと思います。勝ち馬に交わされてからもよく食らいついて、最後もクビ差まで詰め寄っていますし、2着に負けはしましたが強い競馬をしてくれたと思います。

——この中間の過ごし方を教えてください。

千:前走後はノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただいて、少しの間リフレッシュさせてからまた厩舎へ戻してもらいました。NHKマイルカップに出られるか賞金が微妙だったので、兵庫チャンピオンシップも視野に入れながら「どちらに向かっても大丈夫」という態勢で調整を進めていましたが、マイルカップに出られると分かってからはここに照準を合わせて調整しています。

——4/30(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

千:調教でも競馬でもハミがかりの良いタイプなので、戸崎騎手に乗っていただいて感触を確かめてもらおうということと、1週前なのでしっかり動かしておきたいという狙いがありました。ジョッキーも「さすが」というスムーズなコントロールで理想的なポジションで走れていましたし、時計のかかる馬場でもラスト11.4をマークしているように、申し分のない動きでした。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

千:前走もとても良い状態で臨めましたし、今回も同じくらい良い状態だと思います。

——東京芝1800でデビュー勝ちをおさめています。東京マイルは初挑戦になりますが、舞台適性への見通しは。

千:この舞台を見据えて前走は左回りのファルコンステークスを使っていますし、東京でも勝っているように左回りでは連対を外していませんからね。その点では左回り未経験の馬よりもアドバンテージがあると思います。マイルも問題ありません。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

千:デビュー前からG1の舞台を意識していたように高いポテンシャルがある子ですし、マイルG1でもヒケを取らない力があると思っています。良い状態で送り出せるようにしっかり仕事をしていきますので、ファンの皆様に応援していただければと思います。