【クイーンS】理想通りの調整を過ごしたクリスマスパレードが2度目の重賞Vへ!

2つめのタイトルを狙うクリスマスパレード

2つめのタイトルを狙うクリスマスパレード


クイーンS
クリスマスパレード
伊藤祥徳助手

——前走のヴィクトリアマイルは9着でした。レース内容を振り返ってください。

伊藤助手(以下、伊):運の要素もありますが、改めて競馬においていかにゲートが大事か痛感する内容でした。ゲートのマイナスをリカバリーできず、悔いの残るレースになってしまいました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

伊:前走後はノーザンファーム天栄へ放牧に出して、暑熱対策で涼しい環境で調整しようということと、脚元に良いウッドコースを使えることを考慮して、レース2週前の7/17(木)に函館競馬場へ移動しました。

——7/23(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

伊:前に馬を置いて、終い重点でやりました。気持ちの面で熱くなり過ぎてしまうところが課題のひとつなので、前に馬を置いた状態でいかに冷静に落ち着いて走れるか、に重点を置いていました。

なかなか100点をつけられるような追い切りをできることは少ないですが、この1週前はそれに近いくらいこちらが求めている内容でやれました。コントロールをきかせながら追走して、コーナーで前を早めに突いていって抜け出してからもしっかり走れていましたし、理想通りでした。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

伊:単純な比較は難しいですね。前走はゲートがあのような形になって不完全燃焼でしたが、状態自体は良かったですし今回も良い状態で進めて来られています。ただ今回は、函館という初めての環境でも落ち着いて調整できているのは大きいですね。

既に能力の高さは証明済みですし、ここに精神面の安定感が増してくれば、レースでもこれまで以上のパフォーマンスを発揮してくれるのではないかと思っています。

——札幌初参戦です。札幌芝1800という舞台適性についての見通しは。

伊:初めてなのでやってみないと分からないというのが正直なところですが、馬の形など総合的に見ると合わなくはないと思っています。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

伊:帰厩してから1週前まで、お馬さんを褒めてあげたいくらい、こちらの狙い通り調教できていますし、レースまで丁寧に調整していきます。更なるタイトルを狙える子だと思っていますし、しっかり勝ちにいきたいです。