【紫苑S】5年続けて連対中!前走2ケタ着順大敗でもバンバン来る「激走パターン」該当馬

オークスからの変わり身が期待できるサヴォンリンナ

オークスからの変わり身が期待できるサヴォンリンナ


いよいよ今週から秋競馬が開幕。日曜の中山では3歳牝馬の限定重賞、紫苑ステークス(G2、中山芝2000m)が行われます。

例年、夏場に力をつけてきた「上り馬」と、「春の実績馬」が争う秋華賞トライアル。勢いで勝る前者か、地力で勝る後者か。普通に予想すればどちらも甲乙つけ難い存在でしょう。

しかし、紫苑Sで狙うべきは断然、「春の実績馬」。それは直近5年の前走クラス別成績を振り返れば歴然です!

▼前走クラス別成績(過去5年)
G1,G2,G3[5-5-3-19]複勝率40.6%
重賞以外[0-0-2-44]複勝率4.3%

ご覧のとおり出走の少ない「前走重賞組」が圧倒。春に同世代の一戦級の馬と戦ってきた実績と、重賞で揉まれた経験が重要なレースになります。

さらに前走重賞組のなかでも、「前走G1オークスで負けていた馬」が激アツ。2022年の1~3着独占を始め現在5年続けて連対中で、昨年もオークスで14着に大敗していたミアネーロが2着に巻き返しました。

●24年
2着 ミアネーロ(3人気)
→前走オークス14着

●23年
2着 ヒップホップソウル(2人気)
→前走オークス6着

●22年
1着 スタニングローズ(1人気)
→前走オークス2着

2着 サウンドビバーチェ(2人気)
→前走オークス競走除外

3着 ライラック(6人気)
→前走オークス11着

●21年
1着 ファインルージュ(2人気)
→前走オークス11着

2着 スルーセブンシーズ(4人気)
→前走オークス9着

●20年
1着 マルターズディオサ(5人気)
→前走オークス10着

馬券的に注目はオークスの舞台となる東京芝2400mが合わず大敗、実績がある右回りの小回りコースに替わり一変するケースが相次いでいることでしょう。

今年はオークス5着リンクスティップ、同17着サヴォンリンナが出走予定。どちらも過去の傾向から有力な存在ながら、あえてイチ押しは伏兵級の評価に甘んじそうなサヴォンリンナです。

前々走で中山と同じく、直線の短い阪神内回り芝2000mの忘れな草賞を勝利。直線の長い東京で瞬発力勝負となったオークスでは持ち味を生かせなかったものの、器用さが求められる中山に替わり大変身が期待できます!