【東京新聞杯】この条件なら勝負になる。試金石ではなく、狙う一戦

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連勝の勢いで初タイトルを手にしたカラテ

連勝の勢いで初タイトルを手にしたカラテ


今週は、東京競馬場で東京新聞杯(G3、東京芝1600m)が行われます。

注目するのは、今回と同じ舞台で現在2勝クラス、3勝クラスと連勝中のエンペラーズソード

▼東京新聞杯の脚質別成績(過去5年)
逃げ [1-1-1- 2 ] 勝率20.0% 複勝率60.0%
先行 [1-0-1-14] 勝率6.3% 複勝率12.5%
中団 [1-4-2-26] 勝率3.0% 複勝率21.2%
後方 [2-0-1-22] 勝率8.0% 複勝率12.0%

過去5年を振り返ると、差し・追い込み一辺倒ではなく、前に行ける馬、特に逃げ馬の好走が目立っています。その要因として開催時期が挙げられます。 開幕2週目のまだ傷みが少ない芝コンディションが、前で運ぶ馬の粘り込みを後押ししているのでしょう。

実際、先週の東京開催の芝レースを見ても、逃げ・先行勢がそのまま押し切るシーンが目立っており、こうした馬場傾向は、スムーズに先手を取れるエンペラーズソードの持ち味を最大限に生かせる条件。

さらにメンバー構成を見渡しても、ハナを強く主張したいタイプは限られており、スムーズに隊列が決まれば、前に行く馬に展開利が生まれる可能性は高そうです。

加えて注目したいのが、前走3勝クラス組の成績。

▼前走クラス別成績(過去5年)
3勝クラス [2-0-0-5] 勝率28.6% 複勝率28.6%
オープン [0-1-1-11] 勝率0.0% 複勝率15.4%
G3 [2-0-3-28] 勝率6.1% 複勝率15.2%
G2 [0-0-0-7] 勝率0.0% 複勝率0.0%
G1 [1-3-1-11] 勝率6.3% 複勝率31.3%

3勝クラスから参戦して勝利した馬の内訳を見ると、21年の勝ち馬カラテは、2勝クラス・3勝クラスを連勝して勢い十分の状態で参戦。22年の勝ち馬イルーシヴパンサーも、1勝クラスから一気の4連勝で重賞制覇を果たしています。

いずれも共通しているのは、連勝で一気に軌道に乗った“上がり馬”だったという点です。

今回注目のエンペラーズソードも、現在2勝クラスから連勝中。その勢いと、現在の東京コースに対する適性、いずれも好走パターンにしっかりと当てはまります。

鞍上の原優介騎手とともに、人馬そろって重賞初制覇へ。条件が噛み合った今こそ、試金石ではなく“勝負の一戦”と見ています。