【チューリップ賞】レジェンドの手綱に導かれて…良血覚醒の時迫る!

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数々の牝馬をクラシックに導いてきた武豊騎手

数々の牝馬をクラシックに導いてきた武豊騎手


東西金杯で2026年の競馬が始まってから早2カ月。春の陽気が感じられる頃となり、花粉が舞う季節を迎えました。それは同時に、クラシック戦線の顔ぶれが固まりつつあることを意味します。今週末、桜花賞と同舞台で行われるチューリップ賞(G2、阪神芝1600m)は、クラシックを占う重要な前哨戦。

昨年は9番人気のクリノメイが勝利し、一昨年も5→9→15番人気での決着と、近年は波乱決着が目立ちます。もっとも、前走クラス別成績(過去5年)を紐解くと、そこには無視できない傾向が浮かび上がります。

▼前走クラス別成績(過去5年)
昇級戦 [1-1-3-37] 勝率2.4% 複勝率11.9%
OP・L以上 [5-3-2-22] 勝率15.6% 複勝率31.3%

【内訳】
OP・L [2-2-0-9] 勝率15.4% 複勝率30.8%
G3 [0-1-0-9] 勝率0.0% 複勝率10.0%
G1 [3-0-2-4] 勝率33.3% 複勝率55.6%
※阪神JF[3-0-2-3]勝率37.5%、複勝率62.5%
※21年は1着同着

過去5年のデータを見ると、昇級初戦組の勝率は2.4%、複勝率11.9%と強調できる数字ではありません。一方でOP・リステッド以上を経験してきた馬は複勝率31.3%と安定。明らかに“格”の差が結果に表れています。

特筆すべきは前走G1組。なかでも阪神JF組は8頭中5頭が馬券圏内と高水準を誇り、世代上位戦を経験した強みが数字にもはっきりと示されています。

今年この条件に該当するのは、タイセイボーグアランカールの2頭。大一番で3着に好走したタイセイボーグも有力候補ですが、より高いポテンシャルを感じさせるのがアランカールです。

同馬は父エピファネイア、母はオークス馬シンハライトという良血の持ち主。新馬戦では4馬身差、続く野路菊Sでも上がり33.3秒の末脚で3馬身半差をつける完勝と、2戦連続で世代上位のポテンシャルを披露しました。

その内容から阪神JFでは1番人気の支持を受けましたが、最後方から大外を回る形となり、パフォーマンスを出し切れない競馬に。それでも5着を確保したことは、能力の裏付けと見るべきでしょう。

クラシック制覇に向けて結果が求められる今回、新たに手綱を取るのがレジェンド武豊騎手

今年キャリア40年目を迎える同騎手は、チューリップ賞が重賞へ昇格した94年以降で【5-3-3-15】、複勝率42.3%という抜群の成績を記録。さらにOP時代を含めれば通算7勝を挙げており、数々の名牝をクラシックへと導いてきました。

しかも、直近5年では3勝、2着1回。人気薄にも騎乗しながらの好成績を残しているだけに、武豊騎手への乗り替わりはこれ以上ない追い風となるはず。

底知れぬポテンシャルを秘めた良血の才能が、レジェンドのエスコートで完全開花なるか要注目です。