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リベルタスなど《平林雅芳 3歳観戦記》(1/22・23)
2011/1/25(火)
土曜京都4R
3歳新馬
ダ1800m
勝ちタイム1.58.9
勝ち馬:ローレルジャブラニ(牡3、栗東・松永昌厩舎)
パドックから馬場に出てきて返し馬をして行く時に、固まって歩む馬の姿を見ていても、人気のヒルノクラウドの悪くない仕上がり具合を見て、『勝つな』と思えた。逆にローレルジャブラニは、背中が低い《せったれ》の体つきと524キロの馬体がやや太く映り、初はどうかと思ったものであった。4コーナーを回る時も、ローレルが先に手応えが悪くなる。やっぱり…と思ったものだが、そこからゴールはけっこう遠かった様で、最後に勝ち名乗りをあげたはローレルジャブラニの方であった…。
ヒルノクラウドが逃げて、ローレルジャブラニがすぐに2番手。しかし、予想された以上に流れは遅い。向こう正面では、最後方のアプジヒトだけが1頭少し離れたが、あとは4、5馬身の間に固まっている。
場内のアナウンスが『1000を1分8秒台で通過』と告げる。14秒台が3度も続く前半の流れ。4コーナー手前から速くなったが、先に手が動いたのは外のローレルジャブラニの方。コーナーリングで、内ヒルノクラウドが直線に入って少しリードを広げる。残り1ハロンで2馬身は出たのではなかろうか。
後ろが、タカノエイカンと馬体を併せて前を追う格好になったローレルジャブラニ。それが良かったのか、あと少しでゴールというところから一気に差が詰まりだし、ヒルノクラウドとの差がなくなり、ついには2頭が前に出る。
524キロの馬体を誇るローレルジャブラニだが、ケイコではポリトラックで77秒台、CWでも80秒台をマークしていた。ともに一杯に追っての仕上げ。それが最後に生きた形だろう。勝ち時計の遅さはそんな流れだけに仕方ないもの。手応え以上に伸びるところがセールスポイントとなるのだろう・・か。
土曜京都6R
3歳新馬
芝内1600m
勝ちタイム1.34.8
勝ち馬:サクラシオン(牝3、栗東・羽月厩舎)
男馬が6頭にせん馬が1頭。後は牝馬9頭となった組み合わせ。先週の牝馬限定新馬戦を除外になってしまった馬が5頭も出ている。勝ち馬のサクラシオンもその1頭であった。逃げたキタサンフクジンの3番手から前の2頭をかわわしての勝利。逃げたキタサンフクジンが2着で2番手ミラクルベリーが3着と、前々で展開した馬ばかりが上位となる今の京都芝を物語っているもの。勝ち時計もまずまず速いものでもあり、レベル的にも悪くない一戦だったと言えよう…。
スタートから出て行ったのが、キタサンフクジン。サクラシオンと、外からミラクルベリーも出て行く。エアワンピースもそこに顔を出している前半1000メートルが、59.5とまずまずの流れ。パトロールビデオで見ると、サクラシオンの小牧Jは、スタートが良かったのだが前に馬を置きたい様子。後ろをチラッと見て、キタサンフクジンの後ろのラチ沿いへと寄って行ったのが1ハロンまでの間に行われていた。壁を造っての先行策となって、脚を貯めた様子だ。
人気のエアワンピースは、4コーナーを回る時に若干手応えが見劣りだす。それでも直線でもうひと伸びしたらと思える位置で残り1ハロンを迎える。しかし弾ける事はなく、最後は脚もなかったのだろうが、内へケイトが入ってきて外へやや弾かれ気味のゴールで6着敗退だった。前へ行っていた馬でただ1頭残れなかった結果となってしまった。
ゴール前最後の1ハロンこそ12.1だったが、後は11.6が二度のラップ。上がりが要求される流れとなったが、サクラシオンはメンバー中最速の35.0で上がり、切れ味を見せた。5着までが内々でレースを進めた馬ばかり。ことほど左様に京都芝は内有利。ミラクルベリーが外枠からスッと内へ入ってと、枠に左右されないレースで上位に入ったもの。2番人気のディアヴァンドームは、4コーナーに入る時にもう手応えがなかった。次走どれだけ変身を見せるのだろうか。
土曜京都10R
若駒S
芝内2000m
勝ちタイム2.01.7
勝ち馬:リベルタス(牡3、栗東・角居厩舎)
朝日杯3着のリベルタスが、逃げたイデアの2番手を磐石の構えで追走して、直線も危なげなく伸びてユニバーサルバンクの追撃をシャットアウト。惜しまれたのはショウナンマイティで、直線でやや踏み遅れとなる位置。ゴール前も狭いところを出てきたのだが、捻れて脚を伸ばす様な形での3着。もっとやれていたように思えたものだった…が。
外から武豊Jが流れを読んで先手を打つ。そしてマイペースに落としての先行。1000メートルを1.01.0の平均ペースとする。しかし、その流れにも2番手の内で収めた福永Jリベルタス。『今の競馬は前で』と持論を持つ福永Jの位置だ。最初のカーヴでやや外へ行きかけそうなユニバーサルバンクを内めに治めたリスポリJ。ショウナンマイティの今日の課題は、前走が外々で掛かり気味となっただけに、如何に折り合うかだ。中団の内めで上手く折り合っているショウナンマイティだが、流れは絶対に前有利。勝負は最後の3ハロン。
直線入口で、もう逃げたイデアが抵抗する手応えではなく、残り1ハロンでは内で粘るだけ。そこでリベルタスが先頭、その外へ内からユニバーサクバンクが出して並べて来たのがゴール前。しかし体勢的にリベルタスが前に出たままでのゴール。
ショウナンマイティは、直線でやや外めに出してきた。前を行くナリタキングロードの外のスペースが少し開いたが、直ぐには入れなかった。そこが誤算だったのかも知れない。その後もまだショウナンマイティの進路はなかなか見つからない。やっと最後に開いた瞬間に前へと出てきたが、そこはユニバーサルバンクも通ってきた直ぐ脇。そのユニバーサルバンクが外へ流れ気味に追ってきているだけに、ショウナンマイティの浜中Jの体勢が左に傾き加減となりながらも追って出てきたもの。しかし、そのユニバーサルバンクにも届かず3着であった。
ディープインパクトの子供で3勝目を挙げたリベルタス。1800メートルの新馬戦、マイル戦の千両賞。そして2000メートルの今回である。厳しい流れも朝日杯で経験しており、まだまだ進化をして行きそうである。どうやら歩様の硬さが気になった返し馬だった様子だが、それも実戦では何とも感じさせない勝負強さ。結果をちゃんと出して行っているのが凄い。これからが楽しみな馬でもあり、西のホープとなりうる馬でもあるだろう。
日曜京都3R
3歳新馬
ダ1400m
勝ちタイム1.27.1
勝ち馬:トミケンヒーロー(牡3、栗東・領家厩舎)
1ハロンぐらい行ってから単独での先行となったトミケンヒーローが、結局はそのまま押し切った。直線ではもたれるのか、鞍上が手綱を絞ってばかりの動作。ステッキは最後に2、3発入れた程度だった。ゴール前でペガサスプリンスがよく詰め寄ってきてはいたが、体勢的にはほぼ決っていた感じでもあった…。
スタートで、シナトラソングが少しガクンと来て、位置が瞬時に悪くなってしまった。どうやら躓いて出てしまった様子。後ろから3頭めとなる位置。芝の部分からダートに入る時に、先頭はジョイライド、エーシンホーマーが並んで行きだす。その外へダッシュ良くトミケンヒーローも付いて来た。加速のついたトミケンヒーローが、そのまま外から前の2頭を抜いて先頭となって行く。
2ハロンぐらい過ぎて、2番手のジョイライドがやや下がり気味となり、エーシンホーマーが単独の2番手。3ハロンを過ぎたあたりで、クリスワールドが3番手に上がるが、その後ろにシナトラソングも上がって来ている。
前半の3ハロン通過が35.8とまずまずの流れか。4コーナー手前では先頭のトミケンヒーローの1馬身ないぐらいの後ろに、エーシンホーマー。半馬身後ろがクリスワールド。その半馬身後ろには、もうシナトラソングが上がって来ていた。
4コーナーのカーヴに入るあたりでは、シナトラソングが完全に外へ並びかけてきている。やや内の馬と、間隔を開けた外めを2番手に上がって来ている様子。回り切って直線に入ってきた時には、むしろ外めのシナトラソングが勢いづいて先頭に踊り出てこようかという雰囲気であった。
直線残り1ハロンの標識手前では、トミケンヒーローのリスポリJがチラッとオーロラビジョンを見ながら追い出す。シナトラソングはまだ1馬身の差で、トミケンヒーローに追いつかない。むしろ離れ気味となりつつある。そんなところへ、一完歩毎にペガサスプリンスが追いついて来ている。トミケンヒーローが完全に抜けたと思ったところへ、ペガサスプリンスが猛追して来た。
最後の1ハロンは13.2と流石に時計を要した。そこへ追い込んでき来たサンライズプリンスがいい脚を使うも届かず2着。3着シナトラソングで、そこから離れて4着がトーセンブリッツ。道中かなり若い面を見せながらのレースぶり。ゴール50メートルぐらい前からやっとハミを取り出したかの様な伸び具合であった。
トミケンヒーローが押し切ったが、1200通過も1.13.9とまずまずのもの。母系にサクラバクシンオーが入っているだけに、やはり短い距離が良さそうな馬でもある。
日曜京都6R
3歳500万下・牝
ダ1400m
勝ちタイム1.26.0
勝ち馬:オーシャンフリート(牝3、栗東・昆厩舎)
芝からダートに入って先頭に出てきたオーシャンフリート。結局はマイペースの逃げとなり、直線でも後続を寄せ付けずそのまま押し切った。2馬身差の2着は、好位5番手から外へ出したカラフルデイズが伸びて確保。しかし、このレースでスタート直後が審議となり、武豊Jが降着。よもやのアクシデントであった…。
芝からのスタート。好発は外のナムラドリーミー。半馬身ぐらい前に出たか。他はほとんど互角のスタート。内からイイデステップ、プントバンコ、マーベラスビジン、オーシャンフリートと固まってダートへと入る。その中からオーシャンフリートが少しずつ前へと出て行く。3ハロンが35.9とまずまずの流れ。
オーシャンフリートが頭を上下に振りながらの先行。少し行きたがっているのか。しかし12秒台の平均的なラップを踏んで行く。2番手にはマーベラスビジンが上がり3番手がナムラドリーミーとなって、4コーナーへと入って行く。
ナムラドリーミーの外へミヤジメーテルが並んで来て、カーヴに入る。直線に向く時には2番手のマーベラスビジンがもう一杯になっているのに、先頭のオーシャンフリートは涼しげな手応え。コーナーリングでまた1馬身、2馬身と少し離し気味として行く。さらに差が開いていく感じでさえある。追いかけるナムラドリーミーらの手応えが悪い。
残り1ハロンを過ぎて完全に勝利はオーシャンフリート。2着争いが微妙となり、ミヤジメーテルが上がったかと思えたところへ、岩田Jのアクションと共にカラフルデイズがかわして前に出る。
勝ったオーシャンフリートは、最後はステッキも使っていなくて、手綱を押すだけで、ゴールへと入った。だから、最後の1ハロン13.1は流し気味と見ていいだろう。1200通過が1.12.9と遅くないものでもあり、好タイムと言えるだろう。
これで1400ダートは2勝であり、いずれも藤田Jとのコンビ。ケイコも動く馬でもあり、まだまだ伸びしろはありそう。
これからは、牝馬だけでなく牡馬との戦いとなるだけに、さらなるタイムアップが要求されるだろうが、それも可能な馬と見ていいはずだ。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
3歳新馬
ダ1800m
勝ちタイム1.58.9
勝ち馬:ローレルジャブラニ(牡3、栗東・松永昌厩舎)
パドックから馬場に出てきて返し馬をして行く時に、固まって歩む馬の姿を見ていても、人気のヒルノクラウドの悪くない仕上がり具合を見て、『勝つな』と思えた。逆にローレルジャブラニは、背中が低い《せったれ》の体つきと524キロの馬体がやや太く映り、初はどうかと思ったものであった。4コーナーを回る時も、ローレルが先に手応えが悪くなる。やっぱり…と思ったものだが、そこからゴールはけっこう遠かった様で、最後に勝ち名乗りをあげたはローレルジャブラニの方であった…。
ヒルノクラウドが逃げて、ローレルジャブラニがすぐに2番手。しかし、予想された以上に流れは遅い。向こう正面では、最後方のアプジヒトだけが1頭少し離れたが、あとは4、5馬身の間に固まっている。
場内のアナウンスが『1000を1分8秒台で通過』と告げる。14秒台が3度も続く前半の流れ。4コーナー手前から速くなったが、先に手が動いたのは外のローレルジャブラニの方。コーナーリングで、内ヒルノクラウドが直線に入って少しリードを広げる。残り1ハロンで2馬身は出たのではなかろうか。
後ろが、タカノエイカンと馬体を併せて前を追う格好になったローレルジャブラニ。それが良かったのか、あと少しでゴールというところから一気に差が詰まりだし、ヒルノクラウドとの差がなくなり、ついには2頭が前に出る。
524キロの馬体を誇るローレルジャブラニだが、ケイコではポリトラックで77秒台、CWでも80秒台をマークしていた。ともに一杯に追っての仕上げ。それが最後に生きた形だろう。勝ち時計の遅さはそんな流れだけに仕方ないもの。手応え以上に伸びるところがセールスポイントとなるのだろう・・か。
土曜京都6R
3歳新馬
芝内1600m
勝ちタイム1.34.8
勝ち馬:サクラシオン(牝3、栗東・羽月厩舎)
男馬が6頭にせん馬が1頭。後は牝馬9頭となった組み合わせ。先週の牝馬限定新馬戦を除外になってしまった馬が5頭も出ている。勝ち馬のサクラシオンもその1頭であった。逃げたキタサンフクジンの3番手から前の2頭をかわわしての勝利。逃げたキタサンフクジンが2着で2番手ミラクルベリーが3着と、前々で展開した馬ばかりが上位となる今の京都芝を物語っているもの。勝ち時計もまずまず速いものでもあり、レベル的にも悪くない一戦だったと言えよう…。
スタートから出て行ったのが、キタサンフクジン。サクラシオンと、外からミラクルベリーも出て行く。エアワンピースもそこに顔を出している前半1000メートルが、59.5とまずまずの流れ。パトロールビデオで見ると、サクラシオンの小牧Jは、スタートが良かったのだが前に馬を置きたい様子。後ろをチラッと見て、キタサンフクジンの後ろのラチ沿いへと寄って行ったのが1ハロンまでの間に行われていた。壁を造っての先行策となって、脚を貯めた様子だ。
人気のエアワンピースは、4コーナーを回る時に若干手応えが見劣りだす。それでも直線でもうひと伸びしたらと思える位置で残り1ハロンを迎える。しかし弾ける事はなく、最後は脚もなかったのだろうが、内へケイトが入ってきて外へやや弾かれ気味のゴールで6着敗退だった。前へ行っていた馬でただ1頭残れなかった結果となってしまった。
ゴール前最後の1ハロンこそ12.1だったが、後は11.6が二度のラップ。上がりが要求される流れとなったが、サクラシオンはメンバー中最速の35.0で上がり、切れ味を見せた。5着までが内々でレースを進めた馬ばかり。ことほど左様に京都芝は内有利。ミラクルベリーが外枠からスッと内へ入ってと、枠に左右されないレースで上位に入ったもの。2番人気のディアヴァンドームは、4コーナーに入る時にもう手応えがなかった。次走どれだけ変身を見せるのだろうか。
土曜京都10R
若駒S
芝内2000m
勝ちタイム2.01.7
勝ち馬:リベルタス(牡3、栗東・角居厩舎)
朝日杯3着のリベルタスが、逃げたイデアの2番手を磐石の構えで追走して、直線も危なげなく伸びてユニバーサルバンクの追撃をシャットアウト。惜しまれたのはショウナンマイティで、直線でやや踏み遅れとなる位置。ゴール前も狭いところを出てきたのだが、捻れて脚を伸ばす様な形での3着。もっとやれていたように思えたものだった…が。
外から武豊Jが流れを読んで先手を打つ。そしてマイペースに落としての先行。1000メートルを1.01.0の平均ペースとする。しかし、その流れにも2番手の内で収めた福永Jリベルタス。『今の競馬は前で』と持論を持つ福永Jの位置だ。最初のカーヴでやや外へ行きかけそうなユニバーサルバンクを内めに治めたリスポリJ。ショウナンマイティの今日の課題は、前走が外々で掛かり気味となっただけに、如何に折り合うかだ。中団の内めで上手く折り合っているショウナンマイティだが、流れは絶対に前有利。勝負は最後の3ハロン。
直線入口で、もう逃げたイデアが抵抗する手応えではなく、残り1ハロンでは内で粘るだけ。そこでリベルタスが先頭、その外へ内からユニバーサクバンクが出して並べて来たのがゴール前。しかし体勢的にリベルタスが前に出たままでのゴール。
ショウナンマイティは、直線でやや外めに出してきた。前を行くナリタキングロードの外のスペースが少し開いたが、直ぐには入れなかった。そこが誤算だったのかも知れない。その後もまだショウナンマイティの進路はなかなか見つからない。やっと最後に開いた瞬間に前へと出てきたが、そこはユニバーサルバンクも通ってきた直ぐ脇。そのユニバーサルバンクが外へ流れ気味に追ってきているだけに、ショウナンマイティの浜中Jの体勢が左に傾き加減となりながらも追って出てきたもの。しかし、そのユニバーサルバンクにも届かず3着であった。
ディープインパクトの子供で3勝目を挙げたリベルタス。1800メートルの新馬戦、マイル戦の千両賞。そして2000メートルの今回である。厳しい流れも朝日杯で経験しており、まだまだ進化をして行きそうである。どうやら歩様の硬さが気になった返し馬だった様子だが、それも実戦では何とも感じさせない勝負強さ。結果をちゃんと出して行っているのが凄い。これからが楽しみな馬でもあり、西のホープとなりうる馬でもあるだろう。
日曜京都3R
3歳新馬
ダ1400m
勝ちタイム1.27.1
勝ち馬:トミケンヒーロー(牡3、栗東・領家厩舎)
1ハロンぐらい行ってから単独での先行となったトミケンヒーローが、結局はそのまま押し切った。直線ではもたれるのか、鞍上が手綱を絞ってばかりの動作。ステッキは最後に2、3発入れた程度だった。ゴール前でペガサスプリンスがよく詰め寄ってきてはいたが、体勢的にはほぼ決っていた感じでもあった…。
スタートで、シナトラソングが少しガクンと来て、位置が瞬時に悪くなってしまった。どうやら躓いて出てしまった様子。後ろから3頭めとなる位置。芝の部分からダートに入る時に、先頭はジョイライド、エーシンホーマーが並んで行きだす。その外へダッシュ良くトミケンヒーローも付いて来た。加速のついたトミケンヒーローが、そのまま外から前の2頭を抜いて先頭となって行く。
2ハロンぐらい過ぎて、2番手のジョイライドがやや下がり気味となり、エーシンホーマーが単独の2番手。3ハロンを過ぎたあたりで、クリスワールドが3番手に上がるが、その後ろにシナトラソングも上がって来ている。
前半の3ハロン通過が35.8とまずまずの流れか。4コーナー手前では先頭のトミケンヒーローの1馬身ないぐらいの後ろに、エーシンホーマー。半馬身後ろがクリスワールド。その半馬身後ろには、もうシナトラソングが上がって来ていた。
4コーナーのカーヴに入るあたりでは、シナトラソングが完全に外へ並びかけてきている。やや内の馬と、間隔を開けた外めを2番手に上がって来ている様子。回り切って直線に入ってきた時には、むしろ外めのシナトラソングが勢いづいて先頭に踊り出てこようかという雰囲気であった。
直線残り1ハロンの標識手前では、トミケンヒーローのリスポリJがチラッとオーロラビジョンを見ながら追い出す。シナトラソングはまだ1馬身の差で、トミケンヒーローに追いつかない。むしろ離れ気味となりつつある。そんなところへ、一完歩毎にペガサスプリンスが追いついて来ている。トミケンヒーローが完全に抜けたと思ったところへ、ペガサスプリンスが猛追して来た。
最後の1ハロンは13.2と流石に時計を要した。そこへ追い込んでき来たサンライズプリンスがいい脚を使うも届かず2着。3着シナトラソングで、そこから離れて4着がトーセンブリッツ。道中かなり若い面を見せながらのレースぶり。ゴール50メートルぐらい前からやっとハミを取り出したかの様な伸び具合であった。
トミケンヒーローが押し切ったが、1200通過も1.13.9とまずまずのもの。母系にサクラバクシンオーが入っているだけに、やはり短い距離が良さそうな馬でもある。
日曜京都6R
3歳500万下・牝
ダ1400m
勝ちタイム1.26.0
勝ち馬:オーシャンフリート(牝3、栗東・昆厩舎)
芝からダートに入って先頭に出てきたオーシャンフリート。結局はマイペースの逃げとなり、直線でも後続を寄せ付けずそのまま押し切った。2馬身差の2着は、好位5番手から外へ出したカラフルデイズが伸びて確保。しかし、このレースでスタート直後が審議となり、武豊Jが降着。よもやのアクシデントであった…。
芝からのスタート。好発は外のナムラドリーミー。半馬身ぐらい前に出たか。他はほとんど互角のスタート。内からイイデステップ、プントバンコ、マーベラスビジン、オーシャンフリートと固まってダートへと入る。その中からオーシャンフリートが少しずつ前へと出て行く。3ハロンが35.9とまずまずの流れ。
オーシャンフリートが頭を上下に振りながらの先行。少し行きたがっているのか。しかし12秒台の平均的なラップを踏んで行く。2番手にはマーベラスビジンが上がり3番手がナムラドリーミーとなって、4コーナーへと入って行く。
ナムラドリーミーの外へミヤジメーテルが並んで来て、カーヴに入る。直線に向く時には2番手のマーベラスビジンがもう一杯になっているのに、先頭のオーシャンフリートは涼しげな手応え。コーナーリングでまた1馬身、2馬身と少し離し気味として行く。さらに差が開いていく感じでさえある。追いかけるナムラドリーミーらの手応えが悪い。
残り1ハロンを過ぎて完全に勝利はオーシャンフリート。2着争いが微妙となり、ミヤジメーテルが上がったかと思えたところへ、岩田Jのアクションと共にカラフルデイズがかわして前に出る。
勝ったオーシャンフリートは、最後はステッキも使っていなくて、手綱を押すだけで、ゴールへと入った。だから、最後の1ハロン13.1は流し気味と見ていいだろう。1200通過が1.12.9と遅くないものでもあり、好タイムと言えるだろう。
これで1400ダートは2勝であり、いずれも藤田Jとのコンビ。ケイコも動く馬でもあり、まだまだ伸びしろはありそう。
これからは、牝馬だけでなく牡馬との戦いとなるだけに、さらなるタイムアップが要求されるだろうが、それも可能な馬と見ていいはずだ。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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