【凱旋門賞】独の3歳牝馬・デインドリームがレコード勝ち、日本勢は沈む

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10月2日(日)にフランスのロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞【Qatar Prix de l'Arc de Triomphe】(G1)(3歳上牡・牝、1着賞金:228万5,600ユーロ、芝2,400m)に日本から出走したヒルノダムールは好位をマークしていたが、直線で伸び脚がみられず馬群に沈んだ。ナカヤマフェスタは後方2~3番手でレースを進めたが、見せ場なく11着に終わっている。

勝ったのはA.シュタルケ騎手騎乗、ドイツの3歳牝馬・デインドリーム DANEDREAM(牝3、独・P.シールゲン厩舎)。道中はヒルノダムールの後ろのポジションを追走していたが、ただ一頭、脚色の違いをみせつけるように抜け出し、後続をアッという間に突き放した。勝ちタイムの2.24.49は97年のパントレセレプルを上回る凱旋門賞レコードで、ドイツ調教馬の優勝は1975年のシュターピール以来、2度目の快挙だった。シュタルケ騎手は凱旋門賞初勝利。

なお、勝ったデインドリームは3歳牝馬ながらドイツの古馬牡馬も出走するベルリン大賞、バーデン大賞のいずれも大差でGⅠを2連勝。一時は秋華賞にも登録をしていたが、 追加登録料10万ユーロを支払っての凱旋門賞出走だった。戦前から社台ファームの吉田照哉社長が所有権の一部を購入しており、将来は日本での繁殖入りが見込まれている。

2着には離れた2番手からレースを進めたシャレータ SHARETA(牝3、仏・A.ドゥロワイエデュプレ厩舎)、3着には昨年のエリザベス女王杯を圧勝したスノーフェアリーSNOW FAIRY(牝4、英・E.ダンロップ厩舎)。
4着にはソーユーシンク SO YOU THINK(牡5、愛・A.オブライエン厩舎)、5着にはセントニコラスアビー ST NICHOLAS ABBEY(牡4、愛・A.オブライエン厩舎)がそれぞれ入っている。

【藤田 伸二騎手(ヒルノダムール号騎乗)のコメント】
「レース自体は、いい競馬が出来ました。ただ、スタートまでにだいぶ入れ込んでしまったため、日本でも見せないような素振りをしていて、ゲートまでにすごい発汗があり、レースでは力が出せませんでした。」

【昆 貢調教師のコメント】
「準備は万全を尽くしましたが、雰囲気に飲まれてしまいました。パドックから入れ込み、冷静さを欠いて力を出せませんでした。相手も少し手強かったと思います。」

【蛯名 正義騎手(ナカヤマフェスタ号騎乗)のコメント】
「今年は長い休み明けのフォア賞(G2)を使い、凱旋門賞の出走まで漕ぎつけたことはすごいことだと思いますが、去年のような走りを見せることができず残念です。状態が大きくは良くならず、本来の姿に戻りませんでした。今回は残念でしたが、挑戦しないことには勝つことができませんので、今後もチャンスがあれば頑張りたいです。」

【二ノ宮 敬宇調教師のコメント】
「改めて、ヨーロッパ競馬のレベルの高さを感じました。紆余曲折がありましたが、ここまで来れたのはスタッフのお陰であり、ここまで連れて来てくれたオーナーに感謝したいです。フォア賞(G2)より調教は上手くいきました。良い時の走りではなかったですが、一生懸命走ってくれました。人も馬も学習して諦めずに挑戦を続け、いつかこのレースに勝ちたいと思います。」

デインドリーム
DANEDREAM

(牝3、独・P.シールゲン厩舎)
父:Lomitas
母:Danedrop
母父:Danehill
通算成績:12戦5勝
主なタイトル:
11 【ドイツ】 Grosser Preis Von Berlin(G1) 1着
11 【イタリア】 Oaks D'Italia(G2) 1着




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