専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
経験馬相手でも初戦から狙って面白い!
2017/7/21(金)
どうも!美浦の古川です。
この時期の3歳未勝利は頭打ちになった馬が多く、初出走馬がイキナリ勝ち負けになる場面がよくある。何らかの理由でデビューが遅れたが、能力のある初出走馬も多く、それを見極める事が高配当的中に結びつく。
土曜福島2R・3歳未勝利でデビューする⑨キーポップス(牝3、美浦・池上弘厩舎)は、牝馬ながら馬体重490キロ前後と大きく、力強いフットワークからダート向きと言える。さらに全兄キータイプ(牡5、美浦・池上弘厩舎)はダートで3勝を挙げており、厩舎は「兄さんよりも大きい馬で迫力がある」と期待を寄せている。稽古では古馬1000万にも先着しており、最終追い切りに跨がった石神深一騎手(レースでは吉田豊騎手)も素質の高さを感じ取った様子。
経験馬相手という点は割り引かなければいけないが、厩舎は「未勝利ぐらいは勝てる馬」と高評価を与えており、初戦から狙って面白い一頭だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。