専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
暮れの名物レースはこの馬で決まり!
2014/12/18(木)
どうも!美浦の古川です。
毎年、有馬記念の週に行われる暮れの名物・中山大障害(J・G1)だが、今年は1週前の今週に行われる。毎週トレセンで障害ジョッキー達に取材するのが私の日課。いつものように障害ジョッキーが集まる北馬場のスタンドに行くと、五十嵐雄騎手が調教を終えて一服していた。五十嵐雄騎手と言えば、J・G1連勝中のアポロマーベリックのジョッキーである。
昨年の中山大障害はアポロマーベリックに初騎乗であったが、稽古の時から好感触を持っており、レースでは5番人気ながら8馬身差の圧勝。今春も中山グランドJで5馬身差の圧勝、向かうところ敵無しの状態。
しかし、秋初戦は久々と斤量差が響いたものの6着惨敗。昨年と比べると順調さを欠くが、前走に平地を使った事で太めの馬体も解消しており、態勢は万全。一本被りの人気にも全く動じていない五十嵐雄騎手は「単勝2倍ぐらいかな」と余裕綽々で、さらに「勝負づけのついているこの相手では負けられない」と自信を隠さない。
相手中心は関西馬になろうが、ドリームセーリング騎乗の石神騎手は「マイペースに持ち込めればチャンスはある」とトーンは高く、中山障害コースで3連対の実績は侮れない。
「穴ズバッ」読者の皆さんも是非とも中山大障害にご注目いただき、私の見解をご参考に馬券を買ってみては如何かな?
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。