専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
初戦から狙える新馬!
2015/7/17(金)
どうも!美浦の古川です。
以前に「この時季の新馬は力がある馬ではないと、前々で競馬ができないもので、そういう馬を見つけ出すのが重要」と申し上げた。それはこと短距離戦となれば、芝ダートを問わず、ゲートが良くスピードがある馬を狙い撃ちたいところで顕著である。
土曜の「穴ズバッ」で取り上げる福島6R(2歳新馬)の⑧スガノラッシュは小柄な牝馬で、新馬向きの仕上がり早。目立った時計は出ていないが、稽古の動きはなかなかの推進力を見せている。兄姉には障害で5勝を挙げたディアマジェスティや、阪神JFにも駒を進めたエンジェルクルーなどがおり、陣営は「スタートが速くて、スピードがある。イキナリから勝負になって良い」と期待十分。その気配と陣営の自信からも注目の一頭だ。
余談だが、東北の宮城県仙台で会社経営するオーナーに合わせて、福島デビューとなった模様。さらに鞍上も福島出身の田辺となれば、狙わずにはいられない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。