騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【七夕賞】大幅に前進あり!?レジェンド・中野栄治元調教師の光る慧眼!
2026/7/11(土)
| 当週 美浦坂路(良) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 55.0 | 39.7 | 25.7 | 12.5 | 馬なり | ||
今週は七夕賞だね。日曜は福島競馬場に行ってくるので、土産話があれば来週にでもしよう。
七夕と言えば若い頃を思い出すなぁ。福島出張の際には家族を呼んで、ジョッキー仲間とともに仙台七夕まつりに行ったものだよ。
仙台七夕まつりといえば、青森のねぶた祭、秋田の竿燈(かんとう)まつりと並んで"東北三大祭り"の一つに数えられる。前夜祭には花火も打ち上がるので観光客も多いんだ。
ちなみに仙台の七夕は旧暦で行われるので、8月6日~8日に開催されるんだよね。福島の七夕賞とは時期がズレるけれど、当時の僕の出張のタイミングと重なっていたんだ。
50年くらい前の話になってしまうけれど(笑)、3人の娘を連れて七夕まつりに行った時に、当時4歳の長女がいなくなってしまってね。
あの時は焦ったなぁ。その後にアナウンスで保護されていたのが分かってホッとしたよ。そんな僕が言うのもなんだけれど、小さいお子様連れでご旅行される方は気を付けていただいて、この夏も楽しい思い出を作ってくださいね!
それでは本題に移して、今週の七夕賞、ナンバーワンはコントラポストだ。
1週前のウッドコースでは重い馬場ながら活気があって、今週の坂路も気持ち良さそうに登坂していたね。前走からの上積みは十分。
その前走は去勢明け初戦でもあった。まだ様子見だったと思うけれど、それでいて見せ場は十分あったからね。今回は大幅に前進があっていいと思うな。
センツブラッドは1週前追い切りこそ物足りない動きだったけれど、ビシッと追ったことでスイッチが入ったようだね。今週の動きは反応も鋭かった。惨敗続きも実績のある福島でガラリ一変があっても驚けないね。
カラマティアノスは3週続けて3頭併せと意欲的。今週は未勝利馬に遅れたものの、リラックスして自分のリズムで走れていたので全く問題はないね。前走は力みもあったので、その意味で落ち着きが出たのは良い傾向だ。
最後にマイネルモーント。1週前はレパードSを予定している僚馬ドンエレクトスに先着。キビキビとした動きでゴムまりのように弾んでいたし、ここ一連と比べても雰囲気はかなり良いと思うよ。
レイナデアルシーラ
日曜の狙いは小倉メインのレイナデアルシーラ。前走のエンプレス杯は3着だったけれど、ちょっと距離が長かったかな。距離を短縮した今回は粘り腰も変わってくるんじゃないかな。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。




