日曜福島11R 七夕賞(G3)(芝2000m)

頭数は落ち着いたが、どこからでも入れそうな大混戦だ。
実績上位の2頭にはそれぞれ不安点がある。まずゼーヴィントは脚部不安による5ケ月半ぶりの休み明け。マルターズアポジーは、問答無用の大逃げがハマれば何の心配もないが、ハンデを気にして当週まで出否未定だったし、また近年はトップハンデがヒモまでという強い傾向も気になるところ。

ならば、ブリンカーを付けてから安定してきた⑪マイネルフロストを軸としたい。外枠を気にする向きもあるが、この頭数で、しかもスタートしてから最初のコーナーまでの距離が長い福島2000mなら全く気にしなくていい。
先週の当該コース、そして去年夏の当該コースでもそうだったが、サンデー系のパワータイプの種牡馬の産駒の好走がやたらと目立っている。加えて母方もローカル向き。57キロは克服済みで、コース不問の器用さを活かし、勝ち切れないまでも上位は取ってくれるはずだ。

このレースのポイントはヒモ穴のチョイスだろう。まず注目は⑤バーディーイーグルだ。追い込みに回ると厳しいが、中団あたりから進めば一発あっていい。このレースで時として人気薄を激走させるロベルト系(ミキノバンジョー、タガノエルシコ)。去年は7着だったが、出負け気味から終始外を回らされたもの。今回は馬群の中で内目を進みたい。
そして①パドルウィールは、こちらもマデイラ、オリオンザジャパンと2年続けて人気薄を3着に送り込み、波乱を演出しているクロフネ産駒。共にヒモ穴として入れておきたい。

上位評価はもちろん⑨マルターズアポジー、⑧ゼーヴィント、さらに②スズカデヴィアスの人気所と、③フェルメッツァ。