
- 3月16日 中山11R スプリングS(G2)
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本命馬◎ピコチャンブラック(2人気) 1着
タフな馬場も問題なし!
- 3月16日 中京11R 金鯱賞(G2)
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本命馬◎ホウオウビスケッツ(1人気) 2着
お宝馬$キングズパレス(6人気)3着
【東スポ杯2歳S】今年はどっちだ
2019/11/15(金)
土曜東京11R 東京スポーツ杯2歳S(G3)
◎本命馬&お宝馬 |
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⑧マイネルデステリョ (牡2、栗東・畠山吉厩舎、津村騎手) |
かつては毎年のように、連対馬からクラシックホースを輩出していた登竜門。しかしここ数年は、同様の価値を維持するケースと、2歳ピークの早熟馬が完成度で上回るケースが代わる代わる訪れている。また中山が舞台のホープフルSのG1昇格により、馬質もやや変化してきていて、以前よりもパワー血統の出走が増えてきた感も。今年は素質、完成度、どちらに分があるだろうか。
出走馬の血統、有力馬のここまでのレース内容から、今年は完成度優位に振れるとみた。瞬発力タイプが覚えたスローから高速上がりの競馬を、早くから動いて押さえ込むパワー、持続力タイプの馬が粉砕するというパターンだ。となると、2歳秋の時点ですでにそうした競馬をある程度完成に近づけている⑧マイネルデステリョが中心となる。
前走の内容は圧巻だった。2000m戦ながら、前半3Fをマイル出走組よりも速い時計で先行し、ラップをさほど緩めずに押し切ってのレコード勝ち。レコード自体には高速馬場の恩恵があるのでさほど意味はないが、脚の使い方はまさに持続力型のそれである。おそらくは母の父ゼンノロブロイに由来するものであろう。
近親にメイケイベガスター、モエレソーブラッズ、ペニーホイッスルらがいると書けば、父方不問の早熟牝系であることは明らか。ある程度は人気になってしまうだろうが、それでもディープ産駒や社台系生産馬が上位に支持されるので、意外とおいしいオッズにはなるとみて、本命兼お宝馬とする。
相手上位は ②リグージェ、①ラインベック。 押さえに ⑤アルジャンナ、⑥コントレイル。

プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。