- 11月24日 東京12R ジャパンカップ(G1)
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本命馬◎ドウデュース(1人気) 1着
2週続けてG1突破!
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
【日経賞】暗雲を掃う快走
2020/3/27(金)
土曜中山11R 日経賞(G2)
◎本命馬&お宝馬 |
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⑪サンアップルトン (牡4、美浦・中野厩舎、柴田善騎手) |
いまだ好転の兆しが見えないウイルス禍。さらに中山は、土曜は曇りから雨の予報。心も天候も暗い中での週末だが、馬は3場で力いっぱい走る。暗さを吹き飛ばす快走を応援したい。私が土曜の中山メイン、日経賞で期待するのは、上がり馬⑪サンアップルトンだ。
前走は、終始外を回らされて大きな距離ロスがありながら、直線坂でもうひと伸びしてねじ伏せるという着差以上の強さ。秋以降完全に本格化の軌道を描いている。
父ゼンノロブロイはこのレース2着、同舞台の有馬記念を完勝。代表産駒の1頭ペルーサも日経賞2着。またゼンノロブロイ産駒は渋った馬場も問題なし。一族にはアンバーシャダイもいるということで、中山2500への適性はとても高い配合といえる。
本来はステイゴールド産駒やその孫世代に最適のコースも、今回該当の4頭にはいずれも小さくない不安点があり、敢えて評価を下げた。産駒数が減ってきたベテラン種牡馬ゼンノロブロイだが、サンアップルトンが最後の傑作となるかどうか。雄飛を期待したい一戦として、本命兼お宝馬に指名する。
相手上位は ①サトノクロニクル、⑩モズベッロ、④レッドレオン。 押さえに ⑭ミッキースワロー、⑫スティッフェリオ、③ポンテザール。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。