シャープなフォルムで筋肉の質感はしなやか。骨格は兄姉と似ており、伸縮性のある胴周り、バネ感十分の後肢から良質な瞬発力を感じさせる。繋ぎには程よいゆとりがあって、本来は良馬場でこそのタイプか。2歳時から体重の大きな変化は無いものの、背は徐々に伸びて、体つきにもメリハリが出てきた。まだ成長の余地を残すものの、トモの下腿部には血管が浮き上がり、筋肉の張りがいい。中3週での参戦も腹周りは細すぎることなく、1週前のコンディションとしては上々。力を出せるデキにある。

父シルバーステート譲りの豊富な筋肉量が目立つ、パワフルな体つき。筋肉の質感は柔軟で、肩のラインは程よく傾斜し、肩関節の可動域も広い。骨格のバランスに対して、背中周りは窮屈に見せず、やや持続型に出ている印象。中山で3勝を挙げているが、直線の長い東京コースでも力は出せるはず。掛かりやすい気性の持ち主ではあるものの、距離も2000mくらいまではこなせそう。毛艶に光沢があり、今季4戦目となるが見た目に疲れは感じさせない。ボリューム感ある体形で馬体減りもなく、いい状態で出走できそう。

前後にまとまりがあり、四肢をスラっと見せるバランスが整った骨格の持ち主。後躯の横幅が広く、大腿筋膜周辺も膨らむように発達しているように、肉付きもいい。良質なスピードを秘めている。飛節は地面と垂直に、真っ直ぐ伸びた「直飛」の構造で、跳びが大きく綺麗な走りをする。広い東京コースでノビノビと走って、どこまで粘りこめるか。骨格・筋肉ともに完成度は高そう。いつも良く見せるタイプの馬ではあるが、前回に比べると全体にボリュームアップした印象。ただし太め感はなく、筋肉の張りはスプリングS時よりも上。使った上積みはある。

スプリンターの父よりも全体に素軽さが目立つフォルムで、後肢の飛節も真っ直ぐに伸びた「直飛」の構造。戦績が示すとおり、1600mはベストの距離といえそう。半腱半膜様筋にスジが浮いており、大腿筋膜も発達。まだ成長の余地を残しているが、現状でも後躯のボリューム感はかなりのモノ。クビも十分に太さがあり、優れたパワーを秘める。ジュニアC以来、約4ヶ月ぶりの実戦となるが、1週前の時点で薄っすらと肋骨が浮き上がっており、太め感なく仕上がっている印象。肌ツヤも良好で、体調面に不安なし。

全体に丸みのあるフォルムで、筋肉質な父マインドユアビスケッツの特徴が表れている印象。腹袋に膨らみがあり、骨格に対してやや背中を長く見せる体形。切れるイメージはないが、パワーで押し切るような形に持ち込めれば強いタイプ。蹄は大きいが縦幅・厚みがあり、繋ぎの角度も父譲りで立ち気味。渋った馬場にも対応はできそうで、将来的にはダート路線を走っている可能性も。まだ成長の余地を残しつつも、後肢の下腿部にはしっかりと血管が浮いており、現状ベストに近い筋肉の張りを示している。

骨格のバランスが良く、伸縮性を感じさせるフォルム。歩様に柔軟性があり、筋肉の付き方もしなやか。近2走は自在性が出て好位から競馬を進めているが、本質は溜めて末脚を活かしたほうがいいタイプに見える。胴周りは窮屈に見せず、肩関節の可動域も広い。直線の長い東京コースは合っている印象だ。今回が春4戦目。毛艶、筋肉の張りは前走時のほうが良く見えるように、大きな上積みは感じないものの、コンパクトな馬体を減らすことなく保てている。腹周りをふっくらと見せている点は好印象。

肉付きのいい体形で、特筆すべきは雄大な腹袋。母の父ドバウィの特徴が発現した体つきで、500キロ超の馬格が示す通り、典型的なパワータイプ。クビから肩周りにかけての発達も顕著。決め手勝負になると少し分が悪い印象も、消耗戦では無類の強さを発揮しそうな馬体。繋ぎはやや短めで、蹄底には厚みがある。雨で道悪になった際に注目したい1頭。中2週での参戦も、体つきにはボリューム感があって、デキ落ちは一切感じられない。トモの半腱半膜様筋にはスジがハッキリと浮いており、張り感も十分。

父譲りでガッシリとした体つき。まだ緩い面は残っているものの、後躯には横幅があり、容量自体はかなり広い。筋肉質なタイプではあるものの、関節は十分に稼働し、また筋肉の質感も決して硬くない。ただし、半兄ダノンザキッドと比較すると、父がロードカナロアに替わったこともあって、本馬のほうがよりパワー型に出ている。2000mも許容範囲だが、ベストは1600mだろう。四肢に長さがあって、跳びが大きい。小回りから直線の長い東京コースに替わる点はプラス。皐月賞で大敗したダメージは感じられず、一度使って体つきは締まってきた。デキは前走以上。

前脚が短く、重心が前傾している立ち姿。筋肉量も豊富で、特に発達した後躯の大腿筋膜は目を引く。後肢の飛節は折りの深い「曲飛」タイプ。大型馬でも四肢の回転力に優れ、安定した先行力・スピードを秘める。馬体からはパワーで押し切る戦法が得意なスプリンターといった印象が強く、決め手を必要とする1600m戦への対応がカギになりそう。1週前の時点で薄っすらと肋骨が浮き上がり、このレースを目標にキッチリと仕上げられてきたことが分かる。トモもパンと張っていて、状態面に関しては一切の不安なし。

肩のラインが立ち気味で、後肢の飛節も「くの字」に折れた「曲飛」型の構造。少し硬めの歩様で関節の可動域は広くないタイプ。コンパクトにまとまっているが、筋肉量は水準以上で、質感はやや硬い部類に入る。スピードに長けた短距離志向の強いタイプ。距離が延びていい印象はなく、今後の成長次第でスプリント路線にシフトしていく可能性も。決め手勝負になった時の対応が課題。今回は速力を活かす競馬で踏ん張れるかがカギ。大敗後でも筋肉の張りはまずまず、引き締まった体つきをキープ。前走との比較はできないが、力は発揮できそうだ。