好メンバーは東京芝のマイル戦。ディープインパクト産駒を中心に、良血馬が続々登場する。

2月8日

◆東京ダート1400m

プレシャスガール(牝、Speightatown×Pressurizing、栗東・藤岡厩舎)
おばに北米G1を13勝し、アメリカ年度代表馬にも輝いた名牝ゼニヤッタ、北米G1を3勝したバランスがいる。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は、CWで一杯に5F65秒台、1F12秒台前半の好時計をマークし、3頭併せで最先着している。


2月9日

◆東京芝1600m

ストラテジーマップ(牡、ディープインパクト×スウィフトデンパー、美浦・菊沢厩舎)
母は北米G1勝ち馬。半兄スウィフトレイド(現5勝)、半姉ブリッツアウェイ(現3勝)。「ここまで順調にきているし、1週除外されて丁度いい感じになりそう。芝ダートどちらか適性は未知で、当週の馬場を見ながらレースを選択したい」と菊沢師。調教は、坂路54秒9-13秒7を余力残しでマーク。目立った時計は無いものの、速めの本数は多く、仕上がりは進んでいる。一応芝のレースを予定も、ダート戦に出走もあるかもしれない。鞍上は横山典騎手。

ラパンセソバージュ(牡、ダイワメジャー×ブラジリアンビューティ、美浦・大竹厩舎)
近親にサトノルークス(菊花賞2着)、タッチングスピーチ(ローズS勝ち馬)。「稽古は動けている。デビューが遅れたが、今の新馬戦のレベルならいきなり勝負になっても」と大竹師。調教は芝で4F52秒台と軽めだが、2週前にはウッドで5F67秒台、1F12秒台前半の時計を出しており、1週前の軽めは既に出来上がっているということだろう。鞍上はMデムーロ騎手。

ロッタチャンセズ(牝、ディープインパクト×ワッツダチャンセズ、美浦・堀厩舎)
母は北米G1勝ち馬、ブリーダーズCジュヴェナイルフィリーズターフ2着)。カイバ喰いが細く、馬体重は400キロ前後。こんな状況もあってか調教は軽めが多かったが、1週前はウッドで強めに5F68秒台、1F12秒台半ばの時計を出し、レースへ向けピッチが上がってきた。鞍上は石橋騎手

ヴェルズネイ(牝、ディープインパクト×シャンパンドーロ、美浦・堀厩舎)
母はエイコーンSなど北米G1を2勝。半兄フォーギーナイト(現3勝)。前出ロッタチャンセズを追走し、ウッドで5F68秒台、1F12秒台半ばの時計で併入している。鞍上はルメール騎手。

アクロアイト(牝、ハーツクライ×ウィーミスフランキー、美浦・大竹厩舎)
母は北米G1を2勝。半姉アドマイヤビーナス(現2勝)。2日の東京マイルを除外になり、ここへ回る予定。芝で4F52秒台と軽めだが、2週前にはウッドで5F67秒台、1F12秒台前半の好時計をマークしている。

デルマダイヤモンド(牡、フェノーメノ×タッチフォーゴールド、美浦・戸田厩舎)
半兄タッチミーノット(中山金杯勝ち馬)。千葉サラブレッドセール4320万円(税込)。時計は、ポリトラックで5F69秒台、1F11秒台後半。12月末にはウッドで68秒台の時計を出しており、調教量も多く仕上がりに抜かりはない。

◆東京ダート1600m

ペンタグラム(牡、エイシンフラッシュ×ファイブスター、美浦・栗田厩舎)
母は3勝、母の妹ノボリディアーナ(府中牝馬S勝ち馬)、母の弟ダノンミル(若葉S1着)。2日の東京マイル戦を除外となり、こちらへ回る。調教は、ウッドで一杯に5F67秒台、1F12秒台半ば。2週連続で水準レベルをクリアする時計を出しており、初戦から好勝負を期待できる。鞍上は田辺騎手

ジョインザフロウ(牝、ルーラーシップ×ウィズザフロウ、美浦・奥村武厩舎)
全兄キタサンバルカン(現1勝、青葉賞4着)。母の妹ローブティサージュ(阪神JF勝ち馬)。坂路で、余力を残して54秒8-13秒6をマーク。時計が遅いのは、雨で馬場が重かったため。古馬2勝クラスに先着しており、中身は悪くない。

◆京都芝1600m

レヴィオーサ(牡、キングカメハメハ×ヴィルシーナ、栗東・友道厩舎)
母はヴィクトリアマイルを2勝。全兄ブラヴァス(現3勝)。おじにシュヴァルグラン(ジャパンC勝ち馬)、おばにヴィブロス(ドバイターフ、秋華賞勝ち馬)がいる。「軽いフットワークで芝向き。綺麗な馬場が合いそうな印象で、今の力のいる芝がどうかだが、ゆかりの血統だけに期待している」と大江助手。2週連続で除外となったが、今週はデビューできそうだ。調教は坂路54秒1-13秒8。併せた相手に遅れたが、向こうは一杯、こちらは軽く気合を入れた程度の手応えだった。鞍上は武豊騎手。